ここから本文です
川下大洋の「ドナ禁」 ♪
川下大洋(aka Dr.Doneinstein)のブログ ♪

書庫全体表示

記事検索
検索

成長する劇団 ♪ 

  
  
  

イメージ 1

古巣そとばこまちに呼ばれて出演した公演「おりょう」が終了して3日。
  
今回はふだんアトリエ(稽古場兼劇場)でしか公演の経験がない若い役者が多かった。
それどころか今回が初舞台というのもけっこういた。

  

今回は彼らの成長する姿を目の当たりにさせてもらった。
演出がセリフを「こんな風に言って」と何度も言うが、
どうもポカンとするばかりで一向にできそうにない。
「ああ、こいつはダメなんだ。もっと簡単なことをやらせないと」と思っていると
数日後、突然できるようになっている。
本人はポカンとしているようで、実は深く心に刻んでいるのだろう。
それでもすぐにはできない。
言われた通りに言っている気でいるが、聞く方にちっともそう聞こえない。
頭の中で描いているイメージと自分が口にしているトーンが違うのだ。
でも何度も練習するうちに、
心に刻んだ思いがいつのまにか頭と口の回路をつないで、
気がつけば要求通りに言えるようになっている。
自分もそうだった気がする。

そんな体験を何度もするうちに
回路がいくつもできあがり、
セリフや演出の要求をすぐさまどれかの回路にあてはめることが
できるようになっていく。
経験というのはどれもそういうものだろう。

  

その回路が準備できていないことを知っているので
大きな要求に答えられる自信がなく、未経験者は緊張する。
経験者は、経験を積むほど緊張しなくなっていく。
嬉しいことなのだが、淋しくもある。

もちろん今の自分だって新しいことにどんどんチャレンジしていかないと
いけないのだが、新人の彼らほどにはそのチャンスが転がっていない。
彼らがこの1〜2ヶ月の間に成し遂げたステップアップは計り知れない。

  

例えば今回は時代ものなので殺陣(たて)があった。
演出はふんだんに殺陣のシーンを盛り込もうとしている。
だが、経験者はほんの数人で、後はみな刀など握ったことのないへっぽこだ。
稽古が始まると同時に、
殺陣が苦手な私から見ても皆明らかにへたくそで
「ダメだこりゃ。間に合うのか?」と不安にかられた。

それがどうだ、本番を迎えてみると
アンケートには第一声「殺陣が素晴らしかった」と書いてある!
本当に素晴らしかったのである。
彼らは大きく成長し、誰が経験者かわからないほどに
かっこよく素早く豪快で綺麗な殺陣を見せてくれた。

これは第1に殺陣師ドヰタイジ氏の力量によるものだろう。
演出の要求に充分に応えながら、しかも美しい殺陣を実現する。
決して声を荒げることなく役者の力を引き出す。
殺陣師というのは怖い人たちばかりだと思い込んでいたが彼は本当に素晴らしい。
そして本番までにそれに応えた出演者も皆素晴らしい。

何よも、間に合うかどうかわからないことにチャレンジした
そとばこまちの「七代目」座長・坂田大地に拍手を送ろう。

  

(↓本番数日前の稽古で足を剥離骨折しながらも
見事に立ち回りの多い九の一役をつとめあげた柏木彩香と、打ち上げで)
イメージ 2
(彼女の骨折は観客にはまったくわからなかったようだ。
痛む足でよくがんばった!)  

  

ブログを更新する ♪ 

  
  

ブログを書くのが久しぶりであることについて数十行書いたが、消した。‥‥‥という文も消そうかと思ったが、‥‥‥と書こうとしたら、「消そうか」が「懸想か」と変換された。面白いので残してこのまま本題に入ろう。

 

今年は夏休みが2日長い。本来ラスト1日である8月31日が金曜、そして9月1日・2日が(土)(日)だからだ。私が小学生なら8月31日まで宿題など一切せずに堂々と遊び、残り2日は何か言い訳を見つけてやはり宿題をせず、こそこそと遊ぶことだろう。

そんな切ない夏休みラスト3デイズに、芝居をやる。劇団そとばこまち公演「おりょう」だ。おりょうは坂本龍馬の妻だった人で、この話は、龍馬暗殺の後その死に納得できないおりょうが真相をさぐろうとするうちに驚愕の事実に直面する、みたいな話だ。

私は勝海舟の役で出る。おりょうさんを見守るおじさん的な役どころ??

