神田のガリレオ

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 2008年5月21日〜3日に、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展 2008」が行われていましたので、行ってきました。ある方に、「以前、日産自動車におられた根日屋さんですよね。」と声をかけられ、私が今の情報通信の仕事をする前に自動車の設計をしていた頃の私を知っている方がおられた(私は1981年に日産自動車を退職しました)ことに、大変、驚き、ちょっと自動車業界へ懐かしさも感じたところでした。

     人とくるまのテクノロジー展 2008 : http://www.jsae.or.jp/expo/

 今回、気になっていたのは、ITSの動向でした。各社が力を入れていた5.8GHzのDSRCが、UHF帯のアナログテレビの停波により、ITSに720MHz帯が割り当てられます。この720MHz帯で、DSRCと競合するような機能のシステムが構築でき、また、電波伝搬上でも、100m先で左右5mの電波の回折を期待する5.8GHzに対して、720MHz帯では200m先で左右25mの電波の回折を期待できるということで、衝突防止レーダや車車間通信などでも期待できる周波数であると思っていました。

 私も旧 国土交通省の研究所であった(独)電子航法研究所で、ミリ波の衝突防止レーダ研究に、共同研究員として参加していましたが、ITSからちょっと離れている間に、浦島太郎状況になってしまいましたので、今回の見学に行ったというのが訪問の理由です。

 私の見学の仕方が悪かったのか、私の目的の展示が、「人とくるまのテクノロジー展」では、あまり見つけられずでしたが、6月2日号の「日経エレクトロニクス」に、気になるITSに関する記事、「岐路に差し掛かるITS」がありました。やはり、720MHz帯の開放で、DSRC各企業に戸惑いが生じているという内容でした。この業界の方には、非常に参考になる記事と思います。

      http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20080527/152445/

 「2010年度の実用化には車車間通信を」という概要ですが、記事の中にも書かれていますように、自動車への車載機搭載率が10%としますと、路車間通信は10%の自動車がITSの恩恵を受けられるでしょうが、車車間通信では、10%X10%=1% の自動車しか恩恵を受けられない。まして、自動車でマルチホップ(各社の車載機がリピータ的に動作すると)になると、ほとんど情報の中継が途絶えてしまうのではないかという大きな問題が存在しています。ITSの普及は、ETCの経験のように、車載機をいかに多くの車に搭載するかが鍵になりそうですが、これも難しそうな話ですね。

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