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昨日NHKの古典芸能の番組で『靭猿(うつぼざる)』というのをやっていました。
面白いのでつい見入ってしまいましたが、ストーリーは大名が“靭(うつぼ)”、つまり矢を納めておくケースに使う猿の皮を探しているところに、ちょうど子猿を連れた猿曳きにでくわし、子猿の毛並みの美しさに大名はこれをケースのカバーにしようと、猿曳きに向って子猿を殺すように命じます。
猿曳きは大名に子猿の命を見逃してやって貰えるように懇願しますが大名は聞き入れず、仕方なく猿曳きは大名の命に従うことにします。
矢で射ると皮に傷がつくので、一撃すると猿が絶命する箇所を突こうと猿曳きが棒を手にすると、子猿は自分が殺されることも知らずにその棒を櫂に見立てて舟を漕ぐ芸を始めます。
この様子をみた大名は子猿のいじらしさに、猿皮のケースカバーを諦める事にします。
猿曳きはこれに深く感謝し、子猿に他の芸を舞わせると、その可愛らしさに大名も一緒になってモンキーダンスを踊りだす、というめでたし、めでたし、のお話でした。
日本の芸能史における人間と猿との関わりは古いらしく、猿は太古大陸から日本へ渡ってきて(まだ陸続きだった頃)、縄文時代の遺跡からは猿の土偶が出土しているとの事です。
また、中国では猿を馬の守護神として祀る慣習があり、それが平安時代に日本に入ってきて貴族の間に定着し、やがて武家にまで広まったそうです。
歌の初めに出てきますが、靭(うつぼ)の語源とは中が虚ろ(うつ)で、外観は粟の穂(ほ)に似ていることに由来するそうです。
家でTVを観ているよりは映画館へ映画でも観に行きたいのですが、1人ではなかなか行けません。
神奈川県では公共の場での喫煙が全面禁止の条例が発布されたものの、元々映画館は禁煙ではありますが、ヘビースモーカーが隣に座ろうものなら映画が終わるまでの時間が拷問のような苦痛時間と化します。
上映中にこそ喫煙していなくても、全身の毛孔から濃厚なニコチンが発散されているのではないか、と思えるほど席に座ってから数分もせぬうちに映画館を退場したくなる程の苦痛に耐えなければなりません。
映画を観終わってから頭痛と吐き気が数時間おさまらなかった事があってから、最近は映画館へは行けません。
映画を観た後主人と喫茶店に入ったら、禁煙席であっても店内が狭かった為に喫煙席から煙が空気中を伝播してきたので、すぐに飲み干して慌ただしく店を出た事がありましたが、これは改善されそうです。
映画館では喫煙者席と非喫煙者席を隔離して欲しいものです。
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