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懐しいアニメ・特撮のレコード・ソノシートに愛をこめて
たいへん遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

とはいえ、"おめでとう"の挨拶もはばかられるほど、投稿が空いてしまいました( ;∀;)

理由はいろいろとあるのですが、何を言っても、所詮言い訳。
とっとと始めることにしましょう(*^▽^*)

さて、記念すべき平成30年の1回目は、昨年の年末用に用意した作品、「俺は透明人間!」です。

昭和40年の作品から、なぜ45年の作品に飛んだのかと言えば・・・
同作の主題歌がこのたび、めでたく復活したからにほかなりません。

このブログをチェックしてくださっている方はご存知と思いますが、昨年末にキングからリリースされたCDボックス「うしおそうじ(鷺巣富雄)ピープロ全曲集」が、「俺はー」の主題歌を収録するという快挙を成し遂げたのです!

バンザーイ! バンザーイ!(明智先生、バンザーイ! 小林団長、バンザーイ!)

なぜ快挙なのか?

それは、作品自体がわずか1クールで放送終了、再放送の機会にも恵まれないばかりか、主題歌は当時レコード類も発売されず、アニメ・特撮物はほぼ復刻されたといわれる40年代の作品ながら、主題歌が一度も日の目を見なかったからなのですね。

"レコード類も発売されず"と書きましたが、実は放送当時、レコードが発売される直前まで進行していました。

会社は、皆さんの推察通りキングレコード。
45年に同社が非売品として制作した「臨発新譜ダイジェスト」という30㎝LPに、本作の主題歌が収録されています。

このLP、歌謡曲から主題歌物まで、両面にわたって計14曲を収録しているのですが、他の曲はレーベル部分にタイトルや歌手名が明記されているのに、本作の部分には"中止"の2文字のみ(空しい・・・)

他の曲目から、LPの製作時期は45年の3月ごろと推察されます(4月リリースの新譜があるので)

「俺はー」の実際の放送は、45年11月〜46年1月。
ただ、資料によれば、44年にはすでに完成していたものの、モノクロ作品のため放映枠が決まらず、放送開始が遅れたとのこと。

ということは、45年4月にいったん放送が決まりかけながら、話が立ち消え、レコード発売も取りやめになったと考えられそうです。
(実際の放映時にレコード発売の話が復活しなかったのは、1クールのモノクロ作品ということが影響したのでしょう)

作品も主題歌も、なんとも不遇な存在と言えます。

ところで、件のLPには、本作の副主題歌もしっかりと収録されておりました。

今回のCDボックスには、2曲揃って復活か!?と期待していたのですが・・・
残念ながら主題歌のみでしたね(TVサイズとレコードサイズの両方はうれしい!)

いつかこの副主題歌も、日の目を見ることを願って(*'▽')

♬止めてくれるな おっかさん
 やりたいことを やらしておくれ・・・

歌手はハニー・ナイツです!!

今回は画像無しです!!!





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このところ、冬らしい寒い日が続きますが、お元気ですか?

今回は、冬とは真逆のイメージを持つ"海洋ヒーロー"、「ドルフィン王子」を取り上げます。
え、なにそれ!?との声も多く聞こえてきそうですが、後の「がんばれ!マリンキッド」や「海底少年マリン」の基になる作品といえば、イメージできるのでは。

で、「ドルフィン王子」ですが、TVアニメのカラー化のイメージをつかむために製作され、昭和40年4月に放映されるも、わずか3本で終了してしまったという、正にマボロシの作品です。

当時のフィルムも発見されておらず、作品の資料もほとんどない状況で、アニメ全集本でも十分なデータが掲載されていません。
主題歌も、作詞:白鳥朝詠、作曲:広瀬健次郎、歌:不詳(不明)、というのが定説です。

そんな作品の音盤なんて、出ていないのでは?
という疑問をお持ちの方に、ひとつの答えとなる音盤を紹介します。

それが、これです↓

イメージ 1

キングレコードからリリースされた、カップリング盤なんですね。
なんと、本ブログ初のEP盤であります!

歌手はボニー・ジャックスとヴォーチェ・アンジェリカ。
曲の感じは、ヒーローソングというよりも牧歌的なもので、「山男の歌」をポップにしたような歌、といえばいいのでしょうか。

歌詞カードには「マリンキッド」主題歌、横井弘・作詞とクレジットされるこの歌が、なぜ「がんばれ!−」ではなく「ドルフィン王子」かというと、主な理由は3つ。

①作曲が広瀬健次郎
②歌詞に"シロー"のキャラクター名が出てくる
③盤の発売時期が41年6月

まず①ですが、「がんばれ!ー」の主題歌(♬鉄より赤い 真っ赤なスーツ…)は塚原哲夫の作曲、「海底少年マリン」の主題歌(♬OK OK 七つの海は…)は広瀬健次郎の作曲ですが、44年の放映です。→作曲者、年代の相違

