私の体験した怪
部屋の隅に立つ白いもの
濃霧を体験した事があるでしょうか?
私が育ったのはかつて遠洋漁業で繁栄した北の港町で、海際の街らしく霧がたびたび発生しました。
本当に濃い霧のときは伸ばした自分の手の先が霞む程で、もちろん前から歩いてくる人など見えず、白い空間から唐突ににゅっと人が現れる感じです。
にもかかわらず昼などは妙に明るく光が廻っているので、まるでそこで世界が消えて空白になってしまった感じがしたものです。
確か小学校の分3〜4年の頃、街からさほど離れていない山の山荘に、親戚や友人の家族で泊まりに行った時の事です。
その日は朝から霧が立ちこめ、夜になっても霧は薄らぐどころかますます濃くなって来ます。
夕食の後、部屋の中で大人達はお酒をのみ始め、私達子供達はトランプなんかで遊んでいました。
トランプに飽きて来てふと窓の外を覗いてみました
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