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〔第壱話・江戸の朝焼け〕
若むらさきに藤娘、娘十八番茶も出ばな、出ばなを挫く鬼の爪
百鬼夜行の人の世で、首を狩りましょ鬼の首
私は必殺首狩人、口外法度の首狩人・・・
しんと静まり返った早朝の南町奉行所の中、こくりこくりと居眠る同心が一人、
突然静けさを破って怒鳴り声が響いた。
「こらっ坂田、起きぬかこのたわけ!」
居眠る同心が目をこすりこすり起きると、
筆頭与力・片岡が苦虫を噛み潰さんばかりの呆れ顔で立っていた。
ひとつ大きく伸びをすると同心はペコリと会釈するや。
「これは片岡様、今朝はお早うございますな?」
と惚け面でたずねた。
「今日は新任の御奉行が来られる日だぞ!貴様が夢心地の間に、よもやコソ泥など入っていまいな?」
片岡に叱咤され同心はしれっと答えた。
「しっかり明け方まで不寝番しておりました。」
【同心・坂田陣内】3ヶ月前、北町奉行所から栄転してきたばかりでご覧の通りの昼行灯である。
時は嘉永6年、先日など浦賀で黒船が現れた直後であり、
平和ボケした江戸っ子達の間では、”鬼が島”から赤鬼どもが、
人を食いにやって来たと上を下への大騒ぎであった。
再び奉行所内の静けさを破る大声が響いた。
「お役人の旦那!てぇへんだ!」
飛び込んで来たのは岡引・天神の政五郎である。
息せき切っている政五郎の様子を見た与力・片岡は理由を問いただした。
「何か事件でも起きたか?」
「へぃ、昨夜日本橋の商家に押し込み(強盗)が有りやしたんで!」
事情を聴くと与力・片岡は陣内に申し付けた。
「急いで政五郎と現場に向かえ、後で応援をよこす。」
夜勤明けで帰宅できると思っていた陣内は小さく舌打ちすると、政五郎にせっつかれて現場に向かった。
表に出ると既に陽が昇り、東の空は毒々しい程の朝焼けで真っ赤に染まっていた。
-----第弐話に続く-----
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この作品はフィクションです、歴史上の史実・人物とは一切関係有りません。
尚この小説は投稿後も気に入らない部分を校正する場合があるので、
読み返すと違う感じがある場合があります(^^;
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おっ!?
こちらに、ゴーさん得意の歴史小説を執筆ですか?
いろんな登場人物の登場を楽しみにしております。
それにしても想像力が豊かですね。
みんなはこちらで執筆中の事ご存知なんでしょうかね?
2009/3/13(金) 午後 2:27 [ たっくん ]
たっくんコンニチハ!
日記は野球関係でブログは個人的な趣味のページと、
切り離して書き込むようにしました。
ですので、こちらは不特定多数の皆様に自由に読んで頂けるように書いております(笑
マスターベーションで執筆しているので、
気になった方だけ読んでもらえれば良いんですよ。
2009/3/13(金) 午後 4:05
そういうことねぇ。御意!!
さぁ、もうすぐ仕事の時間ですね(笑)
2009/3/13(金) 午後 8:28 [ たっくん ]
ヾ(●´ω`●)こんにちはぁ♪
こないだ読んで コメするの忘れてましたが
其の壱は 完読です〜(*^▽^*)o♪
2010/1/27(水) 午後 8:52
どーもどーも、ありがとうございます!!
2010/1/27(水) 午後 8:56