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■MSXView PageBOOK(6)
いささか濃ゆくて難解なハナシが続いたので、ほっとするBOOK作品を紹介したい。 ベルーシ氏の「くまのべねでぃくと」。 NOAS氏作「GSVSTD.COM」の説明BOOKでLLP氏とともに触れられていたベルーシ氏の作品である。 もともとはお子さん用に作られたものと、どこかに書かれていたように思う。たしか好評によりシリーズになっていたはず。 主人公の「くまのべねでぃくと」の体の各部にまつわるショートストーリーのオムニバス作品。 特に「あし」のストーリーが、公表当時人気を博したので取り上げた。 おかあさんがどうなったのかは作中では語られず、なんとなく多くの人は「死んじゃったのだろう」と思っていたようだが、自分の考えは異なる。 母グマは子グマが独り立ちできるとみなせば急に邪険に扱い、自立を強制する習性がある。こうして別れた母を「べねでぃくと」は懐かしがって涙したに違いない。ヒグマであれば、まだ2〜3歳だから無理もなかろう。まあ簡単に「死んじゃった」としたくない願望と受け取ってもらってもいいけどね。 作成に当たっては、PageBOOKの基本的な機能のみ使われている。基本的な機能だけでも十分ストーリーテリングができるという見本である。 ストーリーを選択したあとは、一定時間毎に自動的に改ページされる。多少ゆっくりに感じるが、これは子ども向けを意識したものであろう。 子どもが喜ぶさまを思い浮かべながら工夫を凝らす親バカぶりが想像されて、微笑ましくも好感の持てる一品である。 |
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