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懐しいアニメ・特撮のレコード・ソノシートに愛をこめて
ご無沙汰しています。

突然ですが、ミニイベントのご案内です!
来たる11月25日の日曜日、1960年代のアニソンをソノシートで聴こうという「ソノシート鑑賞会」を都内で開催します。
会場は江東区の東大島図書館、都営新宿線の東大島駅から徒歩1、2分のところです。
時間は午後2時〜4時。参加無料。

今回は一般向けということで、「アトム」や「鉄人28号」「オバQ」などメジャー作品を、20曲ほど演奏します。

資料提供ならびに解説を私が務めます。

興味のある方、懐かしいヒーローソングの数々を聴きにいらっしゃいませんか?

申込みは電話で東大島図書館へ。
☎03-3681-4646

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すっかり秋めいた陽気となりましたが、いかがお過ごしですか?

今回は「鉄腕アトム」や「ドラえもん」などと並ぶ、昭和の国民的アニメ(漫画も)、「オバケのQ太郎」を取り上げます。

シンプルな見た目もさることながら、空が飛べて姿も消せるけれど、大食いで犬には弱い、という親しみやすいキャラクターが人気を呼んだQちゃん。
オバケのくせに情に厚く、人間よりも人間らしい性格で、行動力もあって頼りになるQちゃんは、まさに理想の友だちでした。

これまで3度にわたりTVアニメ化されましたが、本コーナーでは当然ながら?昭和40年から放映された第1作を紹介します。(2作目以降はいずれ機会があれば…)
Qちゃんを演じた声優・曽我町子の声も、Qちゃんの個性づくりに大いに貢献しました。

また、ダニー飯田とパラダイス・キングで、坂本九とともにボーカルを務めた石川進がアニソンに初挑戦した主題歌は、石川の芸達者ぶりもあってたちまち人気となりました。

石川の起用は、作曲者・広瀬健次郎によるとのことですが、本作がなければ「パーマン」や「長靴をはいた猫」「ど根性ガエル」の歌唱もなかったかもしれません。

放映キー局がTBSということで、主題歌は日音が制作、音盤もソノシートを中心に多くの競作盤が出されました。

本ブログでたびたび紹介させていただいている元朝日ソノラマの橋本さんによれば、本作の商品化権は小学館が窓口となっており、ソノラマは音盤化の権利を独占で取得。一定期間の後、小学館からの要望で独占を解除した、とのこと。

と、ここで疑問がもちあがります。
ソノラマが「オバQ」の第1集を発行したのは昭和40年10月ですが、同時期にビクター出版やコダマプレス、ソノレコードもシートブックを発行しているのです!
しかも、いずれの音源も一般的な石川進歌唱の、いわゆるオリジナル音源。
これはいったい、どういうことでしょうか?

その疑問を橋本さんにたずねたことがありますが、「たしかに一定期間、独占販売していた」とのご回答でした。

漫画レコードの研究サークルを自負するレコード探偵団としては、なんとかこの謎を解かねばなりません。

そう決意して早や数年・・・
現時点のレコ探の見解は、次の通りです。

●パターン1 独占期間が短かった
 ソノシートは巻末などに記載される発行日より1か月近く前倒して店頭にならぶことが多く、ソノラマの1集は40年10月発行だが、9月には店頭に並んだ。

●パターン2 独占できたのは実は藤子不二雄の画稿だった
 先述した競作盤(ビクター出版ほか)はいずれもアニメ画などでブックレットを構成しており、藤子の絵はソノラマのみである。

パターン1は推測ですが、ソノシート界(出版界)の慣例から、ほぼ間違いないといえます。
が、他社も同様に前倒しされていたとなると、これによるソノラマ独占は意味をなしません。

一方、パターン2は、現物のブックレットを見れば一目瞭然です。ソノラマ以外で藤子の画稿が登場するのは、41年初頭発行のソノレコード「こどもテレビ主題歌集」で、3か月以上ソノラマが独占していたことになります。

