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「人と違う生き方を選択するってことは大変だ。」
俺は今は塾講師なんかしてるから、教え子の進路なんかの相談を受ける時にもいろいろ考えるんだけど。
親や先生に言われるのが、冒頭みたいな言葉だと思う。
確かに、そういうところはあるんだよな。人って自然に周りに合わせる生物だし。結局、レベルが高いと思われてるところに行くことがよい影響を与えるのは、比較的に興味深い影響を与えてくれる人物とかと巡り会えることだし。
ただ、同時に考えなきゃいけないことは逆もまた然りってことなんだ。
たとえば、入試の場面で言えば、これって志望校を下げるときの理由として言われることが多い。
多くの人は、高校受験では落ちないから、そこで外れてしまうと大変だってことなんだけど、でもこれってけっこう一面的な見方なんだと思う。
なぜなら、入った学校でそこの平均以上にがんばろうとするのって、実は一人でやるより厳しいんだよね。周りはそうじゃないんだから。そして、自分もそっちに引っ張られるし。だから、入学時よりも、出るときに生徒のレベルって学校のレベルに見合ったものになってることが多いんだし。入学時にほとんど差がない生徒であったとしてもそういう影響って受けるんだよな。
確かに、普通と違う選択をするっていうことは大変だ。でも、同時に普通の場所に居ながらそこから外れたことをしようとすることの方がもっと大変なんだと思う。
だから、自分が求めてること、そのことを考えたら、「人と違う生き方をすることはしんどい」って言うのは同じでも薦めることは別になる可能性もあると思う。
自分がやりたいことは普通のことなのか、そうじゃないのか。何が必要なのか。どれくらいのレベルが必要とされるのか。そういうことを考えたら、選択ってきっと一様じゃないんだろう。
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