全体表示

[ リスト ]

 
 
 
過熱された胃腸がまねく時遅いニキビ”消化不良タイプ”
 
 
「本当に院長の言葉通り、ニキビが中から上がってくるようです。」

皮膚の美容専門プログラムを運営していると、あちこちの病院や皮膚専門クリニックを転々としたが何だか根本的な部分に疑問を持ったと言って訪ねてくる患者らが多い。昨年夏に訪ねてきた35歳の主婦Hさんもこういったケース。


初めて彼女が診療室のドアを開けて入ってきた瞬間、私はびっくりした。
彼女の顔全体はまだらで、本当に重病にでもかかってきたかのようだったからだ。そしてそのような顔のために、第一印象でどれくらい損をしているか....胸が痛くなった。
「本来の性格は明るかったのですが、顔がこのようになってからは外に出て行くことも嫌いになりました。院長、この顔を治していただければ私は本当に幸せです。」
彼女がどれだけ切実な思いでいるのか...
どうにかして彼女の皮膚を白玉のように作りたいという気がした。


彼女の顔を注意深く調べた。
目、鼻、口は美しい方なのに、ニキビとニキビ跡のために顔全体がまだらで、全体的なイメージを滅ぼしていた。そのまだらな跡はニキビができる毎に何気なく爪で潰す習慣のためだった。その上顎と首のニキビも爪で潰し、その潰した傷から血が出て瘡蓋(かさぶた)となっていた。
 
まず彼女の内蔵気勢と血液検査結果を見ると、消化機能の気勢のせいで新陳代謝が円滑でない状態であった。幼い頃は車酔いが酷く酔い止めを手放せなかったというほど、消化機能を弱く持って生まれた少陰人体質だった。
「幼い頃からだは弱かったのですが、ニキビのようなものは全く出ない体質でした。ですが高校を卒業して社会生活をスタートした頃から一つ二つずつ出始めました。学生時代にも出なかったニキビに初めにはたいした事じゃないと思っていましたが、こんなにまで酷くなるとは全く思いませんでした。」

 

彼女のニキビが突然酷くなったのは、結婚後3人目の子供を産んだ時からだった。
年子で子供2人を産み、息つく暇もなしで3人目がお腹に入ったという。子供3人を相次いで産んだせいで産後の体調管理を考える余裕もなく、育児に追われる毎日から過労に過労が重なる状態だった。赤ん坊の生活パターンは、母親の睡眠をまともに取ることができない。追われる育児に気を使う中で消化に不良をきたし、食べるに従い胃もたれし始め、ついには顔全体に問題が生じてしまったということだ。

 
そんな状態で、今まで3年間さまざまな治療をしてきたと言った。
良いということは全てし、有名だという病院にも足を運んだという。治療当初は良くなるようだが、時間が過ぎればまた酷くなるということを繰り返し結局は諦め状態に達したが、偶然彼女の夫が某日刊紙にのせられた私のコラムを見て薦め、私を訪ねてくることになったという。そのコラム内容がまさに”ニキビは体の中から治療しよう”というものだった。
 
「機械を長い間作動すると過熱されて熱くなるでしょう? 胃腸も同じことです。あなたはもともと非常に弱い胃腸なのに、その上過労のために胃腸機能がさらに弱くなってしまった。しかも無理に消化をさせようとしたら胃腸に熱が出てしまったのです。そこに産後の静養不足によって子宮の気血循環がおかしくなりからだの中の気勢がすべて詰まってしまったという形ですね。」

 
胃腸にできた熱が子宮の汚れた血のせいで突き上がって顔に集まり、顔に集まった熱が絶えられなくなって次は顔の毛穴を開いて開花してしまったのがまさに彼女のニキビだった。そこでそのニキビを不潔な爪でかきまくられた彼女の皮膚はめちゃくちゃになるほかはなかったのだ。

 
漢方医学的に陰陽をいうと、私たちのからだの上半身は陽、下半身は陰の性質をもっている。
顔は上半身の中でも第一位にあるので”陽中の陽”ということができる。したがって顔にできる皮膚疾患の原因は大部分が陽の性質の‘熱’が原因だ。上半身の暖かい陽の気が下へ降りて行き、下半身の涼しい陰気勢が上に上がる”水昇火降”が人体の気の流れを維持する基本原理だ。しかし消化されなければ消化器のある中草(からだの中間の部分)が詰まるため上半身の陽気、すなわち暖かい気勢が下へ降りて行くことができなくなり上に突き上がってしまい熱として作用することになる。この熱のせいでニキビができてしまったり既存のニキビが酷くなるのだ。

 
彼女に必要なのは不正機能と子宮の気血循環をはやく回復させることだった。不正機能と子宮が回復すれば胃腸の熱を抑えることができ、下から押し上げてくる熱気勢も減っていくので、新たにニキビができる可能性が希薄になるためだ。不正機能を助けながら既にできた熱を解く薬を処方し、上熱を解く針治療を受けるようにした。砂糖水にずっと熱を加えれば濃度が濃くなるように、私たちのからだの中の血も過度に熱を受ければ汚れてくる。従って、彼女の血をきれいにするための清血療法で血管レーザー治療も併行した。
 
彼女は治療とともに漢方エステティックでニキビ3ヶ月コースを併行した。
「まぁ!すごく良くなりましたね!」
薬を処方する時ごとに会っただが、治療を始めて2ヶ月後途中経過の写真を撮るために前に座った彼女を見て驚かないわけにはいかなかった。 にきび跡が殆ど薄くなり、皮膚の血色が澄んで診療初日に撮った写真よりも5歳は若く見えた。

 

彼女は粘り強い治療で皮膚が良くなったことはもちろん、消化もよくなったと喜んでいた。
「これからは美白プログラムの4週間だけ受ければ完ぺきな皮膚美人に生まれ変わりますよ。」
私の言葉に彼女は明るく笑っていた。
本来明るいという彼女の本当の姿を見るようだった。
 
 
 

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事