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懐しいアニメ・特撮のレコード・ソノシートに愛をこめて
見捨てずにお付き合いいただき、ありがとうございます"(-""-)"

言い訳しても始まらないので、早速今回の作品紹介です。

昭和40年に放映開始した、東映動画の「ハッスルパンチ」です。

伝説のアニメーター・森やすじによる、愛くるしい動物キャラクターが印象的ですが、作品内容も、日本では珍しい"スラップスティック・コメディ"なんですね。
日本流に言えば"ドタバタ・コメディ"でしょうか。

下町を舞台に、主人公の三匹(クマのパンチ、ネズミのタッチ、イタチのブン)が、オオカミのガリガリ博士率いる悪党一味の策略をたたきつぶすというもの。

ストーリーはもちろんあるのですが、それを抜きにしても、パンチたちとガリガリ一味の丁々発止のやりとりが楽しい作品でした。

主題歌は作品カラーを反映した、ノリノリのゴーゴーのリズムで、作曲は小林亜星さん。番組のオープニングでは、速いテンポで主人公たちが動き回る、小気味のいい映像が展開されました。
主役声優トリオの大山のぶ代、水垣洋子、久里千春のメインボーカルにより、本編とのシンクロ度は100%! 西六郷少年合唱団がコーラスで華を添えました。

歌詞(こちらも小林亜星)の奔放さも魅力的で、♬屋根もないけど 宿題もないよ… という部分では、あえて"しゅくだい"ではなく"しくだい"と歌わせるところも、この時代の子供らしくていいですね(・∀・)イイネ!!

音盤は、朝日ソノラマのソノシートが、単独盤としては唯一のもの。収録された主題歌はTV放映版とは別録音ながら、遜色ない仕上がりで、さすがソノラマといったところです。

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この主題歌には苦い思い出があります。

ソノラマのライバル会社であったソノレコードが、当時リリースした「こどもテレビ主題歌集」というコンピレーション・ソノシートに、本作の主題歌が収録されているのですが・・・
それは、歌詞が大きく異なる別バージョン(メロディは同じ)なのです(゚д゚)!

 ♬ぼくら愉快な ハリキリ仲間  大人なんかにゃ 負けないさ…

という歌い出しです。
面白いのは、掲載された歌詞はTV放映版と同じ!ということです。
歌っているのは大人の女声コーラス・グループで、ブックレットには"ハッスル・トリオ"という謎めいたグループ名が。

で、今を去ること30年以上前、知人から聞いた情報が、「その別バージョンは、劇場公開版の主題歌である」というものでした。

その知人は、この時代のアニメ作品に詳しい方だったので、僕は何の疑いもせず信じたわけなのですが・・・

だいぶ後の情報化時代になり、あらためて「ハッスルパンチ」を調べましたが、劇場公開を行った記録が出てこないのです。

そんな折、20年ほど前に東芝からリリースされた「ミュージッククリップ」シリーズのCDに、問題の別バージョンが収録されました。歌っていたのは西六郷少年合唱団で、主役声優のボーカルはありません。解説では、"未使用バージョン"となっていました。

つまり、ソノレコードとしては、TV同様のバージョンはソノラマ独占で使用できなかったので、未使用バージョンの歌詞で、歌手を変えて収録したものを使用した、ということなのでしょうか?

僕がこのCDを入手したのはつい最近で、そのため同人誌などでも"劇場版を収録"と紹介してしまっているのです(;´д`)トホホ

この場を借りて、お詫びいたします。

未練たらしいですが、「ハッスルパンチ」は一度も劇場で公開されていないのでしょうか?

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すっかりご無沙汰モードが定着してしまいました(;^ω^)

このままではイカン!とわかってはいても、
イカンともしがたい現状・・・(おやじ感全開!)

まあ、長い目で見てやってください(o^―^o)

今回は、日本放送映画のアニメ第1作、「戦え!オスパー」を紹介します。

本作の内容は、海底に沈んだムー大陸から逃亡した悪漢・ドロメを追い、地上に来た少年・オスパーが、ドロメの巻き起こす事件に立ち向かうもの。2人の技が"サイコキネシス"などの超能力だったことが、当時としては斬新でした。

主題歌は、作詞に寺山修司、作曲に富田勲という豪華な顔ぶれが手掛けたスケール感の大きなもので、オーケストラとエレキギターを組み合わせた構成が見事です。

歌は青春歌謡で名を馳せた山田太郎。どちらかといえば演歌よりの声質である山田の起用にいたった経緯は定かではありませんが、個人的には多少の違和感をぬぐいきれません(T_T)

音盤はソノシート、EPと競作になりましたが、山田のオリジナル版をリリースできたのは、当然ながらクラウンのみでした。

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画像がそのEPで、副主題歌「ユミのうた」(歌:東山明美)とともに、オリジナルは当時、本盤でしか聴けませんでした。

