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下記の「集い」が企画されています。詳細が決まれば、更新していきます。
8/4 更新:発言者などを更新しました。また、当日印刷して持っていくためのプラカードが用意されています。以下に同志社大バージョンをアップしておきます。 パワーポイント(編集可能) PDF(印刷用) 戦後70年・安保法制を許さない京都の大学人の集い
−運動の継続に向けて、教職員・学生の運動を交流しよう− 20015年7月15日の衆議院・平和安全法制特別委員会での強行採決、そして翌日の衆議院本会議での強行採決から約半月が経過しました。27日には参議院での法案の審議が始まりました。わたしたちはこの暴挙に対して強く抗議するとともに、引き続き法案に対する反対する運動を強め、参議院で廃案にしていく決意を強くしています。 安保法制が強行されれば、(日本国憲法を蹂躙する)立憲主義と民主主義の否定ということに加え、大学のありようが「戦争のための学問」に貢献することを強制されます。学生たちは「兵士」として戦場に送られてしまいます。戦後70年の節目の年に、わたしたち大学人−教職員と学生―は、このようなことを決して許すことはできません。 この間、京都でも多くの大学で教職員と学生による運動が広がっています。それは、全国各地で取り組まれている、さまざまな階層の方々の取り組みと共鳴するものになり、全国の運動に対しても励ましを与えるものになっています。 そこで、わたしたちは、京都におけるさまざまな大学、さまざまな大学人の運動を交流し、法案反対に向けた運動の前進を図りたいと考え、以下のような催しを企画しました。緊急の呼びかけであるとともに、定期試験の時期を迎え、教職員、学生のみなさんにとってはご多用の時期と承知していますが、ぜひ「集い」にご参加いただきますようお願いいたします。 記
・日 時:8月5日(水) 18:30〜20:30 ・場 所:アバンティ9階「龍谷大学響都ホール」 ※京都駅八条東口から徒歩1分 ・内 容: ◆司会・進行:奥野恒久氏(龍谷大学教職員組合執行委員長) ◆冒頭あいさつ(18時30分〜):石倉康次氏(京滋私大教連執行委員長) ◆基調報告(18時40分〜):山室信一氏(京都大学 人文科学研究所教授、近代法政思想史) ◆リレー・トーク(19時25分〜)順不同・5分×9人〜10人: 藤原辰史氏(京都大学 人文科学研究所) 岡野八代氏(同志社大学 グローバル・スタディーズ研究科) 小松浩氏 (立命館大学 法学部) ほかに龍谷大、佛教大、京都教育大などより発言予定 ※発言者は当日の都合で変更となる場合があります。 ◆まとめ、行動提起(20時15分頃〜) 主催:「戦後70年・安保法制を許さない京都の大学人の集い」実行委員会 (連絡先)e-mail:hosokawa@biz.ryukoku.ac.jp(龍谷大学・細川) kfpu@ari.bekkoame.ne.jp(京滋私大教連・佐々江) |
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7月25日(土)に同志社大学良心館104で開催された「「安保法案」を考える同志社緊急集会」は、幅広い世代の約250名の参加者があり、盛会にて終了しました。長くても2時間で終わるだろうと思っていたところ、2時間半をこえる長い会となりました。お忙しいなか参加してくださった方々に感謝申し上げます。以下、緊急集会の流れです。
17:00開始 司会: 森田和樹氏(同志社大学法学部・学生) ※冒頭に元同志社大学教員の鶴見俊輔氏の逝去を悼んで黙祷がおこなわれました。 1. 同志社平和の会より(出原政雄氏、同志社大学法学部・教員) 2. 安保法案に反対する同志社大学教職員有志より(板垣竜太氏、同志社大学社会学部・教員) 3. 同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センターより(岡野八代氏、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科・教員) 4. 村田晃嗣同志社大学学長の公聴会発言に抗議する同志社学生有志より(木平良史氏、同志社大学法学部・学生) 5. 同志社大学登録団体ジャバスタより 6. 同志社中学教職員有志より(加藤哲也氏、青木潤一氏) 7. 自由と平和のための京大有志の会より(駒込武氏、京都大学大学院教育学研究科・教員) 8. 安保関連法案に対する法律専門家の違憲論を尊重し、法案の撤回を求める立命館大学法学部・法学研究科教員有志より(植松健一氏、立命館大学法学部・教員) ※ここまでで18:30 ※18:40に再開し、会場から何と16人のリレートークがありました。終わったのは19:40頃だったでしょうか。お疲れさまでした。 (7/26追記) 緊急集会の模様が報道されました アイデアニュース http://ideanews.jp/archives/6777 毎日新聞 http://mainichi.jp/edu/news/20150726ddlk26010248000c.html |
