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小池誠マイクロ波研究所 伝説の弁理士 博士 小池誠

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金魚電話ボックス

奈良地方裁判所令和元年711日判決は、電話ボックスの内部で金魚が泳ぐというオブジェについて著作権法に定める著作物と認めなかった(文献)。
 
この判決は妥当である。
 
著作権法は著作物について思想又は感情を創作的に「表現」したものと定義するが(同法2条1項1号)、この「表現」という用語に重要な意義がある。即ち、著作権法の保護対象は、表現形式であり、アイデアではないとされている。
 
電話ボックスの内部で金魚を飼育するというのはアイデアであり、表現形式ではない。
 
これに対して、電話ボックスの内部で金魚が泳いでいる写真は、著作権法の保護対象になる。電話ボックスの内部で金魚が泳いでいる写真といっても、金魚の数、金魚の種類、金魚の位置などによって多種多様な写真が可能である。このような場合、潜在的に可能な多種多様な表現形式のうち一つの表現形式を写真として選択したということになり、著作権法上の著作物として認められる。
 
 
文献
金魚電話ボックス訴訟 「著作権法上の保護対象ではない」と現代美術作家の訴え退ける 奈良地裁
加藤佑輔、小宅洋介、毎日新聞、7/11() 10:31配信

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