ドクター大島の紬物語り

100,000反の大島紬を検査した男の着物裏話

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五月二五日、紬の源流(7)についてのコメント欄の質問に関してコメント欄の記載枠の物理的制限もあって、回答を保留しておりましたので、約束どおり、トピックス欄を利用して、回答させて頂きます。
今後、トピックス欄を主にして、コメントの内容によっては、TBを使ったりして理解を深めて頂きたいと思っております。

では、始めます。
商標につきましては、何回も、色んな角度から説明いしていますので、お読みになられた方は、呉服屋の販売員さんより詳しくなっておられるはずです。
そのことを確認したうえで、
付け加えて説明する商標が2つあります。機械で織った、大島紬に貼られるもので、主に、縞、格子が多いです。
安いから、品が悪いのでは?とか、私の持っているものは、安物だから、私は、安物しか買えないからと自分を卑下される方がおられます。決してそんな事はございません。
昨年、大阪のOLの方がメールで飛び込んでこられ、説明し、納得していただくのに苦労した事が御座いました。
機械で織られる縞格子は、品質が悪いから安いのではありません。製作工程が、絣を使った大島紬と比べ
全く違い、大島紬の着味を味わえるぎりぎりの合理化がされて生まれたものと解釈して下さい。
只、厳密に言うと、糸がこなされてない分、まだ風合いが硬く、微妙に、体に添わないような気がするという声は聞きます。
そこで私は、湯通し、仕上げ加工をする時点で、手織りの物にかなり近い着心地を楽しんでいただけるよう、特殊な技法で、ひと手間かけています。殆どの方に納得していただいております。
私は、おしゃれな縞格子の世界に今挑戦しています。
グルメの方々は、最終は、お茶付けか、素うどんに還るといわれています。大島も同じでは?
織物の意匠の中では、縞格子の歴史は深く、織物意匠のもう一つの源流といっても過言ではないでしょう。
お仕立て上がりの10万前後で、大島紬の着心地と、おしゃれなセンスを楽しんでいただける物ができたら。  
大島入門の縞格子でありながら、感性を楽しむ大島卒業の縞格子そんな物を作りたく挑戦しています。
大島の仕立ては、目が詰まっているから縫い難いと言うより、生地がすべるから、合わせ縫いがしにくい
と良く聞きます。お裁縫の先生にマンツウマンで手ほどきを受けられる事お奨めいたします。
初めの商標は、奄美の組合で検査受けた縞格子の商標。下は、鹿児島の組合の検査を受けた縞格子の商標です。
縞格子に関しては、この二つの商標を確認されてから、購入されたら間違いは少ないと思います。

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絣の源流シリーズをとりあえず、最終章として、一服いたしましょう。
多くの方が、大島紬というと、織が大変と、手織りの作業だけがクローズアップされがち。
反物になるまでに、男の人が織る機・・絣を作るための締機。
女の人が織る機・・・反物に織り上げる為の織機。
世界の織物で2種類の織機が使われるのは、大島紬だけ。
締機に座る締者は、文字通り大島紬の総元締め的重要なポジショニング。
この人の手元が狂うと大島紬は出来ません。
大島紬は、1柄12反から16反作られます。織り機には、2反単位で機にかけられます。
従いまして、1人の締め者が締めた絣糸は、6人から8人の織り子さんが、織るわけです。
主人が締めて、奥さんが織る、通常、これが奄美でのパターンでした。
織りやすい絣糸は、締め者の腕次第です。
自分の家内が、家内の友達が、織り易い為には、どのように締めたら良いか。日々研鑽努力したに違いありません。
もし自分の不注意、不心得によって、織りにくい絣糸を作ったら、女房は、織り子仲間に、どんなにか肩身の狭い思いをしなければならないでしょうか。
所詮は、人間のやる技、万に一つの手の狂いも出てきましょう。
主人の締めた絣糸を何とか反物の織り上げようと目を真っ赤に腫らして、織り上げなければならない事もます。
織の写真アップいたしました。この女性は、織り一筋52年、昭和28年奄美の織養成訓練校の第1期生の超ベテランの方です。
彼女は、今日私に、こんな事を話してくれました。
私が今日まで織を続けられたのは、島の同朋が、私達の為に、良い絣糸を作ってくれたから、
私が良い布に織り上げないと、私を支えてくれた同朋に申し訳ないから、
そして、私の織った大島が着心地が悪かったら、先祖が今日迄築いてくれた、大島紬の信用をなくするからと。
てこずった糸を、何とか物にして織り上げた大島程、愛おしく、機から下ろした大島は、枕元に置き、一晩、添い寝をしたことも何回もあると話してくれました。
私は、この様な仲間と仕事を出来た事を幸せに思い誇りに思います。
3番目の写真は、絣糸一筋一筋を、そのような思いを込めて、緯糸に合わせている、絣ぬぎ合わせの作業です。
夫は妻を思いやり、妻は、夫を支え、そんな繰り返しの作業の積み重ねの上に誕生した大島紬。
人間の営みの幸せのシンボルと賞賛する事は、私の感傷でしょうか。
大分はしょって書きました。感想、質問コメント下さい。

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清楚に、さわやかに・・・・他人様を楽しませる夏ごろも
コーヂネイト提案してみなした
絽の生地の染小紋二点
小千谷、越後上布の織物二点アップ致します。
いよいよ今日まで・・・どんなドラマが待っています事やら。

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エントランスは、左に、夏の花。右に、金魚でお出迎え。
黒竹を使い、涼感を演出。
特に今回は素朴であっても、おしゃれ感のある、小千谷縮を紹介したい。
さわやかに装って頂きたいので、小物でピリリと。
何かヒントになれば・・・私たちなりのコーディネイト。
如何なものでしょう?こんな感じ。
どなたか、コメント頂けましたら、ありがたいのですが。

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1本の木から、この様に、白と赤の花が。
1つの花の中に、白い花の中に赤い花が。赤い花の中に白い花が。

源平しもつけ草(下野草)。
去年は、花芽を虫にやられ、涙をのみました。
欲しかった茶花でした。



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