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学生の時に衝動買いで買ってしまったバイク。
当時つき合ってた彼女とドライブしていた時のこと。
信号待ちで、ふと横を見るとバイク屋さん。
ふ〜ん、と見ていると、なつかしのHONDA MTX50Rがある!!
ちょ、ちょっと寄っていこ!
うっわぁ、なっつかし〜なぁ・・・
その時MTXの横にあったのがCRM。
お値段、11万くらいだったかな。
手持ちは1万ちょっと。
早かったですよ!
「すみませ〜ん、これ、買います!」
は?っていう顔の彼女やバイク屋さんの言葉は馬耳東風。
私の頭には河川敷や林道で砂煙をあげて走り回っているCRMと、
めちゃくちゃご機嫌そうな自分の姿だけ。。。
手付け金として見積書の下4桁だけ払って店を出ました。
納車引き取りまでの時間の長かったこと長かったこと。。。
それから約5年ほど乗りました。
オフロード車なのにパワーフィルター着けて、最高速ねらいのセッティングして、
メーター読みで80km/h以上は出ていたと思います。
オンもオフも遊べる最高のバイクでした。
ちょっと吸気音が大きくて、
前を走っていたヤン車の兄ちゃんに「うるせーよっ!」と文句を言われたりしたけれど。。
でも、だいじょうぶ。うるさくて聞こえなかったふりして横をすり抜けて逃げましたから〜。
暑い日も寒い日も乗り回したCRMでしたが、
MARKllの登場を機に出番は次第に減ってきました。
このまま不動車にしてしまうのはかわいそう、
かといって誰にでもはゆずりたくないし、
いろいろ悩んだ結果、大手全国チェーンのバイク屋さんに引き取っていただきました。
手放す決心をさせてくれたのは、バイク屋さんの兄ちゃんの
「大丈夫、私たちが責任持って整備しなおして次に乗ってくれる人、見つけますから。」
という言葉でした。
CRMをトラックに乗せてバイク屋さんまで移動して売買契約を交わしていると、
整備の方が困った顔してこちらにこられました。
「CRMがエンジンかからないんだけど・・・」
すぐに整備場に行きました。
その時私には確信がありました。
「絶対こいつはすねてるんだ。」
だって、バイク屋さんが来られる直前、最後のお別れに大学まで走って遊んできたばかりだったから。
バイクにまたがってキックをすること数回、すぐにエンジンはかかりました。
パーン、パーン、パ、パ、パ、パ、パ、パァ〜ン・・・
いつものようにかすかな白煙を吐きながら、軽やかでいてどこか図太いエキゾーストノートを響かせて。。。
手放してから数日後、磨き上げられたCRMが店頭に並んでいました。
その数日後、姿は見えなくなりました。
今もどこかで元気に走り回っていてくれたらいいけどなぁ・・・。
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