音源に関しては日音が控えている以上、長期にわたる独占は考えられず、できたとしても数週間のレベルではなかったかと推察します。

これと関連して引っかかるのが、ソノラマ1集に収録されている主題歌音源です。
なんと、イントロでQちゃんのセリフがかぶるだけでなく、1コーラス終了時点でフェードアウトし、ドラマに移行してしまうのです!
(同時収録の「ぼくとQちゃん」も2コーラス後にフェードアウト)

つまり、この1集ではオバQ主題歌のフルコーラスは聴けなかったわけです。
これが「独占」の条件だったと考えるのは飛躍しすぎでしょうか?
(ソノラマの同様の構成は、「ウルトラQ」でも見られます)

  秋深し ソノシート世界も いと深し ・・・おそまつでした!

「オバQ」といえば「オバQ音頭」も忘れてなりませんが、それは次の機会に。
 
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前回お知らせした「昭和アニソン大放談」、無事終了しました!
会場の床が大丈夫かと心配されるほど(^^ゞ、予想を上回る方に来場いただき、
スタッフ一同感謝申し上げます。

当日お話ししたのですが、前著となる「ソノシート大全」の編集打ち上げ会(昨年9月)席上で、「次はアニソンやりたいですね〜」の一言からスタートした企画。

その後、編集上の紆余曲折がありこのような構成に落ち着いたのですが、
"黎明期の作品紹介が少ない"というご意見もあると思います。

その理由は、本書が「ソノシート大全」の姉妹編という位置づけにあります。
つまり、前著で紹介した時代のキモが本書の黎明期にあたるため、
重複を避ける意味でも、あえてこのような構成になりました。

同様の理由でソノシートは避け、レコード盤をフィーチャーしています。

前著と本書を両方お持ちの方は、あらためてカバーと腰巻を見比べてください。
姉妹編というカラーリングの仕掛けがわかります。

内容的には、昭和時代のアニソンを振り返ることができる一冊になったと思います。
(当初は特撮も含めたいとの意見もあったのですが、それは別の機会にゆずるということで… 皆さん、応援よろしくです!)

で、3時間のイベント後打ち上げに(こちらも大勢の方にご参加いただきました)。
飲み放題コースということもあって、みんな飲む飲む!(*´Д`) 
その手のジャンルに精通している方ばかりなので、語る語る!( ゚Д゚)

勢いそのままに二次会のカラオケに突入!
この時点で13名の"つわもの"が残っており、やむを得ず"強制1コーラス切り"とさせていただきましたm(__)m

この作戦が功を奏し?順調に歌を重ねていったのですが、
今度はリクエスト入れた歌の順番が来ないうちに、次のリクエストのためのコントローラーが回ってくるという事態に…

実際の歌もみなさんお上手で…
声の張りがハンパない"番長"さん(←女性です)とか
モノクロ時代(黎明期)を専門に歌う25歳とか

いやあ、スゴイ時間を共有させていただきました!(^^)!

次回は様々な状況をクリアにして、"オール"にチャレンジしたいと思います!
(あっ、本気にしないでくださいね(;^ω^) 9割はジョーダンです…)

イベントご来場の皆様、本誌をご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。感想などもお聞かせいただければ幸いに思います。

そして、共著として八面六臂の活躍をいただいた腹巻猫さん、
するどい文章で主に後半部分を彩っていただいた不破さん、
感謝・感謝・感謝!!!です。



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こんにちは!

前回、更新が滞っていた理由があることを書きましたが、それが今回のタイトル「日本懐かしアニソン大全」です。8月29日に辰巳出版から発売になります。

今回は僕個人ではなく「レコード探偵団」名義で参加、腹巻猫さん(劇伴倶楽部主宰)との共著となりました。他に、音楽ライターの不破了三さんも参加されています。

昨年発売された「ソノシート大全」の姉妹編ともいえる内容で、すべてのアニメファンやアニソンファンのほか、単純に昭和時代を懐かしみたい方におススメですので、機会があったらぜひご一読ください(^.^)

もちろん、平成生まれの方でも楽しめますよ!

