バイクのカタログハンター日記

バイクのカタログハンターと禁断の物欲世界。紙の猟人日記」101夜

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働くプジョー

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「ペッパーミルで有名なプジョーは実は4輪も作っている」なんて書いたら怒られそうですね。
ある友人がプジョーに乗っているのを知って、僕は「なんでプジョーなんか選んだんだろう。アルファでもミニでも国産車でもあったろうに」と思っていたくらい。勿論自分が4輪プジョーを欲しがるなんて考えてもいなかった。

買い替えるときはプジョーの小さいやつと思っていたのですが、いまの駐車スペースはもう使えなくなって、クルマは持てなくなりそうだ。
僕の唯一のクルマライフは軽一台で終わるのかな。

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カタログ画像はプジョーのビジネス車。そしてちび白バイ。
日本でも交番で使っているポリバイはスクーターに変わった。

日本ではほとんどなじみのないプジョーのスクーターだが、僕はあるおっさんの運転するタンデムシートに乗ったことがある。
ローマのバイク屋に2度目に行った時、そこの親父が旧車でいっぱいの自分のガレージにこいつで連れて行ってくれたのだ。
20年後、その親父に再会した時、昔は小太りだったのにいい感じに枯れた老人になっていた。

あんな風に僕も歳とりたいと思った。

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モペッドのシルエットスーパースポーツ。金属パイプのカタチがなんとも。
こういう原付スーパースポーツはいいですね。
本場ではこんな感じに「普通」らしい。日本語になってないか。

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かつてはイタルジェットみたいなスーパースクーターやミニレーサー、オフ車を作っていた。

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もちろんペッパーミルもウチではプジョー製でござる。

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30年以上は前でしょうか。
「カトリーヌスパークとMVアグスタとパゾリーニとベルトーネとアレッシとラゴスチーナのイタリア」に会いに初めて行ったわけですが、もちろんそんなモノ、人たちが街中あふれているわけではなく、歴史というよりそのまま放置されたような古い建物と意外にダサいデザインの広告やBOXパッケージ、埃っぽい旧態依然としたお店など、想像していたイタリアと全く違う景色に驚かされました。

この頃は単なる団体ツアー客ですので、見るべきものが見えていないといわれればそれまで。旅行者に無関心な街のつまらない表情の裏にはとてつもない文化が隠れていると知ったのはそのずっーと後でしたから。

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セパハン、カウリング付きのカラフルなスーパースポーツが街中を走り回っていることはなく、バイクといえばほとんどが薄汚れたサイドカバー無しのベスパ。あの時は膝掛けと風防や雨よけを標準装備にかなりの数がぶんぶん群れていた。

それがちょうど1983年頃。逆に唯一イタリアのデザイン先進性というのを思い知ったのは駅の売店で普通に売られていたファッション雑誌のデザイン処理、構成の美しさでした。当時は平均的日本のグラフィックデザインより3年は進んでいるというのが本当に率直な感想でした。
街行く人は地味でそれほどファッショナブルには見えないのに、流行はきっちり存在して、2度目に行った頃はどのショップにも濃いグリーン一色の服飾にあふれかえっていた。

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当初頭の中で求めていたのは「モダンデザインのイタリア」ですから、デフレリラ安のメリットを最大限利用して、金物屋さんではアレッシのケトルやエスプレッソメーカー、時計屋さんでアレッシの腕時計、バイク屋さんでダイネーゼの革ジャンなどを爆買い。結局空港で機内預け重量オーバーで料金を払った記憶がある。

その後慣れてくると、イタリアでの買い物は生ハム、サラミ、コーヒー、パスタと食べ物が中心になった。荷物なんぞ少なければ少ないほどいいなどと気取っているのは後の「21世紀のカタログハンター」でして、当時の僕は「お土産が命」というりっぱな平均的アジア人をやっていたわけです。

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ミラノ中央駅だったかテルミニだったか忘れちまったが、朝なんと7時からオープンしている「ZARA」やエスカレーターができたステーションビル。
そして中国人経営の店がむっちゃくちゃ増えたイタリアのバール事情。ローマに何軒かあったドロッとした過激なエスプレッソを飲ましてくれる店も減ってきたに違いない。

イタリアの街の、こんな当たり前の変化を言い訳にして、僕の関心も薄くなってきた。これおそらく年齢のせい。街をより深く鑑賞するにはそれなりの若いエネルギーが必要なのだ。

相変わらず街歩きが趣味という僕ですが、
好奇心の衰えというのは実は足腰の衰えよりも根が深い。

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知ってる人は知っているある英国車専門ショップに世話になっている。
僕は塗装はほとんどここにお願いしている。
先週気になっていたアグスタのスペアのタンクの塗装を頼んだ。
そのタンクには鉄製のレーサータイプのキャップが最初からついている。
それがどうもチープで好きじゃない。
アルミタンクといっても外見はノーマルそのものだから純正ノーマル(よく見るイタ車標準の)鉄キャップをつけたかった。そうでなきゃせめて航空機タイプキャップでアグスタF4あたりについているのをくっつけようかと。しかしどちらも無理っぽい。
でひらめいたのが「エノット」だ。
もしやと思い持って行くと「これならつくよ」と言われた。

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流行というものがあるとしたら今まさにカフェレーサーとスクランブラー。
英国車で古くから過激なカッコしたモデル作ったりで、改造カフェレーサーのイメージが強いのはノートン。
トラといえば逆にありのままがサマになりすぎる。
野性的なエンジンやタンクの造形はそのまんまだとビッと決まる。
もちろんこれ古いトラの話の場合。
もちろんちょっと前までレーサーレプリカみたいなトラ「らしくない」のをたくさん作ってもいた。

