産婦人科の基礎知識

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不正性器出血

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「中間期出血」

みなさん、こんにちは!
おかげさまで、先日総訪問数も20000を越えて、今日ファンの方も200人を越えました。
沢山の方に産婦人科の基礎知識を提供できたかなと思うと嬉しくなります♪
さて、産科の内容はまだ続きますが、これからは婦人科の内容もぼちぼち書いてきます。
今回は月経と月経の間頃に少量出血する「中間期出血」についてのお話です。


   ◇   ◇   ◇


■中間期出血とは?
月経以外の出血は一般的には異常な出血になります。
子宮内から出血がある時にポリープや子宮体癌などの病気が存在して出血することを器質性子宮出血といいます。
一方、そのような病気が存在しない(ホルモン的な原因で出血するとき)場合を機能性子宮出血と言います。
機能性子宮出血の代表例が今回の話題である中間期出血です。

中間期出血は排卵期出血ともよばれますが、月経周期の中頃(排卵少し前から排卵期あたり)に起こる子宮からの出血です。
「出血があって受診したんですが・・・」という方の多くはこの中間期出血だったりします。
それぐらい多く日常の診療では遭遇します。

普通は一過性の出血で2〜3日で止血し、治療の必要はありません。



■なぜ中間期出血があるの?
排卵期頃の子宮内膜の増殖の具合やエストロゲン、プロゲステロン、LHなどの急激でダイナミックな変動により子宮内膜から出血するようです。
この出血は排卵後にエストロゲンやプロゲステロンが正常に分泌されることで自然に止血してゆきます。

中間期出血は数ヶ月続けて起きたり、一回だけでその後起きなかったりいろいろです。
通常は出血せずに排卵期〜黄体期を迎えているのがたまたま子宮内膜の状態やホルモンの分泌状態が変動して出血が起こっていると思われます。



■治療はどうするの?
異常な出血があった場合、まず内診や経膣超音波検査などが行われ、器質的な異常がないことを確かめることは言うまでもありません。
中間期出血も長いと7日ほど続くことがあり、日常生活にも支障を来す場合は治療の対象となります。

まずはいわゆる止血剤と呼ばれる薬剤(アドナ、トランサミンなど)で止血を試みます。
出血量が少ないときはこの薬剤で止血することは可能です。

出血量が多いときはホルモン剤で止血を行います。
エストロゲンやプロゲストロンの変動が原因で起こる出血であり、エストロゲンとプロゲステロンの合剤を処方することが多いです。

具体的にはいわゆる中容量ピル(ドオルトンなど)を1日1錠を10日間〜14日間しっかりと内服します。
この場合の注意点として内服が終了した後、3〜4日すると再度出血することです。
この出血はホルモン内服後の出血で通常の月経のようにちゃんと止血します。



■再発することはあるの?
数ヶ月再発することはあります。
挙児希望(妊娠を希望しているとき)がある方はクロミッドなどの排卵誘発剤をしばらく使用し、再発を予防する方法があります。
挙児希望がない場合は、先ほどのドオルトンなどを中間期出血が始まると前から内服を続けることで予防するなどがあります。

また中間期出血であることを確認する意味でも基礎体温の測定は大切ですね。


   ◇   ◇   ◇


今回はこのへんで。

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