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待機児童問題がなかなか解決できない。
この問題については、小泉が首相になったときに、まっさきに「やる」と言って、でも結局できなかった。「なんでだろう、なんでだろう?」と思わずテツ&トモになっちゃうが、保育業界は、少子化で今後需要が減りこそすれ、増えることはないと思っているので、新規参入者が増えて、競争状態になることを恐れているのだそうだ。
なるほど、ここでも既得権益者による既得権益守護というデフレ構造と同じ構造があったのだ。
ところが、横浜市で、企業参入を許可したら、待機児童がどんどん減って、待機児童数ゼロ状態が視界に入ってきたのだそうで、その参入企業の経営者がインタビューに答えて、食料とか、お絵描きの紙とかを大量に、それまでとは全然違う安い値段で買っているので、利益も確保できると言っていた。
もちろん「利益確保」は紙代、食費だけでは無理だろうが、利用者の声はおおむね「良い」、「満足している」というものだった。
一方、待機児童問題が暗礁に乗り上げたままの自治体のうち、名古屋市を取材していたが、名古屋市の保育業界の代表は、株式会社の参入について、「利益優先では事業がおろそかになるのではないか」、ノートや食料等を大量に安く買っているそうだがと話を向けると「私どもは、近所のお百姓さんや、文房具屋さんを大事にしている、と言っていた。
こりゃー、地方都市の衰退パターンそのままだ。
利用者にも話を聞いていたが、株式会社参入については「利益優先だとちょっと怖いかもしれない」みたいな意見を放送していた。
その後、自民党の「保育族」だという尾辻という議員にマイクを向けると、尾辻は「会社に委託するなんて、人任せにするのでなく、保育所が足りなかったら市がちゃんとつくればいいのよ」と言っていた。
尾辻は、靖国神社参拝議員連盟かなにかの先頭でテレビに映っていた議員だが、なるほど、こういうやつだったのか。
で、最後、まとめにあたった朝日新聞の論説委員氏は、「いろいろな意見があって、にわかに決めることは難しいが、待機児童をゼロにしなければならないことは確かなので、皆さんがんばっていただきたい」みたいなことを言っていた。
もう結論は出てしまっているのだから、今更逡巡する必要なんかないのに……思わず「アホか」とどなりたくなった。ユニクロを支持するわけではないが、ユニクロの柳井社長だったら、こんなやつは年収120万円だ!と言うだろう。
結局、自由競争で利益の最大化を目指す過程でしか、解決はあり得ないのだ。
名古屋市の利用者のお母さんが「利益優先でやられるとちょっと怖いかも」と言っていたが、そういうところは自由競争が機能していれば、淘汰される。
もちろん、その「淘汰」の過程で、被害を受ける消費者が存在することは事実だろうし、その被害者に自分がなってしまう恐れは否定できず、それで「ちょっと怖い」と名古屋のお母さんは言ったのだと思うが、それは結局「確率」の問題で、2年前、1000年に一度の大津波に遭遇してしまったことと同じ問題に、件のお母さんは直面し、悩んでいるのだ。
この「確率問題」は、量子力学の不確定性原理にどう対応するかという問題と同じで、きわめてポストモダンな問題なのだけれど、これには多分「慣れる」しか対応策はないのだと思う。
なぜなら「我々」、つまり「私」そして「あなた」が、「確率」を構成しているからだ。
なんだか、またしても書こうとしていたことからそれてしまった気がしないでもないが、私はいったい何を書きたかったのだろう。
とりあえず、マスコミくたばれと書いておこう。
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