バイクのカタログハンター日記

バイクのカタログハンターと禁断の物欲世界。紙の猟人日記」101夜

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125は中華三昧

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BULLIT、ASTOR、MINSK、ZONGSHEN、MASH、SYM、KIMCO……。
これぜーんぶ125cc版SRみたいなフツーのロードバイクメーカー。
まっ中国、台湾ロシア製なんですが、名前は忘れたがスペインのもあったな。
今度は「マサイ」って125ccバイクのカタログが手に入ったです。
これがなかなか出来のいいやつなんです。
もちろんどこ製かは分からない。

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デザインの美しさも。全体のバランスも、まとまりもいうことないカタログ。たしかに良くできています。
だからといってそれを理由に中国製じゃない、と断言するのもなんですね。
これで分かったことは、いまやヨーロッパの市場はもう飽和状態でしかないみたいということ。

メイドインチャイナという中華サイトの「バイク125cc」を覗くと

まあ次から次へと出てくるは出てくるは。
もうこのクラスには日本製の入り込む隙がないってことなのかな。
ホンダグロムやKTMってのも中華製ってこと?
それともフェイクモデルなのかな。

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ベネリのダブワン
いや、ペケエス1かな。
1969年トルネード650というツインがある。57馬力、最高速度190km/h。
ラベルダのツインのように細かいシリンダーフィンにこれ見よがしの巨大なドラムブレーキ。
タンクの塗装を含めて、ちょっとだけイタリアン風味な外装です。

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英国車をはじめ「650cc」に思い入れのある人は僕より年上だと思います。
305、500、650 、750、リッターバイクといった国内排気量ステイタス頂点の変遷をずっと経験して来た人なんだなあとも思います。
ところで「ロクハン」という言葉は「ナナハン」登場以前から存在したとCB72に乗った友人は証言していました。
ちなみに「ゼロハン」は1975年前後。これは鮮明に覚えています。
「平凡パンチ」の記事タイトルに最初に使われた記憶です。
関係ないけど、バイク好き連中が使っていた「セコハン」という言葉の意味が分からず、「セパハン」みたいなハンドルの一種と思い込んでいたのは僕自身です。

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マーニホンダはマーニグッチほどポピュラーではなく、見かけることもまずない。うっかりするとその存在すらも忘れてしまうようなバイク。
カタログはこのペラの1種類だけ。
マーニからではなく、MVアグスタの改造モデルで有名なドイツハンセン社から出たカタログです。

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Mick Walker著「MVAgusta」によるとマーニホンダは1980年に作られ、エンジンはCB900F、フォークもスイングアームもブレーキもホンダ製そのまま、1981年にはMH-1とMH-2合わせて150台が作られたそうだ。

カタログに書かれたスペック上マフラーはMH-1が2in4、MH-2が1in4となっています。ということは表紙の画像はMH-2らしい。
最初から、「詳しくないから」と逃げておきますね。
マフラー、コムスターホイール、ヘッドライト周りまでホンダ純正を使ったタイプがMH-1、EPMと集合マフラーを装備したのがMH-2のようです。

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マーニ製のカスタムはグッチもアグスタもホンダもどれも似たようなタンクがついていると思っていたのですが、いやはや種類も多いですね。
画像を整理していたら、海外のマニアさん達のいろいろなバリエーションモデルが映っていて興味深かった。

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BMWのエンジン積んだMBも……。
黒フレームあり、銀フレームあり、カウルあり、タンクのステッカーも違う。キャストも3本ありの色も様々。
バイクは純正に限ると常日頃から思っている僕でもこういうように改造を自由に楽しめるバイクって羨ましくなります。

飲み友達のAさんはCB750Fの改造を企んでいたし、Sさんはゼッツー改造アグスタもどきを作っていたし、僕も一度CB750F改造クリソツ仮面のアグスタもどきを買おうとしたことがありました。
いま思うとあのCBはMH-1とほとんど変わらないんじゃないか、買っとけばよかったと思いました。
価格は10万円。30年前の1986年頃でした。

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お坊さんとお医者さんが乗っていたイメージは60年代初期。
これ「ALWAYS三丁目の夕日」の影響もあるでしょうが、思い出せないにしてはなぜかかなり具体的な記憶がある。
おそらく実際に見た訳ではなく、1960年代当時の映画かドラマでそういうシーンがあったのを見て、あたかも実際に見たかのように偽の記憶が作られていた気もします。

