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僕は、あまりにも気の毒な人々のことを知ってしまった。メールで会話してしまった。些か、関わりを持ってしまった。現代日本の田舎に住んでいる最底辺の人々。僕には、彼ら、彼女らを助けることなどできはしない。しかし、幾らかでも慰めることはできるだろうと思ってしまった。
僕は、あまりにも甘く、お人好しであった。そうした無残な「現実」に触れて、僕の心は、最初は同感と同情に満たされた。だが、どうにもならない「現実」。日本の田舎には、信じられないほど封建的で、粗野な男や、無知で、頑迷な女が、実際にいるのである。
今や、彼らから手を引くべきだろうか?僕自身も貧しい。しかし、彼らは「絶望的に貧しい」のだ。このままでは、僕は、そうした人たちと共に、奈落へと引き込まれそうだ。僕自身、次第に貧しくなっているのだから。その上、癌という病に蝕まれている。
ある人は、もっと明るい方を見よ、と忠告してくれた。彼らとは、すっぱりと手を切り、目を背けるべきだろうか?しかし、何故か「健康的な人」とは縁がない。孤独な僕は、勢い、そうした人々を関わりを持ってしまうのだ。
健康的な、明るい世界と人々・・・だが、僕の生活の中で、健康的と言えるものは,ストレッチだけだ。僕は、闇と絶望とを、自ら好んでいるのだろうか?
昼日中、買い物をしに、安売りスーパーに行った。そこには、ぞんざいで、不潔な服装、惨めな顔つきをした、中高年の田舎者が溢れていた。それでも、彼らは食品を好きなだけ買えるのだから、まだ極貧ではない。
我が家の空き地は、背の高い雑草に覆われてしまった。中でも、棘を持った、木々に纏わりつくつる草(?)は、もっとも始末に負えない。雑草の中の一軒家。それは、衰滅の印だ。
すっかり気力を失って、ついつい涼しい寝室で横になりたくなる。無力な逃避行動。何も見ない。何もしない。しかし、目を背けていても、結局、僕は衰亡に向かって堕ちているのだ。
しかし、僕は、日中は、少なくとも起きていようと努めている。無意味な抵抗・・・?
もう起きてはいられなくなりそうだ。
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自己の解析・何故、僕はこうなのか
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