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浅田真央とキム・ヨナの金メダル対決、試合前からずっと注目されていただけに、実は少し後味の悪さが残りました。
それは浅田真央が金を獲れなかったという結果が残念だからという事ではなく、勝負の世界の厳しさに狼狽したからです。
試合前の公開練習の時、アイロンがけをしながらTVをみているとアナウンサーが
「浅田が意外な行動に出ました・・・」
というのを聞いて画面の方を見やったら、
「浅田が練習しているキム・ヨナの前突然に躍り出てトリプルアクセルを飛んで見せました。
キム・ヨナは途中で練習を切り上げてリンクを早々に退場云々・・・。」
怖っ。。。
まるで「金メダルを頂くのはこの私よ。」と相手を威嚇するような行動に正直怖気づいてしまいました。
キム・ヨナは言葉では平然を装っていましたが、挑発されて明らかに表情は戸惑いにこわばっているように見えました。
結局キムヨナが金メダルを獲って表彰台に立った時、少し泣いておられましたが、あれは勝負に勝ったことで極度の緊迫感からやっと解放された安堵の涙のように見えました。
もしも浅田真央が金を獲っていたら、勝利に酔いしれていたであろうと想像がつく。
人を押しのけてでも1番になりたいというあの向こう意気の強さとはスポーツの、いえ勝負の世界では正しい事なのでしょうか。
「金メダルは幼い頃からの夢ではあるけれども、努力したら結果は後からついてくると思う。金が獲れなかった場合もその事実を受け止める心の準備はできている」とインタビューに答えるキム・ヨナの言葉には、
人と競い合うという対抗心よりも、自分自身の中で精一杯やるべきことをやるのだという姿勢が見えて、私個人的には共感できました。
真央ちゃんは後々の人生を考えれば、今回金を獲れなかった事は長い目で見れば決してマイナスではないと思います。
悔しい経験をプラスに変えてゆく力強さを十分持ち合わせておられると思います。
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