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これまで鑑賞記を書き貯めていましたので順次掲載します。最初は4月上旬の復活祭休暇から。今年のイースターは6日(金)から9日(月)までの4日間、日本のゴールデンウィークのようなものですね。私はもちろん音楽鑑賞旅行に当てました。6日と7日がベルリン、8日の朝から鉄道でミュンヘンへ移動して『パルジファル』を鑑賞という日程。
2007年4月6日(金)15:00 ベルリンフィルハーモニー
ケント・ナガノ指揮 ドイチェ・シンフォニーオーケストラ・ベルリン
バッハ 『マタイ受難曲』
ベルリン第一日目は、フィルハーモニーでナガノとドイチェ・シンフォニーオケの『マタイ受難曲』、次いでバレンボイムとシュターツカペレによるマーラーのダブルヘッダーです。私は、ナガノとドイチェシンフォニーオケは、バーデン・バーデンのワーグナー及びザルツブルクの『烙印を押された人々』を鑑賞して興味をもちました。それまで、ケント・ナガノなんて見向きもしなかったんですけどね。小澤後のサイトウキネンフェスティバルの音楽監督の有力候補という噂もありますがどうなんでしょうか?
この日の演奏会のために、再度コープマンとアムステルダムバロックオケの同曲のDVDを見ました。どの歌手も歌い方は派手ではありませんが、ジワジワと感動が伝わってくる名盤です。音楽が進むにつれて会場のすべてが、緊張感とともに別世界へ連れていかれるようです。『マタイ』は長くて苦手という方にはぜひお薦めしたいDVDです。理解が深まるはずです。マタイの実演は三回目で、過去二回のコープマンの来日公演とケルンカンマーオケいずれの演奏会も素晴らしいものでした。これらの演奏会で受けた印象ははじめに書いたDVDで受けた印象と同じようなものです。今回のナガノの演奏はドラマチックな表現に重きを置いたものでした。特に歌唱陣全体にそれが徹底していたように思います。また各楽器のソロの場面はアムステルダムバロックオケの方が弾き慣れているせいか、随分と雄弁です。ドイチェ・シンフォニーオケはちょっとおとなしめです。しかし全体的には大変美しくレベルも高いがちょっと何かスパイスが足りないような感じの演奏でした。なかなか評価の難しい『マタイ』ですね。この曲はやはりまだまだ聴き込まなければと改めて思いました。
KARFREITAG 6. APRIL 2007
JOHANN SEBASTIAN BACH (1685-1750)
Passio Domini Nostri Jesu Christo secundum Matthaeum
(Passion unseres Herren Jesu Christi nach dem Evangelisten Matthaeus)
BWV 244 (1727/29/36)
KENT NAGANO
Martin Petzold Evangelist (Tenor)
Dietrich Henschel Jesus (Bass)
Annette Dasch Sopran-Arien, Magd I, Frau des Pilatus
Bernarda Fink Alt-Arien, Magd II, Zeuge I
Steve Davislim Tenor-Arien, Zeuge II
Detlef Roth Bass-Arien, Judas, Petus, Pilatus, ein Hoherpriester
Windsbacher Knabenchor
Karl Friedrich Beringer Choreinstudierung
Deusches Symphonie Orchester Berlin
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