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このカタログは海外の友人から送られて来た。
いつもとは違い書留で。程度も非常にいい。相手からしたらおそらく精一杯の親切だったと思う。ちなみに市場価格も高い。
それが分かるから「あっ、これもうすでに3セット持ってる」なんて本当のことは返信に書けやしなかった。
そこはそこ、僕も繊細な日本人ですから。
見た事もない単車のものまでもっているのですから、自分自身で過去持っていた車種は当然カタログで全部もっている。
「アメリカ」モデルは四角い豪華カタログとこのポスターカタログの2種類がある。ここで使われている写真のモデルは実際の市販車とはやや違う。プロトタイプっていうものなのか。サイドカバーの穴、左右スイッチの位置、タンクやサイドカバーのエンブレムやステッカー。
あとバックミラーが付いていない。
この750Sアメリカに関してはもちろんカタログもマニュアルも消しゴムもミニカーも持っています。
そのミニカーなのですが、付録に付いていた小冊子には2種類ある事に気がつきました。フランス語とスペイン語です。カタログコレクターの悪い習性です。バリエーションで他にも英語やイタリア語、ドイツ語があるかだけが気になってきました。
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AGUSTAカタログ
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125ccのアグスタを30年ぶりに動かしてみた。
ナナハンに較べりゃあ、車重わずか100kgちょい。まあ、ちょろいもんだって侮っていたのが大間違い。
加えて脳みその劣化は想像以上だった。違いが分かっていながらも逆チェンジ操作が辛い。車と違いアクセルをブレーキと間違える事はこそ無いが、ミッションをシフトダウンするつもりでブレーキを踏んでしまった事数回。シフトダウンするつもりがシフトアップする事数回。しかしそれ以上辛いのはサイドスタンドがない事だった。
いきなりエンストしたときなど下りてセンターがけするのが面倒くさい。ギアがニュートラルに入っていないとセンタースタンドがかけられないのだ。さらにプライマリーキックじゃない。極めつけはキックペダルまで自然に足が上がらなくなった事。これ、太ったせいでジーンズがパンパンになったからです。
350Sはモダンな外観とは「裏原宿」に、同年代の国産車より遥かに気難しい。60年代クラシックバイクそのものをパッケージだけ換えて売り出したみたいだ。パッと見ブレーキはディスクのスカラブ三連装だし、美しいフレームは硬く頑丈だが重い。エンジンの振動をもろに拾いビリビリ共鳴する。当時日本では認可されていないフルカウルが付いたモデルもあったりで外観は決して古く見えない。
だが始動は慣れないと厄介だ。センタースタンドをよっこらしょと立て、右チェンジの1ダウン4アップってヤツがニュートラに入ってる事を手で触って確認(タイヤが動くかどうか)。
タンクコックをオンにして、四角いデロルトの左右二個ともチョークレバーを開けて、左に立つ。右足で左の空キック三発。メインキーをオンにしてから、始動一発で決めるため精魂込めた「勝負キーック」
ここまでの儀式が毎回必要だった。エンジンがズゥルルン、ドゥゾーンとかかったらチョークを戻してキャブのスロー調整。2〜3回空ぶかしして車体が何センチか後退したらはじめて跨がる。
表参道の交差点で警官に止められた時、「あーあ、再スタートの時またあの儀式をしなけりゃいけないのかよう」とがっかりした。
おまけに道路からセンターがけが出来る歩道まで、押し歩きしなけりゃいけない。サイドスタンドなんぞは最初からもちろんついて無いからだ。
