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論文を書いてて頭が煮詰まってきたので、気分転換に・・・。 みなさんは、ヤオイという文化をご存知ですか? 実はこの言葉にはいろんな意味があったりしますが、今回はいわゆる男性同性愛を志向する文化のことをこのように定義しておきます。 さて、実際に女性の中でこのBoysLove(以下BLと略)というのがどれほど支持されているのか私には実感がありませんが、現代では腐女子という言葉ともによく比較的目にするようになりました。 多くの方もそうじゃないでしょうか。 しかし、このBLという分野なんですが、不思議なことにほとんどすべての支持者が女性なんですね。 今回はそこらへんがなぜか、というのを論じてみようかと思います。 さて、一般的に同人誌などの場では、男女の比率は一般にイメージされるほどには大きくは偏っていません。けっこうな数の女性がそのような場に積極的に(特に製作サイド)参加しているわけですが、どちらかというと男性のほうが多いというのが実情ではないでしょうか。 しかし、いわゆる男性向け(エロ)同人誌においてすらも、結構な数の女性の参加が見られるにも関わらずこのBLの分野だけは圧倒的な性別による偏りがあります。 では、彼女たちはなぜBLに惹かれるのでしょうか。 これに大きく影響を与えているのは、対人関係におけるジェンダーです。 社会的に男性は、同性同士の付き合いに肯定的評価が当たられるのに対して、女性は異性同士の関係性に肯定的評価が当てられます。これは、「男同士の友情」に関する美談や、「恋愛することのすばらしさ」としてそれぞれのジェンダーに織り込まれ、多かれ少なかれ内面化されているものでしょう。 たとえば、男性で「彼女よりも友達との付き合いを優先させるべきだ」という規範は、現在でも特に男性らしい男性には色濃く残っているように思われますし、「女性同士の友情は続かない」という風に、女性には友情はないとする社会的評価について、耳にしたことはあるかと思います。たとえば、「友達よりも彼氏」というやつですね。 女性は、同性同士の友情よりも恋愛をしなければならないとする規範がそこには存在しているということです。 では、なぜそのようなジェンダーバイアスにさらされている女性がBLを好むのでしょうか。 もう、お分かりかもしれませんが、それはつまり、現在のこの性的規範の読み替えがそこに起こっているわけです。なぜなら、そこに見られるの男性同士の同性愛ですから。 男性同士の関係を恋愛に読み替えることで、女性が社会的なジェンダーの圧力によって感じているストレスの憂さを晴らしているというわけですね。つまり、女性の社会的ルサンチマンの解消の役割がある、ということです(意識しているかしていないかは別問題としても・・)。 そして、よりこのような文化運動を積極的に捉える論者は、このような行為によって、男性中心の文化に嫌がらせをしているとか、抵抗しているという可能性を見出すわけですね。 |
社会学っぽい話
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