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私がアンチ・アップルだからなのかもしれないが、i Padやi Phoneのコマーシャルはどうもお高くとまってイヤミっぽくて不快だ。
10年くらい前にアップルコンピューターは、新作のPower Mac G5は世界最速ワークステーションだ、という宣伝を行ってバッシングを受けた。
そのPower MacはIBM製の2GhzのCPUをデュアル搭載していた。
比較対象になったのはDell製のPrecisionというワークステーションで、インテルのXEON という3GhzのCPUをデュアル搭載していた。
バッシングの根拠はDellマシンのOSとパーツ構成とCPUの設定にあった。
まずCPUは、ハイパースレディング機能をOFFにして処理能力を不当に抑制したものだった。
OSはWindowsではなくLinuxなのに問題になったベンチマーク用のパーツはWindowsに最適化されているもので、これでは最高のパフォーマンスが得られるはずがなかった。
Dell社が同じパーツ構成/OSはWindows/CPUのハイパースレディング機能をONにして比較したところ、Power MacはDellに完敗という結果になった。
そもそもアップルコンピューターは、20世紀末の倒産の危機にマイクソフトの資本参加を得て生き延びたいきさつがあり、この時の世界最速宣伝ではOSをWindowsにせず大株主であるマイクロソフトの不興を買うのを避けながら“世界最速”をアピールでき、アップルとしては一石二鳥だったに違いない。
しかし、その“世界最速”はアップルコンピューターの性格そのままに捏造されたもので、そのPR記事を読んだ時の不快感は今もよく覚えている。
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