約1年間、仕事のためアメリカで生活したことがある。
私が住んでいてワシントン州の田舎の大学街は、
小麦畑が広がる肥沃な所であった。
しかし、ワシントン州の北西部からアイダホ州にかけては、
茫々だたる荒野が広がる場所である。
また、観光で訪れたアリゾナ州の北部からモンタナ州の東部にかけても、
見渡す限り赤茶けた不毛の地が広がっている。
そのような作物の栽培すら難しい場所に、
アメリカ先住民(インディアン)の保留地がある。
実際、不毛の大地を過ぎ木々が生える緑豊かな場所に抜けると、
そこは、白人が住む場所である。
「3日も食べていない」と、物乞いの先住民の方に食べ物を、
懇願されたことがあった。
コロンブスの北米大陸到着以前、あの広大な土地は、
彼らのものであったはずである。
コロラドの緑豊かな場所にも彼らの祖先の遺跡が存在する。
Indian Reservation、北米先住民保護特別保留地。
reservationとは、権利などの保留や制限を意味する。
あの土地に住む彼らを見なければ、
日本語だけでは本来の英語の意味を考えずに、
如何にも保護された土地(豊かな場所)に
彼らが、生活しているような誤解を持ったままでいたかもしれない。
世界史的の流れを見ても、
通常、侵略者は、先住者の生命、権利を奪うことを、
常としている。
今のアメリカ先住民の姿は、400年前から続く、
アメリカの政治方針、言い換えれば、
アメリカが持つ「負の体質」の象徴と感じる。
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はじめまして。「世界に民主主義を」と半ば押し付けのように叫び続ける大統領を戴く国にも、いまだそういう状況が残っているのですね。勉強になりました。
2006/3/26(日) 午後 11:17 [ 醍醐 ]
昨年の夏、アメリカ南部を襲った巨大ハリケーン、カトリーナの一件もアメリカを象徴するできごとだと思っています。アメリカ政府の被災地への対応が遅れたと批判されています。この遅れは、被災地住民の多くが、アフリカ系アメリカ人であったことと無縁ではないと思われます。アメリカ先住民と同様にアフリカ系アメリカ人への差別、蔑視は、未だ存在することを露わにした出来事だったと思っています。世界に民主主義を押しつける前に、自国の管理を行ってもらいたいものです。
2006/3/27(月) 午前 3:01 [ 石山敬貴 ]