で、他社は必然的にカバーの収録となるわけですが、ビクターを除いては、ソノラマが制作した"川原たけし"版主題歌を各社で収録していました。

当時のビクターは、ソノシートの自社ブランド(ビクターミュージックブック)を展開しており、ソノラマとの音源の貸し借りを行う状況ではありませんでした。

この"川原"版ですが、声に勢いも味もなく(ごめんなさい!)、演奏に完全に負けてしまっており、初めて聴いたときは、針を落としてガッカリしたものです。

そんな中で、ビクターだけは上記の事情もあってか、メロオケは他社版を使用しながらも、歌手は自社専属の川路英夫を起用。
青春歌謡には青春歌謡で対抗!ということでしょうか。
(そもそも、曲のイメージが青春歌謡ですよね)

しかも、ソノシートの他、EPもリリースするという力の入れようでした。

川路版は声の艶と張り、勢いが素晴らしく、私見では本家の山田版を抑えてベストのオスパーソングと思っています。
※ビクター版は"オリジナル版主題歌"ではないため、掲載は見合わせます。

この記事に

今年2回目の投稿は、本ブログの通算20回目となりました。
当初の想定よりゆっくりめのペースですが、どうか見放さず、お付き合いのほどお願いいたしますm(__)m

今回は、「鉄人28号」に続く"フジテレビ&グリコ&三木鶏郎"路線の第2弾、「遊星少年パピイ」です。

内容は、当時の主流である"SF少年ヒーロー"もので、クリフトン星から来たパピイが、地球の平和を守るため活躍するもの。星の名称は、日本でも大人気となった「スーパーマン」の影響が伺えます。

主題歌を歌ったのはデューク・エイセス。こちらも「鉄人」に続く登板となりました。

「鉄人」のソノシート化に際しての♬グリコ グリコ…を巡るやりとりは以前に紹介したとおりですが、そんな経緯を踏まえてか、「パピイ」では"グリコ"ありきの主題歌構成が弱まっているようです。
(ただし、それはあくまで前奏部分で、後奏の無い終わり方は変わらず。そのあたりは三木さんのこだわりなのでしょうね)

で、この主題歌、なんと1コーラスしかありません(゚д゚)!
その代り?、当時としては長めの1コーラスとなっているのです。

当時、音盤化されたのは、単独盤ソノシートが朝日ソノラマ・現代芸術社から、混成盤ソノシートがビクター出版と現代芸術社から、それぞれ刊行されました。

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画像はソノラマのもので、主題歌とドラマを収録しています。

収録楽曲は各社で異なっているのが面白く、現代芸術社の単独盤では主題歌のほか「リコちゃんのうた」、ビクター出版は主題歌(歌うはロイヤル・ナイツ)と「おやすみパピイ」(歌は岸洋子)となっています。

また、原作漫画が連載されていた月刊誌「少年」に、「鉄人」とのカップリング・ソノシートが付録となりました(ソノシートながら45回転の盤!)。

本作は永らく(おそらく昭和40年代後半あたりから)、本編のオープニング映像が行方不明となっており、「ホッパ」の回でエピソードを披露した「日曜☆特バン」でも、主題歌部分ではなくドラマ部分の紹介を余儀なくされていました。
(そのため、スタジオでも今一つ盛り上がっていませんでした(;´д`)

しかしながら、本放映時に発売された「パピイチョコレート」(もちろんグリコ製品)のおまけとして同梱されていたミニ・ソノシートには、SEまで入った本編主題歌(放送用素材)が収録されており、当時を知るファンは、このシートを聴きながら、かつて見た映像を頭の中で再生していたのです。

近年ではオープニング映像が無事に見つかり、DVDにも収録されています。

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たいへん遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

とはいえ、"おめでとう"の挨拶もはばかられるほど、投稿が空いてしまいました( ;∀;)

理由はいろいろとあるのですが、何を言っても、所詮言い訳。
とっとと始めることにしましょう(*^▽^*)

さて、記念すべき平成30年の1回目は、昨年の年末用に用意した作品、「俺は透明人間!」です。

昭和40年の作品から、なぜ45年の作品に飛んだのかと言えば・・・
同作の主題歌がこのたび、めでたく復活したからにほかなりません。

このブログをチェックしてくださっている方はご存知と思いますが、昨年末にキングからリリースされたCDボックス「うしおそうじ(鷺巣富雄)ピープロ全曲集」が、「俺はー」の主題歌を収録するという快挙を成し遂げたのです!

バンザーイ! バンザーイ!(明智先生、バンザーイ! 小林団長、バンザーイ!)

なぜ快挙なのか?

