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【第7話・蒼竜の鎧】
伝説の勇者が装備していたと言われる”蒼竜の鎧”を見ていたザックはロメンゾに申し出た。
ザ)「試しに着させてもらって良いでしょうか?」
大賢者ロメンゾは表情も変えず答えた。
ロ)「ダメと言う理由は無い、着てみるがよいぞ?」
ザックは鎧を手に取りその場で装着してみた、着心地はシックリしていたが途端に体が重くなっていった。
ザ)「うぅ、体が重い・・・」
それを見てロメンゾが首を振りながら口を開いた。
ロ)「残念じゃったな、もしかしたらと思ったが・・・勇者の武具は選ばれた者にしか装備出来ないんじゃよ。
冥府の竜が復活した今、どこかに選ばれし勇者も現れているやも知れんのぅ。」
そこでロメンゾは冥府の竜について語り始めた。
ロ)「”冥火竜”の復活は他の三竜の復活でもある、すなわち”冥水竜””冥風竜””冥土竜”、
それら冥府の”死界竜”とそれらを束ねる存在”冥闇竜”も・・・」
説明を聞いていたアンが急にフラフラと倒れ、慌てて抱き起こしたロメンゾがつぶやいた。
ロ)「これは!?何かの呪いが掛かっている・・・」
ザックはアンがルーレイロの町で少女に化けた”冥火竜”の部下で、
三魔将の1人”キス魔スウィッチ”に頬をキスされたのを思い出した。
ロ)「そうじゃったか、三魔将とはデーモンを召喚する”鬼魔グレン”と妖術を使う”妖妖魔”、
そしてキス魔スウィッチは呪法を得意とし100年前の戦いでも呪い殺された者は数知れずおった。」
ロ)「このままでは命に関わるじゃろう・・・わしに出来るだけの事はするが。」
アンをベッドに横たえると、ロメンゾは両手をかざし破邪の呪文を唱え始めた・・・・・
【第8話に続く】
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シンメン・ザック・ワルドー (ドラゴガルドの地、リムルダルヴィシュ村の狩人
アンジー・ウィルソン・ボレンティーナ (通称アン、ガラ−シアの町に住む魔道士の娘
ロメンゾ・デ・ラルース・ボレンティーナ (120歳を超える大賢者で全ての魔法を使いこなす
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