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Dr.KIKKIE(KIKI) MSX DeuxLaque
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MSXView概観(13)

■MSXView PageBOOK(11)

ITA(いーた)氏作の「MiniTED.DA」を説明するPageBOOKを紹介する。
MiniTED.DAとはデスクアクセサリー形式のテキストエディタである。
MSX Viewには、「TED」というテキストエディタが標準で付属するが、これは「道具」扱いで、他の道具等を使っているときには一旦終了してTEDを起動することになる。
その点、MiniTED.DAは、作業途中でちょっとテキストファイルを書きたいときに重宝する。BOOK内でも触れられているが、「.TXT」以外のテキストファイルも読み込めるので、「AUTOEXC.BAT」等も編集できる。ソフトウエアのソースを書くこともできる。実際、MSX Viewを使っている間はTEDよりもMiniTED.DAを多用していた。



MSXViewのアプリケーションには、大雑把に言って「道具」と「デスクアクセサリ」がある。前者は画面全体を占有し、メモリの占有量も多いため、高機能にできるが、一度にひとつしか起動できない。道具を切り替えるためには、その都度使っていた道具を終了しなければならない。後者は、道具を使用中にちょっと使うというイメージのソフトである。
両者の開発作法に大きな違いはない。当初は、MSXのメモリ制限のため、他のPC等でのクロス開発を前提としていた。しかし、それではViewアプリを開発するうえで高い障壁となってしまう。そこで、のちにはMSX-Cでも開発できるようなキットが提供された。また、比較的簡単なアプリであればアセンブラでも開発することができた。

今回紹介した ITA(いーた)氏は、Viewアプリの開発に積極的にとりくまれていた方のひとりである。MSXViewに限らず、MSXの様々な便利なツールを開発され、ずいぶんお世話になったものである。この場を借りてお礼申し上げたい。
さて、PageBOOKの紹介はひとまずこれまでとする。MSXView概観はもう少し続けることとし、多少カタイお話も入れるべきかと考えている。

MSXView概観(12)

■MSXView PageBOOK(10)

もう少しPageBOOKの紹介を続ける。
靖幸ちゃん(MAZ SOFT)氏の「YASUYUKI-HOUSE」。
例によって、フロッピーディスクのストックから発掘。紹介に当たり念のため検索してみると、なんとWEBで公開されていた。
(リンク)http://www.bekkoame.ne.jp/i/maz/mazsoft/
「イメージ写真」との落差が、なんともおかしい。



元ネタはもちろん有名な「ミステリーハウス」である。
クリックによって指定ページにジャンプする機能を活かして、PageBOOKのアドベンチャーゲームへの可能性を示した。
細かいところに散りばめられた独特なユーモアのセンスが楽しい。各種のトラップも用意されている。
ちゃんとゲームとして楽しめるのは、よく練られたシナリオの勝利であろう。
右上の「< 目次 >」をクリックすることによって、全ページの仕掛けをチェックすることができるが、それは無粋というものである。
プレイできる環境をお持ちの方は、上記サイトからダウンロードして楽しんでみてほしい。
ちなみに、添付の説明書のキャッチコピーは「痛快!! Viewアドベンチャ〜 YASUYUKI-HOUSE」である。こういうノリがいいんだなあ。

MSXView概観(11)

■MSXView PageBOOK(8)

ベルーシ氏の「くまのべねでぃくと」シリーズ第二弾「べねでぃくとのくりすます」。
今回の調査に当たり、衣装ケース二箱のフロッピーディスクからサルベージしてきたもの。
オムニバス形式の前作と異なり、ストーリーは一本のみ。MSX View バージョン1.21で採用されたPCM再生機能を用いている。再生される音声は、たぶん作者のものであろう。
添付された解説によると、自動改ページで一気に再生するとハングアップするため、途中にいくつかクッリク待ちを入れた、とのこと。災い転じて演出としている好例である。




■MSXView PageBOOK(9)

ベルーシ氏の「くまのべねでぃくと」シリーズ第三弾「べねでぃくとのもりのすみか」。
今回の調査に当たり、衣装ケース二箱のフロッピーディスクからサルベージしてきたもの。
オムニバス形式に戻り、4本のストーリーから構成される。
第三弾では「動き」をテーマにしたとのことで、蚊の飛行や流れ星などが特徴的な「ぶどうのはらっぱ」を紹介する。



