青春時代に米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に5年間、留学し、博士号を取得し帰国した。 留学時代の友人が、現在、米国から日本に出張している。この友人は、アメリカ生まれのアメリカ育ちであり、大学院卒業後、アメリカ企業に永年、勤めていた。ところが、約1か月前に日系企業に転職した。即ち、カリフォルニア州に米国本社がある米国子会社であるが、この親会社が日本企業である。この日本企業は日本国内では極めて有名な大企業であり、日本人は誰であっても知っている。 そこで、日本国内の親会社に早速、出張があったのである。友人は出張中であっても週末はお休み。そこで、今週末の3連休に東京で友人と再会する。 この再会が実に楽しみなのだが、このような機会があるので、なんとなくイリノイ大学時代の恩師に連絡したくなった。イリノイ大学時代が懐かしいということなのかもしれない。 すると、今日、恩師から電子メールで返信をいただきました。実に嬉しい。 恩師は既にイリノイ大学を定年退職しているのだが、現在、イリノイ州でなく、なんとカリブ海に浮かぶ小島、米国領バージン諸島に住んでいる。イリノイ州は冬が寒いので、温暖なカリブ海に移住したとのこと。 日本では定年退職したら生まれ故郷に戻ってという発想があるのだが、恩師のアメリカ人にはそのような発想が微塵もなく、実に自由である。決して土地に縛られるということなく、好きな土地に住んでいる。 私は博士号まで取得したのにも関わらず、大学に残らず弁理士になったのだが、このような進路選択は、米国留学中に自由というものを自然と学んだ影響である。 |
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