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中央教育審議会が「道徳の時間」を「特別の教科」に格上げするように求めた答申を出しました。
「道徳」というと、「いいことじゃないか」と思いがちですが、実はそんなに単純なことではありません。 欧米など民主主義国家では、「規範意識」の教育は、行われていますが、「道徳」という教科の設定はしていません。「規範意識」とは、倫理観や社会合意(ルール)遵守の意識のことで、「生き方」や「国家への忠誠心」までは含んでいません。 自由主義国家においては、思想・良心の自由が重要な人権として保障されており、特定の思想を国家が押しつけることを強く否定しています。なので、特定の生き方や国家への忠誠心を教え込む「道徳」教育はありえないことなのです。 日本では戦前、「修身」という教科が設定され、生き方や愛国心・忠誠心の教育が行われ、軍国主義体制への忠誠と参加の意識が国家によって植えつけられました。 その問題性から、「修身」は、GHQによって軍国主義を生み支えるものとして廃止されています。 歴史を振り返り、国家による忠誠心や「生き方」の教育には慎重であるべきだと思われます。戦後69年間、「道徳」という「教科」のなかった理由を忘れてはならないと思います。 |

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