以上3本の「くまのべねでぃくと」シリーズを発掘した。これらはすべて当時のASCII-NETからダウンロードしたものである。なお、MSX専門誌 MSX・FAN(徳間書店インターメディア(徳間書店)発行)は、1991年10月号から1995年8月号まで33冊にわたりフロッピーディスクが付属したが、「くまのべねでぃくと」シリーズについては1992年12月号に第一弾のみ収録されたものと思われる。

ちなみに、「くまのべねでぃくと」のインターネット版がWEBで公開されている。
(リンク)http://homepage.mac.com/belushi/hp/bene.html
このWEBに掲載されている3本が「くまのべねでぃくと」シリーズ全巻であろう。
第一弾の「くまのべねでぃくと」は、PageBOOK版の7本のストーリーをほぼ踏襲した内容となっている。
第二弾の「べねでぃくとのくりすます」は、PageBOOK版とWEB版でオチが若干異なっている。WEB版について各自確認されたい。
第三弾の「べねでぃくとのもりのすみか」は、4本のストーリーのうち現時点では「となりのもり」のみとなっている。内容はPageBOOK版とほぼ同じである。
同WEB掲載の「あとがき」によると、1990年頃お子さんのために作成したものが原型とのことであるが、PageBOOK版を経てWEBに移植されいるあたり、相当思い入れをお持ちの作品なのだろうと拝察する。
なお、ベルーシ氏のメインのホームページのURL変更が反映されていないようで、リンク切れとなっている。正しくは次をクリック。
(リンク)http://homepage.mac.com/belushi/hp/

MSXView概観(10)

■MSXView PageBOOK(7)

お気楽系のPageBOOKを紹介する。「SOUND PALETTE」。
恥ずかしながら自作である。ベルーシ氏同様、子ども用にと思いつつ、結局、もっぱら自分ばかりが遊んでいた。
音が出るので音量に注意すること。



PageBOOKでは、音に関しては標準機能では、beepとPCM再生の二種類しか用意されていない。
これでは寂しいので、PSGにデータを設定するDA(デスクアクセサリ)を多数作り、イベントに応じて適宜呼び出さすようにした。
鍵盤や各ピクトグラムをクリックすると、それぞれの音が再生される。なお、「YAHOOO!」だけはPCM再生である。PSG発声とPCM再生が同時に行われるのが(考えてみると不思議はないが)興味深い。

「スターウォーズのテーマ」がよたっているが、いささかくたびれたMSXマウスのせいにしておこう。

MSXView概観(9)

■MSXView PageBOOK(6)

いささか濃ゆくて難解なハナシが続いたので、ほっとするBOOK作品を紹介したい。
ベルーシ氏の「くまのべねでぃくと」。
NOAS氏作「GSVSTD.COM」の説明BOOKでLLP氏とともに触れられていたベルーシ氏の作品である。
もともとはお子さん用に作られたものと、どこかに書かれていたように思う。たしか好評によりシリーズになっていたはず。



主人公の「くまのべねでぃくと」の体の各部にまつわるショートストーリーのオムニバス作品。
特に「あし」のストーリーが、公表当時人気を博したので取り上げた。
おかあさんがどうなったのかは作中では語られず、なんとなく多くの人は「死んじゃったのだろう」と思っていたようだが、自分の考えは異なる。
母グマは子グマが独り立ちできるとみなせば急に邪険に扱い、自立を強制する習性がある。こうして別れた母を「べねでぃくと」は懐かしがって涙したに違いない。ヒグマであれば、まだ2〜3歳だから無理もなかろう。まあ簡単に「死んじゃった」としたくない願望と受け取ってもらってもいいけどね。

作成に当たっては、PageBOOKの基本的な機能のみ使われている。基本的な機能だけでも十分ストーリーテリングができるという見本である。
ストーリーを選択したあとは、一定時間毎に自動的に改ページされる。多少ゆっくりに感じるが、これは子ども向けを意識したものであろう。
子どもが喜ぶさまを思い浮かべながら工夫を凝らす親バカぶりが想像されて、微笑ましくも好感の持てる一品である。

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