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小池誠マイクロ波研究所 伝説の弁理士 博士 小池誠

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私的複製

私的複製

 

現行の著作権法では、著作権を侵害する自動公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、その事実を知りながら行う場合、私的複製として認められず、複製権の権利範囲になる(著作権法30条1項3号)。


ここで、録音と録画に限定されているので、複製の対象が音楽と映像に限定されることになり、インターネットからマンガや写真をダウンロードするのは私的複製として認められる。

 

ところが、2月13日に開催された文化審議会著作権分科会で著作権法30条1項3号の規定について法改正する方針が決定した。「録音又は録画」が「複製」に変更されることになり、音楽、映像に限られず、写真、マンガなどにも複製権が及ぶことになる。

 

ちなみに、現在の著作権法であっても改正案であっても、インターネットにアップロードされている著作物が、著作権を侵害している場合が問題になる。

 

これに対して、著作権者が、自己の著作物をインターネットにアップロードしている場合には、著作権を侵害していないので、現行法であっても改正案であっても、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において著作物を使用することは認められる(著作権法30条1項柱書)。

 
 
 

著作権法抜粋

 

第三十条 著作権の目的となっている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。

 

三 著作権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であって、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、その事実を知りながら行う場合

 

二条一項

十三 録音 音を物に固定し、又はその固定物を増製することをいう。

十四 録画 影像を連続して物に固定し、又はその固定物を増製することをいう。

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