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■MSX VIEW前史 HALNOTE MSX VIEWを語る前に、忘れてならないのが「HALNOTE(ハルノート)」である。 これは、1987年に株式会社HAL研究所が発売した「統合化ソフトウエア」であり、Windowsが一般的でない時代に、MSX2においてワープロや図形ソフト等についてGUI中心の統一的操作環境を提供する野心的なソフトであった。(29,800円) パッケージには、大型のカートリッジひとつとシステムディスク2枚(内容は同じで、1枚は予備)及びマニュアルが3冊入っている。 標準機能として「日本語ワードプロセッサ」「図形プロセッサ」「テキストエディタ」が付属しており、これらは「HALNOTEバインダ」というビジュアルシェルから起動される。 起動画面を紹介しようと思ったが、なぜかシステムディスクが見当たらないため、他のサイトの引用に代える。 システムディスクが見つかれば、改めて紹介する。 リンク:「et_levin's HP」の「スクリーンショット」のページ(真中より少し下に「HALNOTEバインダ」のスクリーンショットがある。) (1) HALNOTEバインダ 起動して最初に表示されるのが「HALNOTEバインダ」である。 これは、Windowsでいうところのエクスプローラに相当する。HALNOTE自体の終了、ファイルの複写や削除といったファイル関係の操作、プリンタ等のシステム全体の設定、「道具」のメニューからアプリケーションの起動、「デスクアクセサリ」と呼ばれる時計やカレンダーなどの小規模なソフトの起動などが行える。 (2) テキストエディタ「TED」 「HALNOTEバインダ」の「道具」メニューから「TED」をクリックして起動。 文字通りテキストエディタであり、文字飾り等の機能はない。文字複写や消去、検索、置換等のエディタとして基本的な機能を有する。 (3) 日本語ワードプロセッサ 「HALNOTEバインダ」の「道具」メニューから「筆記用具」をクリックして起動。 テキストエディタの機能に、文字飾りや書体変更、センタリング等の書式、簡単な図形の描画、表組などの機能が追加される。 (4) 図形プロセッサ 「HALNOTEバインダ」の「道具」メニューから「製図用具」をクリックして起動。 四角や丸等の図形描画、図形の拡縮、網掛け、直線や矢印の描画、文字の追加等の機能がある。ベクトルイメージとして処理しており、MicrosoftのWordのオートシェイプと似た感じである。 (5) デスクアクセサリ ワードプロセッサ等の起動中に呼び出せるのが「デスクアクセサリ」である。 時計、カレンダー、メモ帳のほか、単語登録や外字作成、電話帳等も標準装備されている。Windows等で見られる「ウィジェット」に近いといえるかもしれない。 (6) その他アプリケーション 上記(1)から(5)はHALNOTEのパッケージに含まれるソフトであるが、次のようなソフトが別売されていた。 「GCALC」:表計算ソフト。グラフも表示できる。(14,800円) 「GCARD」:カード型データベース(12,800円) 「Gterm」:図形通信プロセッサ。Gtermどうしを用いれば、図形を含むデータを送受信できる。(10,000円) 「直子の代筆」:代筆プロセッサ。株式会社テグレット技術開発が開発した自動文書作成ソフトの移植版であり、質問に応じて差出人や宛先等のデータを入力していくとそれなりの例文が作成される。(8,800円) 「LAB Letter」:これ自体は単体のソフトではなく、HALNOTEのユーザー登録者に季報で送付されるディスクマガジンである。追加デスクアクセサリ、画像データのギャラリー、Q&A、HALOS解析、バージョンアップ等の内容となっている。3号まで発行を確認。(MSXマガジンの紹介記事では1,980円であるが、Tagooでは1号3,200円、2号3,300円、3号3,000円となっている。) 「HALNOTEツールコレクション」:これも単体のソフトではなく、アスキー出版社から出版された文字通り各種ツールプログラムを集めたもの。「道具」として「スーパー住所録」「フォントエディタ」「キーマッパー」、「デスクアクセサリ」として「電卓」「万華鏡」「もあ」「らむせーばー」が収録されている。このうち、「万華鏡」はWindowsのスクリーンセーバーのように簡単な動く図形(直線、四角形、楕円)を表示するソフト、「もあ」はテキストビュアでUNIXやMS-DOSのmoreコマンドに相当、「らむせーばー」はHALNOTEの各種環境設定が保存されているSRAMの内容をファイルとして保存するソフトである。(1,200円、ディスクアルバム3,000円) |
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