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「安保法案」を考える
同志社緊急集会 日時:7月25日(土) 午後5時〜 場所:同志社大学今出川キャンパス 良心館104 キャンパスマップ https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/imadegawa.html 内容:学生・教職員の各団体・個人によるリレー・トーク 今まで憲法違反とされてきた集団的自衛権行使を可能にしようとする「安保法案」の提出によって、今の日本は平和か戦争かの分かれ道に立っています。 「安保法案」はなぜ違憲の「戦争法案」と呼ばれるのか、この「安保法案」は本当に日本の安全を確保することになるのか、真剣に議論しなければならないときに、安倍首相は法案に理解が得られていないことを自覚しながらも、なぜ衆議院で採決を強行したのか、また今の時点で公聴会においてあえて法案に賛意を示した同志社大学学長の姿勢と発言は妥当なものだろうか。 以上の問題について、同志社の学内で、とくに教職員と学生が一緒になって議論する場を設定することはとりわけ重要と考え、以下のような同志社緊急集会を企画しました。同志社人もそうでない方も、ふるってご参加ください。 主催:同志社平和の会(出原政雄法学部教員) 共催: 安保法案に反対する同志社大学教職員有志 村田学長の公聴会発言に対して抗議する同志社学生有志の会 問い合わせ先: doshisha.antiwar@gmail.com |
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学生有志も声をあげています。
https://www.facebook.com/protest.doshisha (7/17追記) 届いた声明文も転載しておきます。その後、「同志社OBOG有志」が学生有志の声明に相乗りしたとのことで、最後が連名となっています。 村田晃嗣同志社大学学長の公聴会発言における抗議する同志社学生有志の緊急声明
現在安倍政権による安保関連法案が国会で審議されています。 村田学長は7月13日に国会で行われた中央公聴会で与党推薦人として審議中の法案に賛意を示しました。本法案は自衛隊が「自衛」の名のもとに武力行使を行うことを可能にするという懸念が強いものであり、そのため違憲の疑いが極めて強い法案です。 私たち学生有志は村田学長の公聴会におけるこれらの発言に関し強い憂慮の念との怒りを表明し、発言の撤回と学長の地位を辞任することを求めます。 現在日本の大学は学費が高騰しており、同志社大学も例外ではありません。本法案によって自衛隊の活動が活発化することが予想されます。そのため自衛隊に多くの資金が投入されることとなり、自衛隊に入隊することへのインセンティブが高まります。アメリカの若者が学費支払いのため軍隊に入隊している例をみれば、今後日本でも同じような構造が生まれることが懸念されます。そのような事態を誘発する可能性のある法案に賛成を示すことは、日本の若者を戦争に積極的に加担させることになってしまうのではないでしょうか。 村田学長は「侵略について、明確なコンセンサス、定義はない」と国会で表明し、自身が賛意を示したイラク戦争の反省のないまま、多くの憲法学者が違憲としている今回の安保法案を推し進めようとしています。その態度は学者としての学術的厳密さより政治的・政策的判断を優先させるものであり、かつ歴史修正主義的議論に親和的であるため、非常に大きな問題があると考えます。 さらに、村田学長は公聴会のなかで「学者は憲法学者だけではないということ」と発言していますが、この同志社大学にも経済・福祉・思想・歴史・文化さまざまの専門分野における教授が今回の法案に対して反対声明や反対署名をしています。村田学長は憲法学だけにとどまらない、様々な分野における学問的蓄積を軽視されるのでしょうか。 村田学長の発言は戦前の同志社大学が戦争協力し,アジア諸国への侵略に加担していった歴史を彷彿とさせるものです。私たちは過去の過ちを繰り返さないために、ここに発言の撤回と学長の地位を辞任することを強く求めます。 村田晃嗣同志社大学学長の公聴会発言に抗議する同志社学生有志
村田晃嗣同志社大学学長の公聴会発言に抗議する同志社OBOG有志 |
