全体表示

[ リスト ]

福島大野事件について

たぶん、まだ一般の方々にはこの事件のもつ意味が浸透していないのでしょうね。

おそらく、医療者同士のかばいあいや 専門性の壁によって なにか密室で事を済まそうとしているという風にとらえられるのかもしれません。でも、明らかに大野事件には特別の意味があります。例えば、横浜市大病院の患者取り違え事故や慈恵医大付属青戸病院で「腹腔鏡(内視鏡下)手術」事故 杏林大の割り箸事件で全国的な支援の輪が広がったでしょうか?青戸病院では小松秀樹氏など一部の医療者が声を上げたくらいでした。

今回の大野事件が他の3つの事件と決定的に違うところは、医療者側の非・責任を取れる部分あるいは 過失の部分が全くと言っていいほど見出しにくいことです。だからこそ、普段は全くまとまりのない職能集団である医師が誰からともなく声を上げ始めて全国的な広がりを見せたのです。

【1】横浜市大の患者取り違えは、全く持って医療者側のエラーです。ただこれは個人に罪が問われるのではなくシステムとして対処する必要があります。

【2】青戸病院の場合は、だれか適切な指導医の元でやるべきでした。トライすること自体に非はないと小松氏は述べられておりました。

【3】割り箸事件では、適切な問診からの情報があれば、のどから脳への損傷が疑われたかもしれません。ただ、分かったとしても助けられない可能性が強いでしょう。そして、元はといえば割り箸をくわえたまま走っているのを制止しなかった親の責任はどうなのだ、ということもあります。このあたりは小松秀樹氏の『医療の限界』にも出ています。    

大野事件ではごくまれな癒着胎盤という予見不可能な疾患による大出血により不幸にも患者さんが亡くなってしまいました。
産科の大出血なんて ドッカンドッカン 出血しますから、いきなり予見もできない状態での大出血です。いったいなにができるというのでしょう。これは経験したものにしか分からないのではないでしょうか。そんな極限状態でも、担当の加藤医師はその場でできる最善のことをやっているわけです。そこに非も罪もありません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080820-00000042-mai-soci
渡辺さんは判決を控えた今月12日、毎日新聞の取材に応じ、公判で繰り返し謝罪した加藤医師に対し「わびるなら、娘が生きている間になぜ医療の手を差し伸べてくれなかったのか。絶対許さないという気持ち」と怒りをあらわにした。    
元気だった患者さんが突然亡くなってしまったショック 受け入れがたい気持ちは分かるのですが、ちょっと上記のコメントには違和感を感じます。
(ソースは毎日新聞なのでまたウソ情報かもしれませんが・・・)
ご遺族は福島県に対して再発防止対策を求めたとの報道がありましたが、これに対しては賛同しますし応援もします。

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事