  

そとばこまちは私が所属していたころのメンバーは誰もいなくなって、すっかり若手劇団である。私は「大先輩」として偉そうに出入りしている。自分の都合のいいときだけ稽古に顔を出しては偉そうに口出ししたりしている。

それでも劇団員は真剣な顔で私の意見を聞いてくれる。そして一生懸命芝居をする。「役者は一生懸命芝居をする姿なんか見せてはいけない」という人もいるだろう。私も普段ならそう言うが、彼らの姿はとても好感が持てる。きっと自分がただ一生懸命芝居をやっていた頃を思い出すからだろう。そして、そんな時期を通り過ぎてしまった人が失った何かを彼らはまだたくさん持っている。

  

そんな何かを見に、皆さん来て下さい。一生懸命じゃない私(とあと数名?)以外の、大きな熱を持った人たちを見てやって下さい。私も影響を受けてわずかに発熱しているかもです。いい芝居だと思います。本もいいと思います。後輩を少しだけほめます。

公演詳細
http://www.piper-z.com/future/index.htm#oryo

  

イメージ 1

(ある日の稽古)

  

けっこうチケットが売れていて、残りが少ない日もあるらしい。。

  
  


さばカレな夜 ♪

  
  
  

雨にもかかわらず経堂「さばの湯」は満員だった ♪
諸君、来てくれてありがとう

  

日頃私がひと言言いたいカタカナ語についてずいぶんと文句を言った

ちょっとありきたりな事例も多かったかと思ったが
「日頃思っていたことを言ってもらえて嬉しかった」という声も聞いた

取り上げた言葉は
ケータイ ショートパンツ スコップ シャベル グラス コップ カップ
ピーマン カルピス ポカリスエット バリカン コンマ ハンマー サマー
コンピュータ プリンタ スキャナ サーバ
スピーカー プレイヤー ドラマー シンガー ギター
ファーストフード ファーザー ドレミファソラシド
ファミリー ファミリーマート ファンタスティック ファッション
マクドナルド ミシン メリケン エンタテインメント エンタメ
インターネット メール ゲーム グレープ デート メーデー
ゲイバー ベイブリッジ リゲイン ホームステイ
ブレーキ ブレイク デッキ ミルクセーキ ストライキ ステッキ ケーキ
バイク マック ヒッチハイク チョーク トーク キック サイキック
ナイキ ニケ カラオケ シミュレーション コミュニケーション
バック ベット トゥデイ ツー トライ ツリー ティー チーム
プラスチック ティラミス プチ リラクゼーション ラグジュアリー
アイドル タレント カリスマ トラウマ セレブ リスペクト オマージュ
ツーショット マイ マイカー ノーマイカーデー
○○ママ テンション ナイーブ リベンジ コンセント バージンロード
スケルトン メンズ レディース ムーディー フューチャー
ウーロンハイ ハイボール コークハイ チューハイ
スーパー テレビ ノート エコ 
カラコン ツアコン エアコン パソコン リモコン ゼネコン ミスコン
ボディコン 合コン
コミセン エノケン アラカン ミスチル ドリカム

以上!
‥‥‥うん、確かに多かったな!
ひとつひとつをもっと吟味してもよかったかも知れん
次からはも少しだらだらするよ

  

それにしても会場の諸君が積極的に参加してくれて嬉しかったぞ
またやろう
次は9月になりそうだ
カタカナはもういい
何がいいかな
諸君からのリクエストをお待ちしている ♪

  

↓友人が客席から撮ってくれた写真。勝手に拝借。
イメージ 1   

  
  

  
  

あさって9日水曜の夜、久しぶりに講座を開く
経堂さばのゆカレッジ「この日本語がスゴい」

  

今回は「このカタカナがスゴい」 ♪
何も「いまオススメの片仮名」を紹介するわけではない
ときおり私がここや twitter で苦言を呈している最近の日本語のうち
カタカナ語に絞って考察してみようというわけだ

  

頻出の「テンション」「エンタメ」「トラウマ」「シュミレーション」はもちろん
「コーデ」「ワンピ」
さらには「ケーキ」「メール」「サマー」「ベイブリッジ」にも文句を
もとい
疑問を呈し善後策を講じていこうと思う 

  