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同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センターの声明を紹介します
村田晃嗣学長の公聴会における公述人発言に対して強く抗議します
わたしたちは、2015年7月1日、同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センターを発足させました。日本で初めての「フェミニスト」が名前についた研究所です。 京都という地でキリスト教精神に則った良心教育を始めた同志社大学において、社会正義の実現に寄与し、暴力・武力・戦争の世紀を終わらせることを一つの目的とするフェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センターの設置が正式に認められたことを誇りに思っています。 ところが、村田晃嗣同志社大学学長は、7月13日に行われた衆議院特別委員会の公聴会において、違憲の疑いが極めて濃い安保関連法案について、「安全保障の専門家からなる学会で意見を問われれば、多くの安全保障専門家は今回の法案にかなり肯定的な回答をするのではないか」と発言しました。 わたしたち同志社大学構成員を代表する学長が、国家の根幹に関わる憲法を無視するような見解を述べ、しかも時の政権、大国の権力におもねるような態度に対して、わたしたちフェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センターは、強く抗議します。 村田学長は、同志社大学の建学の精神である、キリスト教主義、自由主義、国際主義という三つの精神を支えている良心教育に反する見解を国会という場で開示しました。学長が繰り返し述べた、国際情勢の急激な変化のなかであれば憲法を無視してよいかのような発言に対して、わたしたちは、「変化の速い時代だからこそ、時代に流されるのではなく、確かな理念を見つめて取り組んでいく」という、同志社大学の理念をもって応えたいと思います。
2015年7月16日 同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究(FGSS)センター 研究センター長 岡野八代 研究センター一同 |
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いくつかのメディアがこの声明について報道してくださいました。
毎日新聞 http://mainichi.jp/shimen/news/20150716ddm041010144000c.html 京都新聞 http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20150716000018 朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASH7H5DK3H7HUTIL03M.html クリスチャントゥデイ http://www.christiantoday.co.jp/articles/16549/20150715/doshisha-university-teachers-criticize-president.htm (7/16 追加) The Japan Times http://www.japantimes.co.jp/news/2015/07/16/national/doshisha-academics-denounce-presidents-support-security-bills/ (7/18)7/17に記事内容に変更があった模様で、声明に対する学長のコメントが追加されています。 http://www.japantimes.co.jp/news/2015/07/17/national/doshisha-academics-denounce-presidents-support-security-bills (7/18追加) 朝日新聞(「ウォッチ安保国会」のなかで) http://digital.asahi.com/articles/DA3S11865881.html |
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同志社中学校教職員有志による抗議文を送っていただきました。参考として掲載します。
2015年7月14日
村田晃嗣氏(同志社大学長)の安全保障関連法をめぐる中央公聴会(2015年7月13日)の発言に対して強く抗議します
村田晃嗣 同志社大学長殿 同志社中学校教職員有志
