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昨日の日曜日、朝のNHKの討論会風番組は「教育問題」がテーマで、一方は、自民党の文部政務官等、要するに体制側、一方は、尾木ママと、教育問題の専門家で東大の教授等、体制を批判する側に分かれて討論をしていた。
私は最後の30分くらいしか見なかったのだけれど、テーマの一つは、教育委員会をどう改革するかで、自民党は、知事等の委員長任命を強化するという方向の改革で、尾木ママと教育問題専門家は、その効果に懐疑的という態度だった。
教育委員会問題は、私はあまり知らないのだけれど、元来アメリカの制度をモデルにした制度なそうで、だとしたら、選挙で決めればいいのではないかと思う。
確かアメリカでは保安官なんかも一部は「選挙」で決まるのではなかったか。
まあ、それはそれとして、面白かったのが、その後のテーマになった、週休二日制を週休一日にするという制度改革に対する意見が見ものだった。
というのは、反体制側が二つに分かれたのだ。
この問題について世論調査をすると、「ゆとり教育」に対する反動と、土曜日に子供が家にいるといろいろ大変だという、主婦の意見が影響して、どの世論調査でも、土曜日も授業を行うことに賛成の意見が過半数以上を占めている。
この問題については、自民党側(体制側)は、土曜授業にほぼ決まっている。
ただ学校週休二日制を導入したのは自民党なので、その整合性をどう説明するかが問題であるようだった。
一方、尾木ママと教育問題専門家の対応は、尾木ママが、「お母さんたちの負担を考えると、世論の数字はしょうがないかなと思うけれど、ただ、土曜授業の再開は、世界の大勢から反していることは確かだから、それを考えなければいけない」と言った。
これに猛烈に反発したのが、教育学者の大学教授で、同じ向かって左側の関に肩を並べて座りながら、尾木ままを見やって「世界の大勢がどうあろうと、日本の制度をそうしなければならないわけではない。日本は日本がいいと思うことをやればいい」と、週休二日制を廃止すべきであると強硬に主張していた。
「反体制側」が二つに分かれたことは、「今」を象徴しているように思って、それが面白かったのだが、それより「世界の大勢がそうだから、そうした方がいい」という意見と、「体制がどうあれ、自分のいいと思う方法を追求すればいい」という意見の対立だが、わたし的には一層興味深い。
一見、「体制がどうあれ、自分のいいと思う方法を追求すればいい」という意見の方が正当に思えるけれど、そうではないと言いたいのだ。
なぜなら、自分の信念を貫くということは「真実」が存在することを前提にしているが、「真実」は存在しない。
一生懸命、探せば真実は見つかる、今はまだ見つかっていないだけだ、というのではない。
「真実は存在しない」のが真実なのだ。
これは話しだすと大変なので、「世界の大勢がそうだからそうすべきだ」という尾木ママの意見に正当性があるのかという問題にさっさと移ると、私は「案外ある」と思うのだ。
「世界の大勢がそうだからそうすべきだ」という意見は、少なくとも「真理だから、そうすべきだ」と言っているわけではないという点で、より真理に近いのだ。
ジャンジャン。
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