ドクター大島の紬物語り

100,000反の大島紬を検査した男の着物裏話

ドクター大島誕生物語

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]

「紬」に学ぶ

経験を重ねると、年齢を重ねると、感性が老化麻痺して来る事もあいまって、余計な事まで織り込むようだ。
薩摩焼の重鎮に、「どんな薩摩焼きを目指していつも製作されておられるのですか?」とのインタビューに、「そうですね、上品な物が焼き上ったら良いですね」とのお答えでした。
難しい世界。出すぎてもいけない。引きすぎてもいけない。
先般亡くなられたが、紬の母として、尊敬し、師事し、多くの事を教えていただいた、東郷織物の社長も同じ世界を求め続けておられた。
「色も、柄も加える事は簡単、引くのが難しい」「いい加減の心地よさをつかめた時、この仕事をしていてよかったと感謝する」と話してくださつた事が昨日のようだ。
対極に君臨し紬の父として尊敬し師事した「都喜ヱ門」氏は「色も柄も、これでもか、これでもか、と容赦なく押し迫って作る作風」
両者に仕えた幸せを、しみじみと感じる。
特に今日のような混迷の時代には、多くの指針を、教えの中に見出す事出来る。
二人の師は、逃げる事無く真正面から勝負され生き抜いた方だから。

東京、東北、自社のアンテナショップで発表。
反応は良いみたい。
自分の感性を生かし、着物に振り回せられる事無く、自分流のおしゃれを創れるところに、着物フアンの方々は、この作品の魅力を感じられるみたい。
しかも、泥大島と言う存在感とステイタス性が、さりげなく伝わる、控めの装いが、知的レベルの高い人に受ける要因らしい。
第2弾が織り上がり、仕上げと仮仕立てに回せているので、早ければ今週末には、仮仕立ての画像で紹介できそうです。今年の構想として、この後三弾目、四弾目めの2タイプの新作を発表する予定で居ます。
シャネルスーツの大島と同じように、着物知っておられる人。知的レベルが高く、自分のおしゃれを楽しめられる方に、心の、感性の赴くままに着て頂きたい。ちょっとグレードの高い物になるとおもいますが、着物フアンの期待を裏切らない物に仕上げます。

イメージ 1

狙いは間違っていなかったようです。
縦じま柄三タイプ。格子柄三タイプ製作いたしました。
色は、グリーン。エンジ。藍。黄土。黒白の五配色のバリエイション。
泥大島である為シック。特殊な加工を施してある為しなやかで着心地が良い。
シンプルだけどかなりこだわっている。世界に二つとない作品。ここらが着物フアンの心を捕らえているようです。参考までに画像を添付いたします。
作り手の「さが」なのかもしれない
自分の技術を、磨き高める為に、技術に溺れてしまう
気が付いた時には、技術の凝縮された大島がそこにある
これは、大島に限った事ではない。
染の世界でも陥りがちな、作り手の「さが」なのかもしれない。
この業界で40年。自問自答の40年でもあつたように思う。
主役はあくまでも「お客様」であるべき。
でも、「俺の腕」も見て欲しいと、作り手のエゴもある。
この一年、体調を崩し、じっくりと、自問自答する時間を得た。
大島紬を見直す時間をたっぷりと頂いた。
素直な気持ちで、肩の力を抜いた、気楽に楽しめる大島を作りたい。
自分の進むべき方向性が見えてきたように思う。
もう30年位前になるだろうか?
ある高名な服飾評論家より「大島紬はシャネルスーツよ」と言われた事を、
昨日の事のように、脳裏にはっきりと刻み込まれている。
近々、画像をアップして皆さん方のご批評を頂ければと思います。

再開致します。

永がらくのご無沙汰お許し下さい。再会いたします。
一昨年は、西郷マント騒動で、身も心もくちゃくちゃ。
今年はその反動で、体がボロボロ。
1年かけて、体を再生、リメイク。
ようやく、気力が高まって来ました。
多くのすばらしい出会いを祈りつつ、再会いたします。

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]



プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事