【代表者】加藤哲也 青木潤一 小島明子 澤田雅士 その他
あなたの安全保障関連法をめぐる中央公聴会での発言について強く抗議します。 私たちが教育を行っている学校法人同志社の教育目的は創立者・新島襄の設立旨意の言葉に凝縮されています。
「(同志社の)目的とする所は、独り普通の英学を教授するのみならず、其徳性を涵養し、其品行を高尚ならしめ、其精神を正大ならしめんことを勉め、独り技芸才能ある人物を教育するに止まらず、所謂る良心を手腕に運用するの人物を出さん事を勉めたりき。而して斯くの如き教育は、決して一方に偏したる智育にて達し得可き者に非ず。唯だ上帝を信じ、真理を愛し、人情を敦くする基督教主義の道徳に存することを信じ、基督教主義を以て徳育の基本と為せり」 今回のあなたの行動はこの同志社精神に真っ向から反するものであり、同志社大学学長の発言、研究者及び教育者の発言として到底、看過できる内容ではありません。 まず、同志社の徳育の基本となるキリスト教主義の根幹たる聖書には「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる」というイエス・キリストの言葉が記されています。キリスト教の歴史は真の平和を永く求めてきた歴史であり、「武力によっては平和をもたらすことはできない」と旧新約聖書の様々な箇所で人類への啓示として語られています。
同志社の最も重要な教育機関である同志社大学の長たるあなたが、明白な軍事同盟である「日米同盟の強化」を「理にかなったことである」された発言は不見識なものです。なぜなら、軍事同盟の強化は国家間の緊張を高めるだけで、平和をもたらすものではないからです。
新島襄は「良心を手腕に運用する人物」を教育することを願い同志社を設立しました。そして今、同志社には学部生、大学院生、留学生を合わせて3万人以上の学生が集い、幼稚園児から小学校児童、中学生徒、高校生徒まで希望にあふれた若い命をそれぞれのキャンパスで育んでいます。しかし、あなたは「若い命」を戦場へと送るために着々と準備されているこの法制を後押し、容認する発言をなされました。そのことも決して許されることではありません。
最後に今回の安保法制の怖さはこれまでの主権在民を無視した進め方と民主主義国家の根幹である「立憲主義」を否定し、また破壊してしまうものだということです。日本国憲法の理念と最高法規性を蔑にしたこの安保法制に同志社大学法学部教授であるあなたが、賛成の意見を述べることが、これまで同志社人が脈々と築いてきた「平和の実現」のための多くの努力や研究を無駄にしてしまいました。「同志社の良心教育」へ寄せられてきた社会的な信頼と期待とを一瞬にして崩してしまいました。
以上の点を踏まえ、私たちはあなたの今回の一連の発言・行動に対して憤りを持って、強く抗議します。 |
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2015年7月13日(月)の衆議院平和安全特別委員会公聴会は下記ページより録画をご覧になることが可能です。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=45124&media_type=fp また、産経新聞が詳しく発言内容を紹介しています。 http://www.sankei.com/politics/news/150713/plt1507130012-n1.html |
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阿形 健司(社会学部)
秋林 こずえ(グローバル・スタディーズ研究科) 穐山 洋子(グローバル地域文化学部) 鯵坂 学(社会学部) 阿部 範之(グローバル地域文化学部) 石井 香江(グローバル地域文化学部) 石井 久雄(文学部) 石坂 尚武(文学部) 出原 政雄(法学部) 和泉 真澄(グローバル地域文化学部) 板垣 竜太(社会学部) 伊藤 玄吾(グローバル地域文化学部) 井上 智義(社会学部) 上野谷 加代子(社会学部) 埋橋 孝文(社会学部) 内田 尚孝(グローバル・コミュニケーション学部) 越前 俊也(文学部) 圓月 勝博(文学部) 遠藤 徹(グローバル地域文化学部) 大島 佳代子(政策学部) 太田 修(グローバル・スタディーズ研究科) 岡野 八代(グローバル・スタディーズ研究科) 小川原 宏幸(グローバル地域文化学部) 沖田 行司(社会学部) 落合 明子(グローバル地域文化学部) 小野 文生(グローバル地域文化学部) 小野塚 佳光(経済学部) 郭 雲輝(グローバル・コミュニケーション学部) 亀谷 百合佳(グローバル地域文化学部) 川島 健(文学部) 菅野 優香(グローバル・スタディーズ研究科) 菊池 