2007/08 鑑賞記(欧)

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]

ドレスデンでマイスタージンガーを鑑賞した次の日は、帰る途中ベルリンによりコンツェルトハウスオーケストラの演奏会へ行きました。

2007年10月21日(日)16:00 コンツェルトハウス ベルリン
コンツェルトハウスオーケストラ・ベルリン定期演奏会

グルック『オルフェオとエウリディーチェ』

Ann Hallenberg Alt (Orfeo)
Klara Ek Sopran (Euridice)
Sunhae Im (Amore)

ローター・ツァグローゼク(指揮)
コンツェルトハウスオーケストラ・ベルリン
RIAS室内合唱団(合唱指揮 Ralf Sochaczewski)

舞台上に簡単なセットがあり3人の独唱者のみそこで演技をするというものでした。


ベルリンのコンツェルトハウスはほぼ満員。度々演奏される曲ですが、こんなにお客が入る程面白い曲かなあ?(失礼)と思いながら鑑賞しました。それはともかく、コンツェルトハウスオーケストラはかつて、ザンデルリンクが率いていたベルリン交響楽団です。かつて旧西側にも同名のオケがあり、こちらは現在もベルリン交響楽団という名称を使っています。

オケの音色非常にいいですねえ。ベルリンのオケは、ベルリンフィル、DSO、ベルリン放送響、SKBと聴いてきましたが、このどれよりも音色が素朴で暖かい、悪い言い方をすれば田舎くさい音です。しかし、アンサンブルもしっかりしており派手さはないけど丁寧な演奏をしてくれます。ツァグローゼクに関しては、これまであまり面白い演奏だと感じたことはないのですが、今回も同じ印象です。しかし、今回はRIAS室内合唱団を聴くことができたのが非常にうれしいです。

もっと巨大オケもの、マーラーあたりを聴いてみたいですね。

イメージ 1

大植のデュッセルドルフ響への初客演となった、10/12, 14, 15のコンサートのうち14日の日曜マチネのコンサートを聴きました。結論からいいますと大成功です。ホルストの『惑星』終演後、拍手とブラボーの嵐でした。


2007年10月14日(日)11:00 トーンハレ デュッセルドルフ
デュッセルドルフ交響楽団演奏会

ベートーベン 『エグモント』序曲 作品84
ブリテン ヴァイオリン協奏曲 作品15
ホルスト 『惑星』 作品32

Matthew Trusler(ヴァイオリン)
大植英次(指揮)


曲目は前半が、ベートーベンの『エグモント』とブリテンのヴァイオリン協奏曲で、『エグモント』では指揮棒を持たずに指揮をしましたが、演奏自体は指揮ぶりは激しくてオケを煽るのですが正攻法でじっくりと堪能させてもらえました。ブリテンのヴァイオリン協奏曲は、ヴァイオリンのMatthew Trusler(イギリス人?)の分厚く豊かな音色と相まって、初めての曲ですが楽しむことができました。アジア系の女性ヴァイオリニストは、研ぎすまされて磨き抜かれた美しい響きをだすことには優れている人が多いですが、時に鋭過ぎて聴くのがつらいことがあります。それに対して欧米系の男性ヴァイオリニストには、Truslerのように豊かで伸びのある響きをもった人が多く、このブリテンのように現代音楽に片足を突っ込んでいるような曲が非常に聴きやすいと感じました。

後半、ホルストの『惑星』は大植節が炸裂で、指揮姿が決して美しいわけではないけれど全身を使って指揮をする姿はやりたいことがはっきりと伝わってきます。木星で途中完全に指揮を止めてオケに弾かせるところがあったのですが、楽員たちの顔から笑みがこぼれ、オケの後ろに座っているお客さんもみな楽しそうでした。大植の音楽はストレートでわかりやすい表現が魅力だと思います。楽譜を研究しながら気難しい議論をするのではなくて(もちろんたくさん勉強されているのはわかります)、聴く側の感情に直接飛び込む音楽が魅力だと思います。最後女声合唱が入りオケの音が止まり、声のみとなって会場内ステージ上も含めて全ての明かりが消されました。プラネタリウムを真似たホールで、幻想的な雰囲気を味わうことができました。

ドイツで活躍する指揮者、上岡についで大植を今回聴きましたがどちらも素晴らしい演奏で会場のお客さんも多いに湧いていました。

ベルリンのコーミッシェオーパーでモーツァルトの『ドン・ジョバンニ』を観て来ました。オクトーバーフェスティバルなのでしょうか?この日は日曜日なのですが、営業している店が結構あります。私がベルリンに行った時に必ず行くドゥスマンというDVD,CDショップも営業していました。さてコーミッシェオーパーは、昨シーズン『ばらの騎士』と『後宮からの誘拐』を鑑賞しました。前者はムスバッハによる非常に美しい演出でした。後者はビエイトによるかなり刺激的な過激な演出でした。今回の『ドン・ジョバンニ』も演出家はコンビチュニーということでそれなりに覚悟はしていたので、それなりに楽しんで舞台を見ることができました。ただやはりあらすじを大きく変えているので完全な理解は難しかったです。