さてこの「さばのゆカレッジ」通称「さばカレ」
新婚旅行でアメリカのすべての州を1年かけて車で回った
クレイジーな放送作家「がっしゃん」こと東野ひろあき氏が
経堂にあるカフェ「さばのゆ」でシリーズとして開くものだ

その第2回にゲスト講師として呼んでくれた
私とがっしゃんでカタカナ語をお題にしたトークをするのだと
思う人もいるだろうが
まあどんな物にも二面性がある
そう思った方が気楽に見られるという人はそう思ってもかまわない ♪

  

さばのゆは
かのモンティパイソン研究の第一人者にしてやはり放送作家の
須田泰成氏が開いている
「屋台のような銭湯のような寄席のような呑み屋カフェ。」である

  

最近の日本語に何らかの疑問がある人
逆にまったく疑問を感じずにいる人
単にさばのゆに行ってみたいだけの人
気楽に来てくれたまえ
当日でも大丈夫
まだまだ入れるだろう ♪

http://www.sabacolle.com/


  

  
  
  

あの名作「ローマの休日」の舞台化のことである

  

2年前に上演されたもので
その時に私は声の出演をしたのだが
今回再演されることになったのだ

主役の記者ジョーは吉田栄作さん
相棒のカメラマンに小倉久寛さん

アン王女にはAKB48の秋元才加さんと
ダブルで荘田由紀さん
荘田さんはあの鳳蘭さんの娘である

  

以前からマキノ作品には
役者として出ていて
声だけの出演もたびたびあったが
このローマの休日では声だけでなんと一人14役である

もちろん初演のときの録音があるので
今回もそのままそれを使えばよいと
マキノからはOKをもらっていたのだが
私はどうしてもやり直したくてわがままを言い
すべて録り直させてもらった

  

自分で気になる部分が多々あったのと
演出はじめ出演者・スタッフの意気込みに並々ならぬものがあるので
私も少しでもいいものにしたいという気持ちがあったからだ

  

イメージ 1

 稽古用意組まれたセットに立つマキノノゾミ本人。
 手前に横たわるのは「謎の人形」。
 果たしてその正体は?  

    

もしかすると「生涯でベストワン映画」を挙げろと言われたら
この映画を挙げる人が世界でいちばん多いかもしれない
「ローマの休日」

その舞台化に取り組む勇気もすごいが
それにあたってマキノが出したアイデアも素晴らしい

彼はまず「映画に太刀打ちしよう」とは思っていないという
見に来る観客は全員映画のファンで
映画を越えるものを見ようなんて思っていないという

その上で、どうすればそんな観客を満足させられるかを彼は考えた

  

芝居の最大の武器は観客の想像力だ
だから彼は映画ならではのシチュエーションを
ことごとく観客の想像に任せる手法をとった

そこで、まず俳優をたった3人にした
主役の王女と記者、そしてもう一人カメラマン
見る人の想像力を最大限に引き出すためにはとても良い方法だといえる

しかし物語を進めるうえで
どうしても必要な人物は多々ある

そこで今回マキノが採ったのが
「他の人はぜんぶ声で出す」という方法だった
それで私がそれをやることになったのだ

  

何も一人でやることはないのかもしれないが
俳優を3人に絞ったのと同じ理由で
一人にしたかったのだろう

  

ちなみに私がやるのは
タクシー運転手
ラジオの声
非米活動調査委員
王女の式部官
新聞記者10人
である

とくに新聞記者10人は
ひと言ずつだが「いちどに」登場する

それを私一人の声でやるなんて、完全にお遊びである
あんな感動的なお話でそんなお遊びしていいのか?
いいのだ
芝居は PLAY なのだから
むしろ遊ばなくちゃいけないのだ

  

そんなわけで私は舞台上にはいないが
あちこち出演している「ローマの休日」

ぜひ観に来てくれ

http://www.umegei.com/schedule/146/

 

できれば
映画を観た人もまだの人も、
事前に映画を観ておくことをおすすめする

マキノがこだわった「完コピ」シーンもいくつかあるし
逆に「えっ!」と驚くオリジナルシーンもある
それらが絶妙なバランスで
「原作に忠実なオリジナル作品」たらしめている

 

イメージ 2  

マキノノゾミ近影。
メガネを頭につけたまま「めがねめがね」と探し
「あったあった」ともうひとつかけてしまった、のではない。
「役者を見る用」と「脚本を見る用」だそうだ。


  

川下大洋
川下大洋オフィシャルブログ
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
検索 検索

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事