私の父が中学生の頃、ロシア人男性の家庭教師に英語を習っていました。とても熱心な先生で、教会でグリークラブの指導をしていました。ピアノの腕は絶品で、ラヴェルの「左手のための協奏曲」を左手だけで演奏をし、ホロビッツの親戚だそうでした。日本に来て、40年位になるそうです。CIAに追われて、逃亡生活をし、ピアノの音で住処が見付かると転居。ピアノは捨て、紙に書いた鍵盤を叩いて、音が聞けると言っていたとのこと。隣人にレコードの音がうるさいと言われ、今度はプレーヤー等を捨てて、電話帳のような楽譜を読み、オーケストラの音楽を楽しむといった超人です。子どもと音楽が大好きな人だそうです。
父と母が私を産んだとき、そんな先生からお祝いをいただいたようなのですが、それから毎年、私にクリスマスプレゼントを必ず贈ってきました。私が幼稚園に通っていた頃「サンタさんから○子にプレゼントが届いたよ」と父に言われるたび、嬉しかったのを覚えています。中学生になって周りの友人は誰もサンタクロースなんて誰も信じていませんでしたが、私は本気にしていました。
?H1> 英語のサイン入りのクリスマスカードだもの
大学の入学祝には皮のケースに中に、パーカーの万年室とスペースシャトルのボールペンのセット。就職祝いには、電波時計・・・・必ずクリスマスに届きます。そんなサンタクロースが突然病気で入院。父と昨日、病院に見舞いに行きました。赤い鼻のトナカイみたいなどっしりした叔父さんでした。初めてのサンタさんとの出会いでした。日本語は堪能で、今は、戯曲に興味を持ち、特に能楽に関心を持っていらっしゃるとのことでした。さまざまな演目の話を聞きましたが、私はほとんど知りませんでした。今度、千駄ヶ谷の国立能楽堂にサンタさんと父と私で鑑賞に行く事を約束しました。
?H1> 能楽の勉強をしなければ
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