第一幕の最後から騎士長があらわれたりこのままドン・ジョバンニと肩を組んで出て行き幕でした。第二幕では登場人物が途中でほとんど射殺されてしまったり、レジーテアターの本領発揮の舞台でした。音楽にも手を加えているのですが、結構楽しむことが出来ます。他のお客さんもそれなりに満足そうでしたし。しかし今回驚いたのは、指揮者が十束尚弘だったことです。恥ずかしながらこの日まで気づきませんでした。十束の指揮は、早いテンポで緩急を付けかなり劇的な表現もよく出ていたと思います。例えば序曲の出だしや、地獄落ちの場面もなかなか立派だったと思います。コーミッシェオーパー側が十束をどのように評価するのかはわかりませんが、ぜひここで定期的に呼ばれる指揮者になって欲しいものです。

歌唱陣は、非常に良い出来でした。これまでにもここのオペラハウスの歌唱陣は歌よし演技良しの人ばかりです。

(詳細は後日)

2007年10月6日(土)20:00 ベルリンフィルハーモニー
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団コンサート

ブルックナー交響曲第8番ハ短調

ベルナルト・ハイテンク指揮


先週の土曜日はベルリンでハイティンク指揮のベルリンフィルの演奏会を聴いて来ました。ベルリンは9月は音楽祭期間中で、コーミッシェオーパーとシュターツオーパーもシーズン開幕ですが、シュターツオーパーの方は現在バレンボイムとともに来日中です。DOBは改修工事中で10月よりスタートしました。まだシーズン始まって間もないですが、今シーズン屈指のコンサートに恐らくなるのではないかと思いました。曲目はブルックナーの交響曲第8番のみ。この曲の実演は、名古屋で朝比奈/大阪フィルを聴いたのみです。この演奏もなかなか凄まじくて感動したのですが、ハイティンク/ベルリンフィルによる演奏はその思い出を吹き飛ばしてしまう演奏でした。最近はルツェルンなんかでも、コンセルトヘボウとこの曲を取り上げていますから、なかなか自身も持っているのでしょう。実は、ハイティンクのブルックナーはCDでも一度も聴いたことがありません。

第一楽章から異常な緊張感に包まれていて咳やくしゃみの音もほとんど聴こえないほどでした。非常にゆったりしたテンポで始まったのですが、ベルリンフィルのアンサンブルには改めて感心したものの、スケール感に乏しくオケがきちんと鳴りきっていない印象を受けました。ひらべったい、ただただ長いだけの第一楽章にやはりハイティンクは、凡庸な指揮者なのかなあとちょっとがっかりしました。

いい印象を持てなかった第一楽章ですが、第二楽章からは一転、早めのテンポで颯爽と駆け抜けていくようで音楽が生き生きとしてきました。

圧巻だったのは第三楽章で再びテンポは遅くなりましたが、音楽が弛緩せず、なんとも切なくそして美しく音楽が流れ始めました。ブルックナー休止のあと、静かにオケが奏で始めるところは鳥肌が経つ程でした。いつまでも終わって欲しくない第三楽章、無限に美しい音楽がながれているようでした。

フィナーレは、一転、凄まじい迫力で演奏された第一主題、金管群とティンパニはかっこ良すぎです。再び早めのテンポになり圧倒的なクライマックスを築き上げました。一楽章からは想像がつかなかった終わりです。

今回の演奏、後半二楽章が超名演でした。団員が引き上げた後も鳴り止まない拍手に答えてハイティンクが一人ステージに現れました。私も久々に興奮しました。終了後『江戸』というフリードリヒシュトラーセにある日本料理にいったのですが、これまでにドイツで食べたどの和食店よりもおいしく感激しました。ついている一日でした。

イエヌーファ DOR

10月3日は、ドイツ統一記念日で休みでしたので、デュッセルドルフで『イエヌーファ』を観て来ました。初めて観るオペラでしたが予習をきっちりやっていったので比較的よく理解できたと思います。二幕が少し凡長に感じられたのに比べ、三幕で赤児の遺体を発見し、教会のおばさんによる告白、そしてラツァとイエヌーファによる愛の確認までの展開が早すぎやしないかと思いました。


2007年10月3日(水)19:30 ドイチェオーパ・アム・ライン(DOR) デュッセルドルフ
ヤナーチェク『イエヌーファ』

演出は比較的簡素なつくりで、歌手の演技と小道具を中心にして薦められていくので見やすい舞台でした。私はこのような演出は結構好きです。また読み替えもなく落ち着いてみることが出来ます。

フィオーレとデュッセルドルフ響は、これまで見せてくれた素晴らしい演奏に比べると、ちょっとイマイチだったのかもしれませんが、まあ悪くはないです(いつも最高の演奏をするのは難しいですから)。

歌唱陣は、今回も中心となる歌手はみな素晴らしくいい出来でした。ただ今回違和感を感じるようになったのは、歌手の歌い方発声です。とにかくみんな大声で絶叫するのです。絶叫すればするほど動きも大きくなってきますから自然と劇的な感じにも見えます。しかし、オペラは歌ですよ。歌って感情表現をしなければ、、。最近のワーグナー演奏にもよくみられることですが、、、。

(演奏者等詳細は後日)

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
dom*6w*g*er
dom*6w*g*er
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事