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 衆院の定数削減問題で、以前からずっと思ってきたことだが、「不公平」を是正するなら、定数を増やすという方法があるはず。

 なんで、それを誰もいわないのだろうと思っていたのだが、「定数増加」を主張する運動体というか、市民グループが存在するそうで、前回、紹介した国連の拷問禁止委員会の傍聴記事をブログに書いていた小池振一郎弁護士が、その一員で「賛同者」の名前をブログにアップしていた。

 あまり著名人はいないみたいだが、数は相当多く、マスコミが無視していい数ではなかった。

 世論の「空気」を読んで、「定数増加」運動が存在することを無視しているのだろうが、だとしたら、まさにマスコミの自殺行為。

 最高裁も、世論の空気を読んで、「違憲状態」の判決を下したのだろうが、違憲状態を正すのは、「定数削減が唯一の方法ではない」くらいチラリと言ってみたらどうか。

 金がかかるといったって、微々たるもの。

 国家財政が、国会議員の報酬も払えないくらいに切迫しているわけではないだろう。

 どうしても、というのなら、議員歳費を削減すればいいだろう。

 議員としてみれば、定数増加で当選の確率が上がるんだし。

 ともかく、みんなが定数削減を言う中で定数増加を言うことは、決して「ちゃぶ台返し」ではない。

 そもそも定数削減して、なおかつ公平性も確保するとしたら、鳥取、島根辺りの地方選出議員は、ゼロになってしまうのではないか?

 工学部の学生なら誰でも知っている電気の法則にオームの法則というのがある。両極の電位差は、電流の大きさと、電気抵抗の大きさに比例するという公式だが、実際に電は、純粋な比例関係にはならない。

 昔、大学の授業で、このオームの法則を取り上げ、何故、現実には単純な比例関係にならないのか、わかるかと教授が生徒に質問した。

 すると、教室内静まり返る中で、一人、手を挙げ、「抵抗線(例えばニクロム線等)に電気を流すと、抵抗線の温度が上がるから」と答え、教授が「その通り!」と拍手したのだけれど、言われてみると「なーんだ」だが、結構、気づかない。

 定数削減ばかり見ている連中は、「ニクロム線の温度が上がること(実は、それが実用の目的なのだけれど)」に優秀な連中が気づかなかったように、それがもたらす矛盾に気づいていない可能性がある。

 かもしれない。

 と、当時全然気づかなかったボンクラの一言でした。

 

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