②のシローは、後継作品で"ホワイティ"としておなじみの白イルカの名前。「ドルフィン王子」では"シロー"(シロ)だったとのこと。→キャラクター名の相違
他に"マーミー"という名称が歌詞に出てきますが、これが何を意味するかは不明です。

そして③ですが、「がんばれ!ー」の放映が41年10月からであり、4か月も前の発売ということは通常考えられません。→発売時期の相違
また、カップリングの作品が、40年4月に放映開始した実写ドラマ「怪人四十面相」であることからも、この説を裏付けています。

では、なぜ放映後1年経ってからレコードが発売されたのでしょうか?

これはあくまで推測ですが、本来は40年6月ごろの発売を想定していたものの、両作品とも短命に終わってしまい(「怪人四十面相」も13本で終了)、事実上のお蔵入りに(;´д`)

その後、アニメ・特撮作品のソノシートやレコードがヒットし、キングが自社音源で出せるものはあるか、と見渡した際、この盤に行きあたったのではないでしょうか。

なお、本曲は後に"ネプティーナ"や"ホワイティ"が歌詞に登場する改訂版が作られましたが、これは「がんばれ!−」の放映に合わせた措置と思われます。
つまり、改訂版は「がんばれ!−」の主題歌たりえているわけです(゚д゚)!

この改訂版主題歌は、キングのCD「テレビ主題歌黄金時代 アニメ&バラエティ編」に収録されていますが、実際に当時、レコードでもリリースされたこととにらんでいます。

改訂版(盤)をお持ちの方、情報をご存知の方、ぜひぜひお知らせくださいm(__)m





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今回は、タツノコプロの第1作となった「宇宙エース」を取り上げます。

星の爆発により、地球へたどりついたパールム星人の王子・エースが、空中のエネルギーから作り出すシルバーリングを武器に、悪者と戦うストーリー。
昭和40年に多く作られた、"少年SFヒーローもの"のひとつです。

原作は吉田竜夫で、月刊誌「少年ブック」に漫画も連載されました。

主題歌「星の炎に」は、作品名や主人公名が無い、当時としては斬新なタイトル。
作詞はブレイク前のやなせたかし、作曲は売れっ子いずみ・たくが手掛けました。

歌ったのは、みすず児童合唱団と東京混声合唱団で、少年合唱団&男声コーラスという鉄板の組み合わせ。従来の主題歌ものと比べ、高音域のコーラスが特徴でした。

音盤は、単独盤としては朝日ソノラマが独占。
主題歌(TV放映版・SEなし)とドラマを収録したソノシートが、40年5月に刊行されました。

イメージ 1

ところが・・・ ここで問題が持ち上がります"(-""-)"

東京混声合唱団がビクター専属であり、事前に権利関係をクリアしていなかったため、対応を余儀なくされたのです( ;∀;)

ソノラマでは、急遽主題歌を収録し直し、ブックレットの歌手名表記も"みすず児童合唱団"のみに修正した改訂版を刊行しました。

そのため改訂版では、全体的に音域が下がった、2コーラス版の主題歌が収録されることとなったのです。(男声コーラスは東京混声合唱団のようにも聞こえますが)

この改訂版は、表4がハリスガムの広告になっているので、外見からも判ります。

少年ブックの付録ソノシートの主題歌も、改訂版です。

なおビクターでは、音域がオリジナル同様に高い2コーラス版主題歌を収録した「テレビ漫画ヒット集」を刊行、意地を見せています。

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ご無沙汰してしまいましたm(__)m
このブログは、週一の投稿が目標なのですが、前回から10日ほど空いてしまい、恐縮しきりです・・・

さて今回は、東映動画のTVアニメ第3弾として昭和40年2月に放映開始した、「宇宙パトロールホッパ」を紹介します。

宇宙で事故にあった地球人の少年が、サイボーグ手術を受け復活・・・というと、前回取り上げた「宇宙少年ソラン」が思い起されますが、実際は「ホッパ」の方が3か月早く放映を開始しています。

主人公のジュンはともかく、彼が所属する宇宙パトロール隊の面々が"カッパ"をモチーフとした、他に類を見ないキャラ設定が特色です。

主題歌は菊池俊輔が初めてTVアニメの作曲を手掛けたもので、当時の子供向け作品の定番といえる、軽快なマーチ曲。歌はこれまた定番の上高田少年合唱団です。

音盤は、「狼少年ケン」以来、独占状態だった朝日ソノラマから、ドラマ入りのソノシートが出されました。

イメージ 1

本盤の製作に関わった村山実さんによれば、本ソノシートはあまりヒットしなかったとのこと。とはいえ、それまでの「アトム」「鉄人」などのミリオン超えと比べて、ということで、一般的な見地では十分"売れた"ということでしょう。