今はこれだそうです、Thruxton R 1200改。

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トライアンフ製のカフェレーサー。
こいつは市販車ですかい?
おそらく色んなキットをつけて提案したモデルとのこと。
自分のトライメージとはまったく遠いが、なんだか気になるデザイン。
一方スクランブラーにはこんなのが

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ベースは900のストリートツイン。
キャストホイールもよく似合っている。
ボンネビルのナナハンはキャブレター時代こういうキャストをはいていた。
いつの時代か分からない。

なんだかヤマハのロゴマークが似合いそう。

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3気筒系のデイトナとかスプリントにはどうもトラっぽくないイメージが。
ただこれが若い人にけっこう売れていたそうだから、文句はない。
しかもメンテナンスフリーで壊れないとのこと。

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壊れないトライアンフ!!
自分たちの世代にとっては、どうもマニアの爺さん達が頭にちらつきます。
「そこんとこのネジ純正じゃないね」とか
「オイル漏れしてないって?オイルは継ぎ足しながら走るもんだぜ」とか。

こういう爺さんはどんどんいなくなってしまいましたが。
今回塗装頼んだお店にはまだいくぶん昭和の雰囲気が残っています。

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英国車つながりで1965年「007/サンダーボール作戦」に登場したBSA。
原作ではトライアンフのライダーが手榴弾を投げるのだが、映画ではBSAがロケット弾でクルマを襲う。

そんな望月三起也的発想のゴールドスターとルチアナパルッツィ姉さん。

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エンフィールドのカタログ。
巷にはロイヤルエンフィールドがあふれていて、じゃない、あふれているのはカタログだ。
ロイヤルなしの「エンフィールド」は逆にカタログもいまや珍しくなった。
「ロイヤルが付かないのはインド製だぜ」なんて言っていたのが、今はインド製だってロイヤルが付いている。

ロイヤルがとれてエンフィールドになっても、再びロイヤルがついても、ドラムブレーキがディスクになってもキャブがインジェクションになっても
全体のシルエットは変わらない。
クラシック風なバイク?
いやこれは「古いバイク」そのものなのだ。

BULLET500は無敵だ。
ほら寺内タケシもそう言っている(いないか)。


「人形は顔が命」カタログは表紙が命、
オートバイはタンクが命だが、スクーターや「いまどきスーパースポーツ」は正面見映えが命。
このカタログは表紙がいい。

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泥のつきかたが、なんとまあ自然で美しいんだろう。
バンパーかキャリアか知らないが、フロントのこの部品がポイント。
下部の丸みもなかなか個性的だし、いいじゃないか、と思ったらなんだ。2ストじゃないか。
昔のモデルで日本じゃ売ってなかったんだな。
こいつは泥をかぶってもオフロード車じゃなく街乗りユースの50cc。

もう一つバイクを紹介。

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125ccのアメリカンHIPSTER。
スタイルも作り込みもなかなか。カタログもいい。
KYMCOだけじゃなく、台湾中華韓国産は125ccのアメリカンになると売る為の気合いが違う。今は日本進出にも意欲を見せる。
ちょっと前のKYMCOといったら笑っちゃうほどのいい加減さだった。

僕は何でもカタログで判断してしまう。政治経済観までカタログで判断する。
カタログを貰おうとHPを覗いたら残念、あまり魅力的な車種はなかった。

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こんなトリみたいな顔したのがヤマハにあった。
確かにあった。えーとそうだ1987年登場のBW’S。
ついでの話だがヤマハは顔を変えたBW’Sの125をいまも売ってるらしい。
同じウッドペッカー顔でぶっといタイヤ。
MBKはヤマハとは資本関係もあるらしいし、そこのところ何か関連があるのかな。

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ハーレーダビッドソン

どうでもいいバイクだった。
しかし最近はハーレーからは目が離せない。
最新ハーレーもそれなりに格好いいし、
純正カタログはバイク以上に格好いい。
僕はバイクをカタログで判断します。キッパリ。

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ちょっと昔、なんで毛虫のようにハーレーが嫌いだったんだろう。
ライダーにおしゃれな奴がいなかったからだろうか。
メッキキラキラアクセサリーごてごて、重厚感の固まりが品無く見え苦手だったのは確かだ。
そうじゃなくても60〜70年代から魅力あるバイクが世の中にあふれていて、
ちょっと異質な存在のハーレーは視界に入ってこなかった。

いまとはまったく条件が違う。

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いまハーレーにもおしゃれで格好いいライダーがいる。

ビンテージハーレー屋さんと話した。
1930年代40年代の骨董品を若い人たちは平気で乗り回すらしい。
メンテナンスはショップ任せで、なにも迷わずひたすら走る。
壊れたらショップに持って行く。
これは無鉄砲でも何でも無い。メカやメンテナンスは後で覚えたらいい。
よく考えたら自分たちも同じようだったし。
僕はナックルだのサイドバルブだのショベルだのパンヘッドだのと言われても未だに何も分からない。

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ハーレーのホームページカタログ請求は意地悪だ。
車種選択が出来ないのに、「車種が選択されていません」のアラートが出る。
せっかく入力した情報が一瞬で消える。何度もトライしてとうとうギブアップした。

ええい、こいつぁ勘弁してくれ。
せっかく好意的になってるのに、嫌いになるじゃないか。

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コレは1982年頃の青年雑誌のハーレー特集。
そうそうハーレーのオレンジのテーマカラーは好きじゃない。

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