出師の表

日本は、真に独立した国なのでしょうか?

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引き続き、アメリカで生活していた頃の話である。

大学のある研究室で働いていた。
赴任当初は、英語を喋ること、
異なる社会生活、食べ物の不味さに
辟易しながら過ごしていたが、
慣れてくると非常に楽であることに気がついた。

それは、「世間体」を気にすることが
ないことであった。

私の故郷は、東北の小さな田舎町である。
小さな頃より悪さをすれば、
「あれは、どこどこの息子だ!」と
糾弾されるような風潮があった。
また、必要以上と感じるほど、
親戚、近所づきあいをしなくてはならない。

それが、アメリカでは、全く不必要であった。
もちろん、行った当初は知り合いもいないわけであるから、
人付き合いをしたくてもできない状況であったのは確かである。
しかし、その理由だけでなく、
アメリカ人は、完全に「我は我、人は人」なのである。
道で会えば、知らない人とも挨拶を交わすが、
基本的には、他人に干渉しない。
干渉されたくない。
完全な個人主義、自由主義なのである。

その雰囲気に気がついたた時、
全く「世間体」を気にしない生活の楽さ、
心が解放されたような感覚は、
確かに今でも懐かしいかぎりである。

アメリカの大学を出て、
向こうで就職をした日本人と知り合った。
彼女は、一度、日本に戻り、
日本の企業に就職をしたことがあったそうである。
しかし、その生活を長く続けることができなかったそうである。
日本での生活は、「人の目が怖かった」と話していた。
彼女は、少し極端なところがあったかもしれない。
しかし、あの自由な雰囲気の中では、
私にも彼女の気持ちを納得できる部分が多分にあった。

「世間体」という言葉もまた「島国根性」と
同様に良い意味で使われることは少ない。
しかし、武士道精神にもあるように、
伝統的に日本人は、「恥」の意識を持っていた。
「不真面目であったり、悪さをしたりすれば、
世間に顔向けができい」という考えである。

「世間体」には、窮屈さ、偏狭さを感じる人が多いであろう。
しかし、「世間体」があるということは、
逆を返せば、「地域共同体」が
しっかりとしているということである。

横浜に住んでいた頃、「変質者現る」の回覧板が
頻繁に廻ってくることに驚いたものである。
小さな子供を持つ親として、かなり心配もしていた。
こんなに沢山の人がいるにも関わらずに、何故とも思っていた。

しかし、横浜には、
沢山の人がいても、
沢山の人の目が
あるわけではなかったのである。

「世間体」があるということ、
つまり、「地域共同体」が整っている社会は、
犯罪に対しての抑止効果が非常に高い。
「世間体」のないアメリカ社会では、
自由な風潮であるが、犯罪発生率が非常に高く、
日本においても、これまた、アメリカ化されつつある。

今、私は、少し窮屈でも、安心、安全な伝統的日本社会が好きである。


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