Dr.サトールのブログ

シンシア ちゅらさん ウルトラマン!

【コラム】 人生はロックだぜ!

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みなさんこんにちは、Dr.サトールです。
 
今回は日菜子さんの映画デビュー作品となった1994年公開
金子修介監督の「毎日が夏休み」についてお話したい
思います。
 
日菜子さんは元々、それ以前からファッション雑誌『Olive』
の専属モデルをしておりまして、この映画デビュー(もちろん
オーディションです)はその後の(女優としての)芸能生活の
大きなステップアップとなったのでした。
 
内容については、原作が(あの!)大島弓子さんで、ある種
つかみ所の無い?展開が人気でもあったのですが、実写で
映画化するのは難しいと考える人も多かったと思われます。
 
それでも?綿の国星(1984年)や四月怪談1988年)など
これまで映画化されてきた作品もありましたので、
監督の側?からすれば
「やってやろうじゃないか!」
と創作意欲を掻き立てられる面もあった、やりがいのある
題材だったと言えるとも思います。
 
設定は、バツ1!のご主人(大手企業サラリーマン)が
こちらもバツ1(子持ち=女子高生)の奥さんと再婚して
漸く、家庭も落ち着いてきたある日突然ドロップアウト?
して、行く当ても無く架空出勤の毎日!
 
娘の方も、学校でイジメにあって登校拒否!(こちらも
架空登校の毎日)という、最早家庭崩壊の一歩手前
という崖っぷち?から始まるのです。
 
キャストはこの
義父(おとうさん)林海寺成雪役が、佐野史郎!さん
(当時「冬彦さん!」でブレーク?しました)
 
義理の娘(主人公)林海寺スギナ役が佐伯日菜子さん
実の母、林海寺良子役が風吹ジュンさん。
 
と、両親だけでも一癖も二癖もある?良い意味芸達者
な、お父さんお母さんだった訳です。
 
 
さて、ある晴れた日、というか小春日和の爽やかな朝、
いつものように、お母さんの手作りお弁当を手にした
父と娘はそれぞれの居場所?へと出発して行きました。
 
舞台は如何にも田園都市といった高級住宅街で、外見
には?幸せな家族の朝の風景に見えた事でしょう。
が、しかし…、
 
1時間もしないうちに、夫の車が(娘を乗せて)戻ってきました!
「エッ、忘れ物?」
という訳でもなさそうで、
「あなた、どうしたの?会社は?スギナちゃん!学校は?」
 
と途方に暮れるお母さんです。
 
「会社は辞めた。スギナは登校拒否だそうだ」
 
重大な事を(ニュース解説のように?)言ってのけるお父さん
です(笑)
お母さんは(父娘が予想していたような)常識攻撃!?で
質問攻めの最中ですが、二人の耳には馬耳東風?です。
 
「行きたくない(学校)なら行かなくていい」
 
キッパリと宣言するお父さんですが、それで良いハズが
ありません。またもやお母さんの常識攻撃!
Q、学校へ行かなければこの子の将来が!
A、勉強は僕が教える
Q、会社を辞めてどうやって生活を?
A、自分で仕事を始める事にした!?
 
全く要領を得ない(その場で考えたような)出たとこ回答!に
お母さんは呆れ返ってしまいます(そりゃそうでしょうね・笑)
 
 
しかし、この父娘はどうも真剣な様子で(いつ相談したのか?)
二人でなんでも屋(便利屋)を開業するとの事です。
その名も
 
「ハートサービス林海寺(りんかいじ)社!」
 
「アリさんマークの○○○」でもあるまいし、まさか一家の実名で
そんなサービスを始めたら(ご近所の手前が…ギャー!!)
お母さんは卒倒寸前です!
 
そんな事にはお構いなく、ドンドン起業準備を進める父娘!
義理の仲なのに随分、分かり合っていますね?
 
実は、この少し前。お父さんは義理の娘にプロポーズ?!
していたのでした!ってエーッ!!(そんなバカなぁ)
 
もちろん、何ヶ月ぶりかに登校した学校で決定的なイジメを
受けた娘に
「僕には君が必要なんだ!」
と、林海寺社!への就職を口説いた!のですね。
これで、意気に感じたお嬢さん!
 
