|
時流に推されて、織りの生産性を上げる為、地機から、高機へ改善されました。
としても、従来の、まわたの手紡ぎ糸では、織れない。
織れる糸は、色々捜し、研究した結果、練り玉糸に落ち着いた。
当時、紬と言えば、手紡ぎ糸が主流で当たり前の時代、高機で織れないからと言って、急に現在使われている平糸で織って市場に出した場合、果たして、「新製品ですか、凄いですね、扱わさせてください」と市場がすんなり受け入れてくれるだろうか? そんな甘い物ではなかったと思う。
白大島紬が、開発された時でもそうでしょう。
「こんな偽大島紬を作って、大島は、泥大島が本物だ」と産地でも散々叩かれ
マーケットでも、紬風合いになじんでいる人が、新製品だからといって、飛びついただろうか?
現在、作られている9マルキの大島だってそうですよネ。
マルキと言う観点から捉えれば、偽物とまでは言えないにしても、かなり苦しい説明を要しますよね。
これを市場にだしたとき、問屋、機屋の反発は凄まじい物でした。
わたしは、丁度、都喜ヱ門の部屋で、名前こそ出せませんが、
問屋と、機屋と、顔を真っ赤にして、受話器を投げつけんばかりの剣幕で、師匠が、説明している姿が今でも脳裏に鮮明に焼き付いています。
あの時の、命がけの、都喜ヱ門の説明、説得がなければ、今日9マルキという商品は存在しえなかったでしょう。
新商品開発に当たり、この様な体験は、一杯して参りました。そしてそれを真似しようとして、失敗してきた業者も、一杯見て参りました。
成功と、失敗の分かれ目は、
その思いと行いは、天の理に叶っているか、我執に縛られていないか、だけの事のように思います。
あえて、回り道をした説明をしたのは、「大島は、紬糸を使っていないのに、何故、大島紬と言うのですか?」と言う質問が多いから、その説明の伏線として説明致しました。
何時か、この事につきましては、アップは致したいと思っていますが。
ア・ラ・ラ・・・又画像がアップできなくなりましたネ
締めの説明は、大島の「元締め」になる所ですので、もう少し大事に書かせて下いネ。
それ故に、熱が入るとついつい専門的になりがちですので、解らない時は、お気軽にコメント下さい。
ごめんなさい・・・又、文章ばかりになりました。
|
驚きました(°□ °)新しい大島へのいろんな方面の反発・・・そんなことがあったんですか・・・
2006/5/26(金) 午後 1:09
お話からすると9マルキというのは、昔からあったのではないのですね。今、ネットで見かけるのは、7、9、ときどき5マルキ。あと12マルキというのがあったかな。もとは何マルキが標準的だったのでしょうか。
2006/5/26(金) 午後 1:51
なっちさん、生き抜くことは大変な事。 生き抜かないと、伝統は、伝承されないもの。 生き抜いて、いるからこそ、評価、信用をいただけるのであって、 伝産マークのシールを錦の御旗にして売る一部の業者の姿勢は、如何なものかと思います。
2006/5/26(金) 午後 2:47 [ dr_**simatu*ugi ]
そうなんですか!勉強になりますー。あまり、お店に出入りしない(出来ない)未熟な消費者「候補」としては、そう沢山の物もなかなか見るチャンスもないですし、商標や伝産マークが頼りかと以前は考えていたのですが、そうでもないのですね。
2006/5/26(金) 午後 3:43
MIZUNAさん、読んで頂きありがとうございます。 マルキの件につきましては、特集組んで、近々アップしたいと思っています。 実例があったほうがわかりやすいと思って、古布も含め資料を準備中です。 今しばらく、お時間下さい。
2006/5/26(金) 午後 11:10 [ dr_**simatu*ugi ]