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またまた担当だった患者さんが入院してきました。 癌なので、治療のために何度も入院はするんですが。 この人は自分のQOLを追及したい人なので、治療が必要とわかっててもしんどくなるのが嫌だからと治療をしたくないと主治医にお願いしてしまう人。 すごくわかるし、本人もご家族も納得の上でのことなのですが、早かれ遅かれ、悪くなる。 大腸にも転移があり、人工肛門の造設になったとき。 彼女は受け入れるまですごくすごく時間がかかった。 ちょっとずつ受け入れて、ご飯を食べて排泄する、その形が変わったことに慣れて彼女は退院した。 ご主人とすごく仲が良くて、いつも二人でにこにこしている。 ご主人は毎日会いに来る。 私がのぞきに行っても、笑顔で迎えてくれる。 今回は、表情はきっぱりしているけれど、しんどそう。 ちょっと痩せた。 「やせたね」 「そうやねん」 会話のときには笑顔を見せてくれるけど、やっぱりしんどそうで。 腹水を抜いて、少しおなかの張りがとれて眠れるようにはなったと彼女は言った。 感じている。 限界が近いことを。 彼女も、夫も、娘も。 でも、なぜか。 彼女の周りはやさしい雰囲気に包まれている。 彼女を大事に、みんなが考えている。 最後の入院かもしれないけど。
できることなんて何もないのかもしれないけど。 看取る時までこの病院にはいないかもしれないけど。 会いに行って話をしようと思う。 |
産婦人科
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