主人公があわてて医者を呼びにいく。「先生早く、早く来てください!!」医者にそう告げた後、全速力で走って、家に戻ろうとする。
フレームの外側から走る主人公を一気に抜いて加速していく医者とラビット。(ここ、笑いをとるシーン)

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随分昔の話ですがラビットに乗っていた(という)お坊さんがいて、その人は持っているだけのベスパの事も「舶来のラビット」と呼んでいました。
僕の舶来ラビット、じゃなくてベスパ125は走行距離こそ数千キロと少ないわりに無敵の操作性。壊れない、丈夫、信頼性全てが完璧なバイクだったんで、ベスパを指差し「おう、これ持ってくかい?」なんていわれたときにも頑として「いや結構です」と断れる心の強さがあったわけです。

その時は。

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VWは日本市場で「ゴルフ」に本来の「ラビット」という名前を付けられなかったのは富士重工「ラビット」があったからだそうです。

1番上のこの表紙はピクニックですな。おっさんが構える2眼レフカメラと遠くを走るスバル360が肝(きも)です。
ラビットは「2輪の乗用車」がキャッチフレーズ。
この90ハイスーパーは最高時速85km/h。燃費はなんと70km/h。キー付きリヤトランクにはビール缶なら2ダースも入る利便性。えっ?ビール?ダメじゃないですか。お酒を広告に使っちゃあ。

まさか表紙の男女、お酒を飲んでるわけじゃあ……。


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Benelli。
レースの名門で1911年創業という「老舗」。
知らない時代のラインナップには小型のスーパースポーツに格好いいのがいっぱいあった。あの「Motobi」もベネリブランドで売られていた。

現在はこのブランドは中華企業系列に買収されてしまった。
しかし衝撃的な3気筒900トルネードは決して色あせない。

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リヤに2つの風車をつけた、釣り目の900トルネード3気筒は雑誌でしか見たことがなかった。
夏のある日、突然のにわか雨で高速下にバイクを止めた時避難場所でタイミングよく一緒になった。
独特のカタチやメカ、あの顔よりカウルの銀と緑の色バランスのほうが意外にも印象深かったことをよく覚えている。

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モトグッチと同系列だった頃の254や6気筒セイ750/900にはどうも赤いバイクという印象がある。
僕も知らなかったのだが1973年モデルのセイ750には赤や茶だけではなく、コーポレートカラーの濃いグリーンのモデルも存在したそうだ。
セイの発表はデトマソグループに参加する時期とちょうど重なる。
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この赤い750セイはプロトタイプ。
量産車とどこが違うかなんて事は分からない。この車両は今年5月ヴェローナで開かれる骨董と旧車オークションに出品される。
いったいいくらぐらいで落札されるんだろう。

(下の写真)ベネリのコーポレートカラーのグリーンはかなり濃い色なので、後の対照的なカワサキの黄緑の柔らかさをあらためて実感する。
グリーンも使われかたによって種類がある。
レプリカレーサーはかなり暗いダークグリーンだった。

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5〜6年前、ミラノの団地に民泊したときがあって、ベランダから他の棟をなにげに眺めていた。
順序よく並んでいる窓の様子は日本のそれとまったく変わらないが、いきなりある事に気がついた。なんとどの窓もカーテンの色が緑なのだ。
様々な種類のバリエーションはあるがとにかくグリーン。驚く事に別の棟を見るとこれが全て黄色。
「棟によってカーテンの色が統一」そんな事は可能なのだろうか。

実際にこの目で見たのだから事実は事実。
もしもう一度チャンスがあったら、写真を撮って誰かに詳しい事を聞いてみよう。

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僕にとってベネリには4つの顔があって、つまり小排気量のレーサー、スポーツ車、レジャーバイク全盛の頃のベネリ。そしてデトマソ傘下のマルチスポーツのベネリ。鉄砲メーカーのベネリ。そしてトルネード3気筒900やTNTによる新生ベネリ。
4つのベネリは脳内でなかなかこれが一致しない。デトマソ時代や散弾銃のベネリは赤いロゴだし、グリーンにしてもコーポレートカラーや使われかたによってそれぞれが違う緑だった。

よく考えてみたら色やカタチの違いより「ベネリ」ってこの言葉の響きが好きなのかもしれない。

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さてベネリのトルネード(イタリアでは「トルナド」になる)といえば3気筒以外にも70年代のXS-1やダブワンみたいなツイン650があって、いまこいつがとくに興味深い。
カタログはまだ持っていない。

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