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PASOPIA IQの多くの機種に見られる特徴について列挙する。
■ステレオ出力 MSXでは、一般にステレオ出力は高級機に限られ、多くはモノラル出力である。これに対し、PASOPIA IQの場合は、むしろステレオ出力が標準に思える。モノラル・ステレオの切り替えスイッチがある。 ステレオに対応する音源はPSGのみで、チャンネルAは中央、Bは右、Cは左に定位する。チャンネルAを右から発声するような拡張コマンドは用意されていない。他の音源では、FM-PACではすべてのチャンネルが中央に定位する。SCCやMSX-AUDIOは知らないよ。 ■プリンタスプーラ機能 BASICでは使用されないRAM前半32KBをプリンタバッファに転用し、CPUをプリンタ出力作業から早く解放する。HX-20シリーズ以降の機能であり、HX-10シリーズでは使用できない。 バッファからプリンタへ転送中はプログラムの実行が若干遅くなる。内部でスプライト衝突割り込みをフックしているらしく、ON SPRITE GOSUBは無視される。 次の拡張命令が使用できる。 「CALL SPOLON」プリンタスプーラ使用開始宣言。LPRINT、LLISTは、通常どおり使用可能。 「CALL LCOPY」バッファに残っているデータを再出力する。同じものを何枚もプリントアウトするときに便利。ただし、32KBのバッファに残ったデータがすべて出力されるため、後述のバッファクリアと組み合わせて使う。 「CALL SPOLOFF」プリンタスプーラ使用終了宣言。バッファをクリアするときは、これに続けて「CALL SPOLON」を実行し、改めてLPRINTする。 ■RAMディスク機能 BASICでは使用されないRAM前半32KBをRAMディスクとして使用。ファイル数上限は32個。シーケンシャルファイルのみ。先頭アドレスに1.5KBのシステムエリアが確保されるため、容量は30.5KB。HX-20シリーズ以降の機能であり、HX-10シリーズでは使用できない。 内部でエラー割り込みをフックしているらしく、ON ERROR GOTOは無視される。 MSX2規格で採用されたRAMディスク機能とほぼ同等であるが、MSX2規格のRAMディスクでは、(ア)システムエリアは768バイト、(イ)「CALL MEMINI(n)」のnによりRAMディスク容量が指定できる、(ウ)使用終了宣言は特になく「CALL MEMINI(0)」により機能解除される、(エ)ON ERROR GOTOは無視されない、(オ)RAMディスク機能使用開始時及び終了時のメッセージが異なる、といった相違がある。 次の拡張命令が使用できる。 「CALL MEMINI」使用開始宣言。容量は指定できない。 「CALL MEMOFF」使用終了宣言。MSX2規格では「CALL MEMINI(0)」。 「CALL MFILES」MSX2規格と同じ。 「CALL MKILL」MSX2規格と同じ。 「CALL MNAME」MSX2規格と同じ。 ■以下続く これまで、MSXの音声出力についてはあまり語られることがなかったが、当然ながらモノラルとステレオでは迫力が全く違う。プログラム次第では動きを演出することもできるだろう。この部分にもう少し注目してほしかった気がする。 また、MSX初期の時点でほぼ標準的に64KBのRAMを搭載し、さらにその活用を図る先進的な取り組みは評価できる。 ※末尾にコナミのゲーム「グラディウス」のテーマ曲を付した。前半はモノラル、後半はステレオ。空間感が心地よく感じられる。なお、音量に注意されたい。 |
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2010年01月16日
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