警官はたまたま目に入った変なバイクだったから停められたらしい。ニコニコした顔で「これなに?ガイシャ?どかてぃ?」なんて聞かれ、うんざりした顔で受け答えした。
何十年も前の話だが、昨日の事のように蘇る。
こんなことを書いていながら思うのですが、僕はさんざん苦労させられたこの350S最終型が好きだった。2台乗り継いだ。長距離ツーリングにも行った。
バイク仲間の「K」君は唯一それを分かっていて、「だんな、程度のいいのが1台あるんですがどうですか?」と誘惑する。うーむ。
350Sか。欲しい。このバイクのウイークポイントは電装系と言われているが、実はもう一つある。入手は簡単だが、売るときに苦労する。つまり不人気。
僕は他の人には絶対一つ前の型の350Bをすすめます。
エレクトロニカという12ボルトの前後ドラムブレーキモデルのほう。キャブは別体型のデロルトUB。このバイクはとにかく後期型より軽くて速くて楽しい。人気もあるので今ならやや高いかもしれません。
でも飽きたら即座に高値で売っとばす事が出来ます。こいつなら。
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今回行ったイタリアのパーツイベントではパーツ買いは全て不作でした。
カタログ買いのほうも値上がりがあまりに大きく、結局不作でした。
以前の記録を見ると例えば5年前はカワサキZ900の大判カタログが25ユーロ、それが今回は50ユーロです。「こちらの方は(Z900)はよく見つかるけど、こちらはめったに出てこない(アグスタの総合カタログ)」と数年前に言われた、そのカタログを買ってしまいました。
しかしなんなんだ。この4気筒ツインカムは?ギヤ駆動のカムシャフトエンジンにシーソーペダルがついてる。アゴスチーニが確実なシフトが好きだったとどっかで読んだことがあったが、まさかシーソーペダルだったとは、なんてことも思ったが真相は何のことはない600GTのプロトタイプエンジン。カムカバーが丸なのでレーサーと間違えるところだった
旅行先では「今しか買えない何かを買わなくちゃ」という妙な心理が働くのです。1日悩んだ結果、入手。
もの凄く高かったので、値段は恥ずかしくて書けません。
売り主は言った。「これはレアなカタログだ。前回出品した時は2人のコレクターが俺のだ、俺のだと、取り合ったくらいだ」と。
本当か?そのわりに2日間売れていなかったけど。
さてラインナップの250のエンジン、150スポルト、125のGT、スクランブラーのどれも丸っこい。
250のツインはここではエンジンだけの発表だが、翌年日本車のような神社仏閣型でデビュー。後に350ccまで拡大された。一方600の4気筒プロトタイプはあちこち手直しされて同じく神社仏閣型ツーリングタイプGT版で発売された。 |
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カタログの話です。
あまりに種類が増えすぎてもう蒐集が追いつかない。
F4はもちろん嫌いじゃないのですが、冷静に判断できる自分が不思議です。
とはいえ最初のF4カタログが手に入った時は感動しました。
1999年でしたっけ?F4発表会の際配られたカタログがこれ。
おそらく日本人でこれを最初に入手したぞ、という思い。
豪華でよく出来ていて、マグやカーボンなど高級素材で料理された超高級モデル「セリエ・オロ」もちゃんと入ってる。
アグスタファンのヒーローアゴさんの画像も。
コレクター必須版で、これ一冊持ってりゃ済んでしまいます。って何が済むのかは分かりませんが。
ブルーのF4カタログは順番的にはその次。
沢山持っていたので数冊処分しようとしたら、おっと言語が違う。
英語版、フランス語版、イタリア語版、ドイツ語版がある。
グレーのものは中面も豪華でページ数も多く、ちょっとだけレア。
F4って、日本でそこそこ売れたらしいので、それこそ日本語版を作ってもよかったんじゃないか?
