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ガロ系コミック

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 この前、神保町の東京堂ふくろう店で買いました。
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 作者は、急逝した米沢嘉博。コミケの創始者としても有名です。タイトルはナニですが、第14回手塚治虫文化賞の特別賞も受賞してる労作です。少しずつ読み進めてますが、よくぞやってくれたという思いです。
 
 それにしても、エロ漫画にはガロ系の漫画家がかなり描いてます。食うために、ということもありますが、エロ場面を盛り込めばかなり自由に描けた、ということもあるんだと思います。
 
 プレハブから10冊ばかり引っ張り出してきました。
 
 笠間しろう、村祖俊一、福原秀美等のその道の大家に混じって、丸尾末広、南日れん、宮西計三、近藤ようこの名前まである。特に丸尾末広はいろんなエロ漫画に掲載されてる。(意識的に買い集めたということもありますが・・・。)
 
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 その中で、買った当時(リアルタイムでなく後日)もアレと思い、今回また何なんだと思ったのが、右画像の「漫画ドッキリ号」。エロ漫画誌にしては、おとなしい表紙なんですが、宮西計三の「夜の蜜」という作品が載っている。多分、この作品が表紙に刷られてるんで、これを買ったんだと思う。
 
 ところが、この作品どこにもない。多分病気か何かで描けなかったんだと思うんですが、言訳すら書かれていない。何なんだ。
 
 いくら自由と言っても、これはひどい。あまとりあ社・・・。
 
 まあ、山田隆生「この路上で」という、変な作品にはちょっとインパクトを受けましたが。
 
 この辺の漫画雑誌も、最近ちょっと高くなってなかなか気軽に買えなくなってしまったのが残念です。思わぬ作者の、思わぬ作品があるんですがね。
 初見の永島本、2冊です。
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 まずは「旅人くん」。ページの右から左へ歩きながら、旅人くんの人生の機微を語り続けた作品。ブックオフで見つけました。
 
 これは2001年に道出版から出されましたが、発行人を見ると、あの「蜜室」を出した松文館の貴志元則氏。氏も漫画を描くので、影響を受けた1人なのかもしれません。
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 もう1冊が「東北高校探検隊」。これは、仙台にある東北高等学校の創立100周年記念として出版されました。これもブックオフで偶然見かけて購入。
 
 こちらは、装画・後書き・執筆者紹介で永島慎二の文章とイラストを見ることが出来ます。記念誌の製作責任者が、永島作品に憧れ続けてることから
参加したらしい。
 
 こんな本が、東北ならいざ知らず、北関東のブックオフにあるのか不思議。卒業生が売り払ったんですかね。
 
 

震える夏/川本コオ

 ブック・オフで久々に。
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 チクマ秀版社の、名作復刻コミックです。
 
 これを買ったブック・オフは、あまり良い思いをしたことないんです  が、今回このシリーズを、105円で3冊も買ってしまった。手塚治虫 の「スーパー太平記」カラー完全版と、吾妻ひでおの「夜の帳の中  で」と、川本コオ「震える夏」。
 
 青林堂から出された「ブルーセックス」は持ってますが、それ以外あ まり見かけなかった川本コオ。
 
 〜思春期の「青い性」を、鮮烈に切り取って活写する、繊細にして強 靱な多面的心象の世界〜と、分ったような分らないような・・・。
 
 少年誌や、ヤングコミック等の青年誌に発表された作品集です。
 
 彼が、もう一人の「あすなひろし」だとは、知らなかった。
 
 

泉昌之の可笑しさ

 誰の漫画が一番面白い?
 と、聞かれたら、躊躇なく「泉昌之」と答えたい。
 イメージ 1ただ、『面白い』というのも色々あって、物語の展開が面白いとか、
ギャグがハチャメチャで面白いとか。
 泉昌之の面白さは、スラップスティックでない、『可笑しさ』かな。
 乱暴に言えば、『せこい面白さ』。
 そんな事、ある、あるも、何もそんな細かいところまで分析しちゃって、とか、誰もが気付いてるのに、口には出さなかった些細な事の裏側とか。
 だから、そこを突かれると、もう笑うしかない。それも、漫画の主人公は、至って真面目に本気で、しでかしてしまう。
 
 QBBの「中学生日記」は、どうも今ひとつと思ってたんですが、いま読み返してみると、
ほんと可笑しい。笑っちゃいます。
 
 泉晴紀と久住昌之の2人で、泉昌之です。

近藤ようこの怖さ

 イメージ 1女流漫画家ってあまり読まないんですが、この人は別。これといった大事件が起きるわけでなし、淡々と日常が描かれるんですが、心理描写が実に巧み。特に男に対する分析は怖い。
 実際、私生活では離婚も経験しているんで、私小説的側面があるかもしれない。
 メジャーにもマイナー(エロ劇画誌)にも描いてるんで作品も単行本も多い。やまだ紫や末永史にも共通するところがあるが、日常性の分だけ読みやすいかもしれない。絵のタッチも好きだなあ。
 女流漫画家に対しては、エンターテインメントはあまり求めない。そういえば、前によく読んだ樹村みのり、岡田史子なんかも、エンターテイメントとは無縁だもんな。
 触れれば落ちるようなあやうさ、真の孤独を知ってしまった女は、ある意味、魅力的だ。
 
 

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