また、同書の刊行を記念したトークイベントも開催することとなりました。

<『日本懐かしアニソン大全』発売記念 昭和アニソン大放談!>

■開催日時
2018年9月1日(土)
OPEN 12:30 START 13:00 CLOSE 16:00(予定)
■場所
楽器カフェ(神保町)
■出演
腹巻猫(劇伴倶楽部)
水落隆行(レコード探偵団)
不破了三
■チャージ
予約・当日とも1,500円(1,000円+ドリンク代500円)
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://gakki-cafe.com/event/20180901/

予約来場された方には心ばかりのプレゼントを考えておりますので、ぜひご参加ください。終了後の打ち上げ会(飲み会)もお楽しみに!

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皆さん、こんにちは!
今年の夏はとにかく暑いですが、体調などくずされていませんか。

2か月以上、ブログの更新が滞ってしまいましたが、その理由はまたあらためて(*'▽')

さて、今回は「少年探偵団」を取り上げます。

とはいえ、♪ぼ ぼ ぼくらは… でもなければ、
♪とどろく とどろく… でもありません。
そう、"BD7"の「少年探偵団」です。

小学4年生ごろから学校の図書館で江戸川乱歩の少年探偵シリーズを読みまくっていた僕にとって、6年生の時に始まったこのドラマは、毎週欠かさず見る番組でした。

とはいえ、団長の小林少年からして"?"な感じでしたし、ガッツはどうしていつもアメフトの恰好をしているのかとか、移動手段がなぜローラースルーなのか、などツッコミどころはつきません(>_<)

明智先生も影がうすく(そういう構成だったのですね)、どこに楽しみを見出したかといえば、団次郎の二十面相と、やたらカッコイイ主題歌の存在なのでした。

♪みんなでみんなでみんなで進めば 怖くはないさ〜
という主題歌は、本ブログをご覧いただいている皆さんにはおなじみでしょう。

楽曲自体のカッコよさはもちろんですが、6年生の僕をうならせた(ませたガキ!)のは、歌のBメロ、「魔人 怪人 どんとこい」の部分です。
テレビのOPでは2コーラス流れ、2コーラス目の同じ部分は「仮面 妖怪 どんとこい」。

"魔人"は「超人バロム・1」、"怪人"は「仮面ライダー」でおなじみだったので、これはいろいろな敵のイメージなんだな、とも思ったのですが、"仮面"や"妖怪"ってどこからとったの?(「秘密戦隊ゴレンジャー」は僕は見てなかったのです)

と、ここで僕は気付いたのです!
あ、そうか! これは原作のタイトルからとっているんだな、と。

原作をご存知ない方には申し訳ありませんが、それぞれの語句が原作のタイトルの一部(敵のニックネーム)だったのです。

"魔人"は「魔人ゴング」、"怪人"は「透明怪人」、"仮面"は「仮面の恐怖王」、"妖怪"は「妖怪博士」といった感じです(他に該当するタイトルもあり)。

作詞を担当した上原正三さんは、そのあたりを踏まえて構成したのでしょうね。

その後、レコードを収集する過程で本作のEPを入手した際、TVでは省略された2番を聴き、同様の部分が「超人 鉄人 どんとこい」と確認できたときは、やはり自説が正しかったのだと確信して、思わずガッツポーズ!
("超人"は「超人ニコラ」、"鉄人"は「鉄人Q」です)

もしも主題歌が4番まであったなら、「電人 魔術師 どんとこい」になっていたかもしれません。("魔術師"は相当苦しいですが)

このEPがリリースされた当時、朝日ソノラマでは"パピイシリーズ"が全盛期だったのですが、なぜかラインナップには入らず、本当に残念です。
(オリジナルドラマを聴いてみたかった!)

というわけで、今回はコロムビアのEPを掲載します。

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小林少年の伏し目がちな表情が残念ですが、二十面相の存在感はさすが!です。




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