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今日の午後、連合関係の教育文化社から連絡があり、労働運動への提言へ応募した私の論文が佳作に入選したとのこと。8月の14日から二日間ほどで書き上げて、碌に推敲なしで応募したが、内容には自信があったのでそれほど驚かなかった。逆に、冗談交じりに「優秀賞ではなかったんですか」と言ってしまった。
2001年に東京地本の書記長になってちょうど10年。この間、02年と05年に優秀賞。07年は無冠で、08年が佳作。そして今回が佳作となった。書記局のメンバーが驚くのに対して、私の文章力よりは「労働組合の労働者供給事業」が、学者や役員にとって印象深いからだと応えたほど、過去3回とも新運転の独自性を労働組合運動の普遍的な取り組みとして提案したものだったが、今回は、余り新運転にとらわれず、非正規労働者や外部労働市場における労働者供給事業のイニシアティブを強調し、地域における多種多様な労働力需要に連合がどう応えるかのパラダイムチェンジとして提案したものだった。だから、入選しなくてもそうした提案が「非正規労働をなくすために」などといっている学者や非正規労働センターを含めた連合役員に読んでもらうだけでも次の運動テーマとして提起すれば良いと思っていた。
その点では、佳作になったことで多くの組合員に読んでもらうことになるので嬉しい限りだ。
ということで、「非正規・有期雇用問題の抜本的解決に向けて!外部労働市場における労働者供給事業の主導権確立を!」と題した提案をセンテンスごとに連続して書き込んでいくことにする。
1、はじめに
今回「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けての提言を書くにあたり、3月11日の東日本大震災と今も続く福島原発発事故に被災された方々の想像を絶する深い悲しみ、絶望感に想いを馳せることをまずは基本としたい。また、力強く復旧、復興に立ち上がっている被災者と多くのボランティアの活動に希望を託しながらも、今後の日本社会の劇的な変化を見据えなければならないと思う。それは決して安穏と推移するものではなく、過去20年近く蓄積されてきた負のスパイラルに沿って一層の厳しさを増すに違いない。この間、価格破壊から始まって国と地方の行財政、社会保障、医療、環境、雇用破壊と続き、更にリーマンショック後の偽装社会から人間破壊のどん詰まりの中で起こったのが、今回の震災だったのではないだろうか。それだけに、圧倒的な自然の破壊力と放射能汚染の拡大に留まらず、私たちの目前で進行した政治、経済、社会全般の現実は、別な意味で目を覆いたくなるような惨状を呈しているといっても過言ではない。
その意味で、未来を展望しての提言に当たっては、戦後66年目の第2の敗戦と被曝からの復旧、復興に向けた歴史観、世界観、倫理観の転換=パラダイムチェンジが求められている。それだけに急激な情勢変化に惑わされない落ち着きと知恵が大事だし、変えるべきことに挑戦する勇気が求められると思う。
更に言えば、この6月に逝去された故笹森清氏の連合会長から中央労福協会長としての言動、活動に対する私なりの弔辞という思いを込めて書いてみたい。というのは、笹森氏が連合会長になった2001年に私は初めて専従書記長となったからだ。21世紀ビジョンや連合評価委員会で提言された企業内労働組合からの脱却と非正規・有期雇用などの外部労働市場における運動強化、そして中央労福協での反貧困、社会問題での共闘拡大などの運動面で、この10年間活動させていただいたからだ。
また、私の所属する新産別運転者労働組合(略、新運転)が、自動車運転士労働組合(略、自運労)と共に連合加盟産別として、全国労供事業労働組合連合会(略、労供労連)を結成した2001年にも笹森氏の指導、協力をいただいた縁を思い出す。
現在、新運転と労供労連の専従役員として労働者供給事業(略、労供事業)の法制定と事業拡充に取り組んでいる私の立場から、大袈裟かもしれないが非正規・有期雇用問題の抜本的解決に向けての労働組合運動のパラダイムチェンジを提言してみたい。
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