それは、作品自体がわずか1クールで放送終了、再放送の機会にも恵まれないばかりか、主題歌は当時レコード類も発売されず、アニメ・特撮物はほぼ復刻されたといわれる40年代の作品ながら、主題歌が一度も日の目を見なかったからなのですね。

"レコード類も発売されず"と書きましたが、実は放送当時、レコードが発売される直前まで進行していました。

会社は、皆さんの推察通りキングレコード。
45年に同社が非売品として制作した「臨発新譜ダイジェスト」という30㎝LPに、本作の主題歌が収録されています。

このLP、歌謡曲から主題歌物まで、両面にわたって計14曲を収録しているのですが、他の曲はレーベル部分にタイトルや歌手名が明記されているのに、本作の部分には"中止"の2文字のみ(空しい・・・)

他の曲目から、LPの製作時期は45年の3月ごろと推察されます(4月リリースの新譜があるので)

「俺はー」の実際の放送は、45年11月〜46年1月。
ただ、資料によれば、44年にはすでに完成していたものの、モノクロ作品のため放映枠が決まらず、放送開始が遅れたとのこと。

ということは、45年4月にいったん放送が決まりかけながら、話が立ち消え、レコード発売も取りやめになったと考えられそうです。
(実際の放映時にレコード発売の話が復活しなかったのは、1クールのモノクロ作品ということが影響したのでしょう)

作品も主題歌も、なんとも不遇な存在と言えます。

ところで、件のLPには、本作の副主題歌もしっかりと収録されておりました。

今回のCDボックスには、2曲揃って復活か!?と期待していたのですが・・・
残念ながら主題歌のみでしたね(TVサイズとレコードサイズの両方はうれしい!)

いつかこの副主題歌も、日の目を見ることを願って(*'▽')

♬止めてくれるな おっかさん
 やりたいことを やらしておくれ・・・

歌手はハニー・ナイツです!!

今回は画像無しです!!!





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このところ、冬らしい寒い日が続きますが、お元気ですか?

今回は、冬とは真逆のイメージを持つ"海洋ヒーロー"、「ドルフィン王子」を取り上げます。
え、なにそれ!?との声も多く聞こえてきそうですが、後の「がんばれ!マリンキッド」や「海底少年マリン」の基になる作品といえば、イメージできるのでは。

で、「ドルフィン王子」ですが、TVアニメのカラー化のイメージをつかむために製作され、昭和40年4月に放映されるも、わずか3本で終了してしまったという、正にマボロシの作品です。

当時のフィルムも発見されておらず、作品の資料もほとんどない状況で、アニメ全集本でも十分なデータが掲載されていません。
主題歌も、作詞:白鳥朝詠、作曲:広瀬健次郎、歌:不詳(不明)、というのが定説です。

そんな作品の音盤なんて、出ていないのでは?
という疑問をお持ちの方に、ひとつの答えとなる音盤を紹介します。

それが、これです↓

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キングレコードからリリースされた、カップリング盤なんですね。
なんと、本ブログ初のEP盤であります!

歌手はボニー・ジャックスとヴォーチェ・アンジェリカ。
曲の感じは、ヒーローソングというよりも牧歌的なもので、「山男の歌」をポップにしたような歌、といえばいいのでしょうか。

歌詞カードには「マリンキッド」主題歌、横井弘・作詞とクレジットされるこの歌が、なぜ「がんばれ!−」ではなく「ドルフィン王子」かというと、主な理由は3つ。

①作曲が広瀬健次郎
②歌詞に"シロー"のキャラクター名が出てくる
③盤の発売時期が41年6月

まず①ですが、「がんばれ!ー」の主題歌(♬鉄より赤い 真っ赤なスーツ…)は塚原哲夫の作曲、「海底少年マリン」の主題歌(♬OK OK 七つの海は…)は広瀬健次郎の作曲ですが、44年の放映です。→作曲者、年代の相違

②のシローは、後継作品で"ホワイティ"としておなじみの白イルカの名前。「ドルフィン王子」では"シロー"(シロ)だったとのこと。→キャラクター名の相違
他に"マーミー"という名称が歌詞に出てきますが、これが何を意味するかは不明です。

そして③ですが、「がんばれ!ー」の放映が41年10月からであり、4か月も前の発売ということは通常考えられません。→発売時期の相違
また、カップリングの作品が、40年4月に放映開始した実写ドラマ「怪人四十面相」であることからも、この説を裏付けています。

では、なぜ放映後1年経ってからレコードが発売されたのでしょうか?

これはあくまで推測ですが、本来は40年6月ごろの発売を想定していたものの、両作品とも短命に終わってしまい(「怪人四十面相」も13本で終了)、事実上のお蔵入りに(;´д`)

その後、アニメ・特撮作品のソノシートやレコードがヒットし、キングが自社音源で出せるものはあるか、と見渡した際、この盤に行きあたったのではないでしょうか。

なお、本曲は後に"ネプティーナ"や"ホワイティ"が歌詞に登場する改訂版が作られましたが、これは「がんばれ!−」の放映に合わせた措置と思われます。
つまり、改訂版は「がんばれ!−」の主題歌たりえているわけです(゚д゚)!

この改訂版主題歌は、キングのCD「テレビ主題歌黄金時代 アニメ&バラエティ編」に収録されていますが、実際に当時、レコードでもリリースされたこととにらんでいます。

改訂版(盤)をお持ちの方、情報をご存知の方、ぜひぜひお知らせくださいm(__)m





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