F4セリエ・オロも約1割が日本で売れたのだから。
赤とグレー、当時としてはコンパクトで前衛的なパッケージ、イタ車久々登場の4気筒、4連マフラー、そしてあのタンブリーニ。
初っぱなからこんな話題の多いデビューだと後が続かない。
その後出てくる出てくる、ネイキッドのブルターレが出てきたり、1000が出たり、3気筒が出たり。アゴにセナに3気筒版セリエ・オロ。新しい車種名を覚えることもできやしない。
カタログ集めにもだんだん熱が入らなくなった。
下はいつの間にかあつまったカタログ。あまり覚えていない。
さらに忘れていた初期のものが出てきた。
こいつもぜーんぜん覚えていない。
初期モデルで、F4セリエオロ付きだ。
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六本木通りから麻布十番に向かう右折ラインに内側から真っ赤なMVアグスタ350Sが入ってきた。
セパハン、低いシルエットに当時まだ珍しいフルカウル、重低音。
その時僕が乗ってたのはカワサキのZ400FX。アグスタの赤と銀の後ろ姿を見ながら走り、奴がそのままブルックランズに向かうだろうの直感はみごと当たった。
MVオーナーは店の前にセンタースタンドを立てていた。
思えばその瞬間からイタリア車好きになったのだと思う。
それまでは「外車」は殆ど視界に入っていなかったから、交差点で初めて見たアグスタはなおさら衝撃だった。
350sにフルカウルモデルがあるなんて知らなかったし、ケニーズで見るMHRを当たり前のように感じるようになったのも、福田モータースで木箱入りのCB1100Rを見るのだってもっと後だった。
何の話でしたっけ。そうそうカウルのついたMV350sについてです。
その後やっと手に入れたMV350sは格好こそレーサーレプリカそのものでしたが、走りはいまいち。友人の母親からは「まあ、女性的なバイクね」なんぞと言われていました。振動と音の男らしさは「女性の外見なのに男性の声帯を持ってる人」みたいな印象です。
スタートには多少手続きが必要で面倒ですし、右チェンジの1アップ4ダウン、振動も激しくバックミラーを落っことすほど。右折時はエンストが怖くて、空ぶかししっぱなし。
それでも350sは好きで結局2台乗り継ぎました。
今ならセル付きのナナハンに較べてももっと気楽に乗れそうな気がします。体格的にも似合う気がするし、手放してから随分経つ今になっても、もう一回持てたらいいなと思っているくらいですから。
1973年12月17日のミラノショーでこの350sは発表された。
プロトタイプで後の市販車とは細部が違う。
エキパイは丸く、シートレールはメッキで真っ直ぐ。サイドカバーは小さくシートカウルもやや小さかった。市販車の方が全体的にバランスはいい。
500cc(472cc)やツインカムも計画されたとの噂がある。450ccのキットは見たことがあるし500ccのプロトタイプは雑誌にも何度か載った。
ツインカムに関しては2気筒説と4気筒説がある。350sのこの雰囲気のまんまのジウジアローデザインアグスタ4気筒プロトタイプってのが存在するので、そこらへんと情報が交錯したのかもしれない。 ジウジアローだけじゃなく、ハンスムート/ターゲット一派もアグスタのデザインを手がけた。
作品はカタナのデザイナーとされるHans Georg Kasten( ハンスムートHans MuthもHans Georg Kastenもともにハンスじゃないか。だからどちらにしても「ハンス」作品なのだけは確か)の手によるもの。
※下の写真では左の人物がKasten。
このプロトタイプは1979年「モトラッド」MOTORRAD 社が公募したデザインということになっている。詳細は不明。
そのターゲットがデザインしたアグスタは半月型のフロントフェンダーなどはもろカタナそのものです。これを原点としてカタナデザインが生まれた。
フレームはノーマル、キャブは最終型アメリカ用の26パイデロルト、Fフォークとブレーキは750S、リヤサスは分からない。ところでこの集合マフラーなんですが、クランクケース周辺がのっぺりして見えて僕は駄目です。
さてこのバイクを30何年ぶりに最新のMOTORRAD CLASSIC誌(2015.1月2月合併号)がレポートしていた。
※MOTORRAD誌はカタナのデザイナーはHans Georg Kastenとしている。
※カタナのイメージからプロトタイプへのカタチの変遷に興味がある人ははここを見てください。
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