■ジョイスティックモード
MSXの電源ON時にマウスのボタン1が押されていると、MSXはマウスをジョイスティックとして認識する。このモードを「ジョイスティックモード」という。なお、通常のモードは「カウンタモード」という。 ジョイスティックモードにおけるタイミング・チャートは、下図のとおりである。 http://art14.photozou.jp/pub/378/247378/photo/22103173.gif 図中のエンコーダ出力については、マウスに採用されているセンサにより差違がある。実際の動作は、マウスが0.254mm(カウンタの1カウントに相当)移動するごとに方向に応じたジョイスティック端子(RIGHT、LEFT、UP、DOWN)が21mSecの間、Lレベルとなる。 このとき、マウスの移動速度が約12mm/Sec(=0.245mm/21mSec)以上であるとき、つまり、エンコーダからのパルスがジョイスティックポート出力パルス幅の21mSecより小さくなったときには、ジョイスティック端子の方向信号にLが出力され続けることになり、MSXはジョイスティックが倒されたままであると認識する。 このモードを用いると、ジョイスティック対応ソフトをマウスで操作できるようになる。 ただし、常時倒し続けていないとセンスできないソフトでは、マウスを動かし続けなければならない。 また、4方向しか見ていないソフトではマウスのわずかな傾きを検出して、真っ直ぐ動かなかったり、全然動かなかったりすることがある。 ジョイスティックモードでは、BIOSのGTTRGやGTSTIKコールでマウスの状態を読み出すことができる。 ■まとめ 今回入手した資料の概略紹介は以上である。 資料にはマウスドライバのサンプルプログラムも掲載されているが、それはまた次の機会に。 以前に紹介した「テクガイ」のサンプルプログラムはトラックボールにも対応しているので、そちらを参照したほうが良いと思われる。 さて、今回の資料でいろいろと分かったことがあるので、それを利用してボチボチと展開していきたいと考えている。まあ、例によっていつになることやらであるが。 ところで今回は、ちょっとレイアウトを変えてみた。 だんだんブログの残容量が心配になってきた。といってもまだ30%の使用量であるが、根が心配性で後憂を避けるため、他のストレージサービスにいったん図を登録し、アドレスを参照することとした。それに伴い、ちょこちょこ変更を加えた。 一応、いろいろと工夫を重ねているのである。いままでサボってきただけのことだがね。 |
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