恵介(グローバル・スタディーズ研究科) 工藤 和男(文学部) 久野 譲太郎(研究開発推進機構) 越水 雄二(社会学部) アンヌ・ゴノン(グローバル・スタディーズ研究科) 小林 久高(社会学部) 小山 隆(社会学部) 庄司 俊作(人文科学研究所) 沈 力(文化情報学部) 鈴木 直人(心理学部) 銭 鴎(グローバル・スタディーズ研究科) 高木 繁光(グローバル地域文化学部) 竹内 理樺(グローバル地域文化学部) 田阪 登紀夫(スポーツ健康科学部) 立木 茂雄(社会学部) 田附 俊一(スポーツ健康科学部) 田中 励儀(文学部) 田端 信廣(文学部) 程 俊(理工学部) デブナール・ミロシュ(社会学部) マリー・トーステン(グローバル・コミュニケーション学部) 冨山 一郎(グローバル・スタディーズ研究科) 中川 明才(文学部) 中川 清(政策学部) 中西 裕樹(グローバル・コミュニケーション学部) 中村 拓也(文学部) 西岡 直樹(文学部) 西川 貴子(文学部) 西村 卓(経済学部) 庭田 茂吉(文学部) 野村 裕美(社会学部) スサンナ・パヴロスカ(グローバル地域文化学部) 浜 矩子(ビジネス研究科) 林 克樹(文学部) 原 誠(神学部) グレゴリー・プール(教授、社会人類学博士) 藤澤 義彦(スポーツ健康科学部) 布留川 正博(経済学部) 洪 宗郁(グローバル地域文化学部) 蒔田 直子(学生生活課職員) 松岡 敬(理工学部) 松久 玲子(グローバル・スタディーズ研究科) 松藤 和人(文学部) 三木 メイ(キリスト教文化センター) 水谷 智(グローバル地域文化学部) 三山 雅子(社会学部) 峯 陽一(グローバル・スタディーズ研究科) マーサ・メンセンディーク(社会学部) 本岡 拓哉(人文科学研究所) 山田 和人(文学部) 山田 裕子(社会学部) 山本 妙(グローバル・コミュニケーション学部) 百合野 正博(商学部) 尹 慧瑛(グローバル地域文化学部) 吉田 亮(社会学部) 李 長波(日本語・日本文化教育センター) 若林 邦彦(歴史資料館) 和田 喜彦(経済学部) 浅野 健一(学校法人同志社と教授地位確認係争中) |
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2015年7月15日
安保法案の成立に反対する同志社大学教職員有志の声明
2015年7月13日に開かれた衆議院平和安全法制特別委員会の中央公聴会において、同志社大学の現学長・村田晃嗣教授は与党推薦の公述人として出席し、現在審議されている集団的自衛権の容認を含む安保法案に対し、国際政治学者として肯定的立場からの発言をおこないました。わたしたちは同志社大学教職員として、村田教授のこの発言を看過できません。
現在審議中の安保法案は、自国が直接攻撃されなくとも「自衛」の名のもとに、「同盟国」とともに武力を行使することを、限定的であれ、容認しようというものです。これは現行憲法の枠組を明白に踏み越えた法案であり、これが成立するかどうかは国際社会における今後の日本のあり方を大きく左右するような分かれ目となっています。そうした状況において、村田教授は、憲法違反かどうかの判断を差し置いて、「国際情勢」の変化という観点から、法案に対して明確な賛意を議会の場で表明したのです。村田教授は、問題を憲法学者と安全保障の専門家との見解の相違として整理していますが、国際情勢に対応しなければならないからといって憲法違反の法律を制定したとすれば、立憲主義の原則をないがしろにすることになります。それに村田教授の公述は、中国を仮想敵国とした日米同盟の強化を積極評価する立場からこの法案に賛成するという、学術的というよりはむしろきわめて政治的な観点からの演説でした。
これが「国際政治学者としての個人の見解」であると前置きしてからの発言であるとはいえ、本件をマスメディアは、同志社大学学長による安保法案への支持表明として報じました。実際、憲法学者の多くが反対するなかで、賛成の旗幟を鮮明にした学者を学長とする大学として、本学の名前が日本社会のなかで広く知られることになりました。わたしたちは、今回の学長の発言が、良心教育を基軸とした同志社大学のイメージを大きく損なう結果をもたらしたと考えています。
わたしたち平和を希求する同志社大学教職員有志は、現行憲法に違反する安保法案の成立に反対します。また、その法案に対し、本学の学長職にある教授が公的な場で支持を表明したことについて、心から恥ずかしく思います。同志社大学が教育理念の一つの柱に掲げてきた国際主義と、今回の村田教授の個人的見解とが一致するものではないことを、ここに表明するものです。
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