売り上げが思うように伸びなかったのは、ソノシートの完成度というよりも作品自体の存在感ということのようです。

本作「ホッパ」は視聴率的にも"ヒット"とは言えなかったようで、シリーズ途中でタイトルを「パトロールホッパ 宇宙っ子ジュン」と変え、作品の舞台を地球に、エンディングも新録の「宇宙っ子ジュン」に変更するなどのテコ入れを行いましたが、全44話という中途半端な放映期間で終了しました。

ちなみに、この新エンディングですが、村山さんによると"ソノシート用に音源を収録したが、第2集の発売には至らなかった"そうで、実現していたらと考えると、なんとも残念でなりません(T_T)

本作には実は忘れられない思い出があります。

今から35年以上前、TBSテレビで「日曜特バン」という番組があり、期間をおいて数回にわたり"懐かしのヒーロー特集"的な内容を放送したのです。その構成は、司会者(愛川欽也さん、関口宏さんら)とスタジオに招かれた懐マンファンが、オープニングや名場面の映像集を眺める、といったもの。

その何回目かで、「ホッパ」が流れました。

自分は幼いころからのテレビっ子で、少なくとも昭和40年以降のアニメ主題歌はほぼ知っている、と自負していたのですが、「ホッパ」は記憶になく、番組の音声を録音したカセットテープを繰り返し聴いて、主題歌を覚えようとしました。

ところが、♬くらえ 悪者… という部分がどうにも聴き取れません。

当時はこのようなマイナー作品の主題歌は復刻もされておらず、困り果てた自分は、TBSに電話をかけ、教えてもらうという手段をとったのです(゚д゚)!

応対してくれたスタッフの方は、「映像を借りたが、歌詞の資料はなかった」との前提で、スタッフの見解による歌詞を教えてくれました。

それは、♬ねらえ 誰だ… でした(;´д`)

その回答を得たうえで、あらためてテープを聴いたのですが、どう聴いても違和感があり、自分の中では釈然としない思いが続きました(-"-)

「ホッパ」の正しい歌詞は、コロムビアがリリースした「続テレビまんが主題歌のあゆみ」という4枚組LPによって、ようやくスッキリしたことを付け加えます。

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前回、"大きな謎"の存在を匂わせて、自分で勝手にハードルを上げてしまったので、今さらながらちょっとプレッシャーです(T_T)

長年、まんがレコードやソノシートの収集をしておりますが、いまだに「えっ、これはナニ!?」という存在に出くわすことがあります。
と言っても、数年に一度のレベルなのですが・・・

もっとも、すでにその存在を知っている人から見れば、「何を今さら」的なものなんでしょうけどね(-ω-)/

そんな一枚として今年出会ったのが、コレ。

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アレ、前回のソノレコード版じゃない!?
と思った方、2枚をよーく見比べてください。

ホラ、書き込みなんかが違いますよね?

加えて、ソノレコードのブックレットは、朝日ソノラマなどと比べてひと回り大きいサイズなのですが、この盤のジャケットはEPサイズのコンパクトなもの。
"ブックレット"と書かなかったのは、2つ折りの簡易なものだからです。

付属するシートは、片面1枚に主題歌と副主題歌を収録。
レギュラー盤が片面シート2枚なので、その1枚を流用したものなんですね。

この仕様で思い浮かぶのが、同じソノレコードの「忍者部隊月光」です。
「月光」はTV-1としてレギュラー盤が刊行され、その後、TV-5として、今回の「ソラン」同様の廉価版が刊行されました。

この「ソラン」も廉価版なのか?
いや、そんなことなら"謎"なんて大袈裟すぎるでしょ!!
とツッコミが入りますよね( ;∀;)

この盤最大の謎は、"企画番号はおろか、価格も奥付もない"ということ(゚д゚)!
まるで、「鬼太郎ないない音頭」のような存在なのです。

なぜこのような盤が存在するのか、自分なりに考えてみたのですが・・・
結論から言うと、「わかりません」m(__)m

手がかりとしては、
○表紙のチャッピーの色、中ページのイラスト共に、改訂版に準じている
○副主題歌のタイトル、歌詞などが改訂版に準じている
○裏表紙のシリーズ・ラインナップで本作のレギュラー盤が掲載されているが、
 チャッピーの色が初期版と同じ

ということ。
つまり、時期としては初期版から改訂版に切り替わる間に製作されたものと言えそうです。

残存枚数も極めて少ないと思われるので、もしかしたら、初期版のミスがかなり大きかったため、お詫びの意味で関係者のみに配付された特別盤なのかも知れません。

真相をご存知の方、ぜひご教示をお願いします(´艸`*)

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