Classic Concert diary

聴きに行ったコンサートのDiaryなので更新は不定期です。気軽にコメントして下さい。

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森麻季リサイタル

イメージ 1

森麻季さんのリサイタルに行って来ました。
ホールは東京オペラシティです。

このコンサート、チラシの綺麗さに惹かれて行った様なものなんです。^^;
チラシを初めて目にしたのは、2月の金聖響&都響の時でした。
この日、コンサートに遅れて行ったので、ホールに着いたときには、もうチラシの配布はしていませんでした。
休憩時間、斜め前の人が貰ったチラシの束を見ています。
その時目に入ったのが、今日のチラシです。
白をベースに、半分以上のスペースを使って大きく森麻季さんの写真を配置して、とても鮮やかで目を惹くチラシでした。
しかし、その方はすぐに捲って、次のチラシに移ったので、内容がはっきり確認できません。
おそらく、森麻季さんのリサイタルであることは想像できたのですが、果たして、いつ・どこで、が全くわかりません。

次に行ったコンサートの時、期待を胸にチラシを捲ったのですが入っていませんでした。


人間(男?)、チラリと見せられて、隠されると、普通に見せられる以上に興味が沸き、探究心がくすぐられます。
探究心旺盛なお陰で、とっても素敵なコンサートに巡りあう事が出来ました。 v(^^)





プログラムは


フォーレ  レクイエムより「ピエ・イエス」
バッハ  マタイ受難曲より「皆に良い事をしてくださったのです」
       ヨハネ受難曲より「融けて流れよ、私の心」
R・シュトラウス  解き放たれた心
           「四つの最後の歌」より「眠りのとき」「夕映えの時」
リヒャルト・シュトラウス 「こうもり」より「私の公爵様」「田舎娘を演じる時は」
プッチーニ         「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」
山田耕筰         「曼珠沙華」「からたちの花」
ヴェルディ         「椿姫」より「花から花へ」



アンコールは、何と4曲


グノー          アヴェ・マリア
成田為造        浜辺の歌
プッチーニ        「ボエーム」より「私が街を行けば」
ドニゼッティ  「シャモニーのリンダ」より「私の心の光」





ます1曲目、「ピエ・イエス」

ラ・フォル・ジュルネの時のも書きましたが、本当に綺麗な曲です。
モツレクの「ラクリモザ」やこの曲を聴くと、本当に心洗われ、神聖な気持ちになり、祭壇に膝間づくキリスト教徒の気持ちが分かるような気持ちにさえなります。
それを、可憐で清楚で、透明感の高い透き通った声で歌います。

コンサートの開始直後は、ギリギリ間に合った人がまだ息を切らしていたり、ガサゴソしたり、若干落ち着きの無さを感じる事があるのですが、今日は違いました。
ホール全体が、シーンと静まり、声に聴き入り、ホールを包む空気も雰囲気も浄化され、とても敬虔な、とても澄んだ美しい空間に身を置く事が出来ました。


この一曲を聴けただけでも、今日のコンサートは元が十分取れました。(^^)

続く、バッハもとても素敵でした。


休憩を挟んで後半は、オペラのアリアが続きます。

前半は定位置に立ち、客席を向いて若干前後に動くだけでしたが、後半は小道具を手に、舞台を動き、後ろを向いたり、横を向いたり。

「こうもり」からの2曲。
森さんの独壇場です。
歌っている最中に、会場から笑いが興り、歓声が上がり、伯爵夫人を堪能しました。


プログラム最後は「椿姫」
今までは「椿姫」を見ても、どうして地位も財産も捨てて娼婦ヴィオレッタの元に走るのか、不思議で仕方ありませんでした。
でも今日は納得です。
森さんのヴィオレッタならアルフレードならずとも、全てをかなぐり捨てて走ります。(笑)

オペラはほとんど見ないのですが、森さんのヴィオレッタで「椿姫」が上演されたら、迷わず観にいこうと思います。(^^)



最後にアンコールが何と4曲。
それも素敵な曲ばかり。

最初の「アヴェ・マリア」は、1曲目の「ピエ・イエス」に通じるものがありました。
並びに座っていた女性は、歓喜極まってか、何度もガーゼのハンカチで目元を押さえ、涙を拭っていました。


2曲目の「浜辺の歌」はほとんど正面を向くことなく、ステージ後のお客様のほうを見、ステージサイドの客席に顔を向け、プログラム中はあまり顔の見えなかった席を向きながら、一曲を歌い切ってくれました。
ステージ周りの席にいたお客様にとってはとても嬉しい演出だったと思います。

そして大ラスが、コロラトゥーラのために書かれたアリア「私の心の光」です。
可愛らしく、華麗に可憐にコロコロと良く転がる声、とっても素敵でした。





神聖にして全てを浄化してくれるレクイエムや受難曲
日本歌曲の素晴らしさ
オペラの楽しさ
コロラトゥーラの至芸



色んなことを楽しませてくれるコンサートでした。
チラシに魅せられていくことにしたコンサート、大正解でした。 v(^^)


アンコールの4曲目を歌い終わり一旦袖に引っ込んだ森さん、再度ステージに登場し拍手に答えステージを下がる時、ゆっくりと、全ての方向の客席に大きく手を振りながら下がってゆきました。
その時、僕の隣りにいた年配のご婦人は、拍手をしながら、ステージには届くはずも無い声で何度も「ありがと」と呟いていました。

女性の気持ち、とてもよくわかりますし、僕も同じ気持ちでした。
きっとステージの森さんに声は届かなかったでしょうが、気持ちは届いたと思います。

席を立つ、最後の瞬間まで気持ちの良いコンサートでした。
              

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