「君が必要!君が必要!!何てスウィートな響きなの!」
 
と舞い上がり!学校の廊下を(バレエ仕込みの)見事なステップで
スキップしながら(そのまま退学して!)義父の元へ走っていった
でした??(笑)
 
 
こうして始まった社員二人の便利屋(おかあさんは徹底抗戦!で
自ら「お水?」の仕事へ踏み込んでいきます!?)さんですが、
大都会東京!の需要というのは結構あるもので、子守、プール掃除?
仮想デート!?(これはお父さんが依頼者を張り倒して!阻止・笑)
 
と次第に注文も増えてきて、軌道に乗っていったのでありました!
 
また、このスギナちゃん(専務!)も登校拒否の高校生とは思えない
実務能力を発揮して!お義父さん(社長!)へも料理(代行)の
手際が悪い「ヘタクソ!?」「(干した)布団はバンバン叩かない!」
と、ズケズケ(ダメ出し)言いたい放題?です(笑)
 
そんなある日、お父さんの前妻(草本紅子・高橋ひとみさん)の
マンションが火事とのニュース速報!
 
「これから行ってくる!」
と仕事を放り出して?駆け出す社長!
 
「紅子さんが中にいるの?」
「いや、彼女から頼まれた仕事が途中なんだ」
 
えっ?エーッ??前妻からまで仕事を取っていたとは?
熱心なのか(異常なのか・笑)
 
お蔭で?お父さんは大火傷!お母さんもショック(と過労で)
緊急入院!
仲良く隣同士のベッドで(休業)入院となったのでした…。
 
(折角?)走り続けてきた林海寺社もこれで仕舞いか?
 
 
まあ、何てことは無い!?
数ヵ月後にはお父さんお母さん共に回復し、林海寺社は
本物の?会社(法人!)となったのでありました!!
目出たし、メデタシ?  おめでたい??
 
ただ(遂に高校へは戻らず)永遠の夏休みを過ごし続けた
スギナちゃんは立派な?大人になって(二度とは返らない)
(お義父さんと過ごした)「あの夏の日」を懐かしく思い出す
のでした。
 
 
というような、よく分かったような分からないような、でも
見終わってある種の爽快感がこみ上げてくる、不思議な
青春ストーリーなのでした。
 
 
実際に、社内での閉塞感や校内(クラス内)での陰湿なイジメ
は今現在に至るまで無くなっておらず(却って悪化している?)
その一つの解決法?(緊急避難)として自ら登校停止を推奨
している専門家もいるそうです。
 
人生の?レールから外れる事を罪悪のように考える風潮も、
現在ではかなり改善されてきたのではないでしょうか?
実際、人生は何度でもやり直しが効く舞台なのですね。
 
どんな生き様(仕事、制作物、実感等々)を描いていくかは
それこそ、人それぞれで、それを選択する自由はちゃんと
「憲法で!」保障されているのですね。
 
この映画で、人生の可能性について(新たな)発見をした人
も多かっただろうと思います。
日菜子さんも、1994年の各映画賞、俳優賞の新人賞を次々に
受賞しました!女優人生のスタートがこの映画だったのは
彼女の人生にとっても輝かしい一ページとなったのではないで
しょうか?
 
一昨年「山田洋二監督が選んだ日本の名作100本・家族編」
として、NHKBSプレミアムで放送され「家族の絆」を再確認した
秀作、という評価がまた高まったようです。
 
監督の金子修介さんもこれで着実にステップアップされたのでは
ないでしょうか?
(佐野さん、風吹さんたちはこの後、金子組?として、もちろん
日菜子さんも!特撮作品等に出演されております。
私的には?この翌年のガメラシリーズに出演して欲しかったの
ですが、これもまた天の配剤というところでしょうか)
 
 
という訳で、今回はド新人だった日菜子さんが体当たりでベテラン
脇役陣にサポートされて、名作を体感されたお話をさせて頂きました。
 
次回は、ここから更にステップアップした!
伊丹十三監督作品「静かな生活」をご紹介したいと思います。
 
それでは、また。
 
                                      つづく

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