神田のガリレオ

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みなさま こんにちは

 情報通信記念月刊の行事が始まりました。私も、電波の日の記念講演やミリ波の応用の講演会など聞いてきました。

 やはり、話題は次世代携帯電話のLTEで、非常に盛り上がっています。ただ、やはり、世の中の期待が大きいためか、良いところだけがアピールざれているような感じがしました。私がさめて見すぎでしょうか? または、私の仕事とは現在、直接関係が無いので、そのように聞こえてしまうのでしょうか?

 そんなこんなで、私の個人的な(技術の不勉強で間違っているかもしれませんが、素人考えとして)感想を書いてみます。良いことは、マスコミ各誌やTV番組でも知ることができますし、私もそれには基本的には同感ですので、その部分は以下には書きません。

次世代携帯電話 ・・・ ワイヤレスブロードバンドに向けて

 確かに、大容量の情報をやりとりできるのは便利ですが、これが普及するためには、端末(携帯電話)のみを考えていても市場は普及せず、ネットワーク、サービス、コンテンツなども一緒に進化しないと、システムは普及せず、ビジネスも期待ほどの規模が無いような気がしています。

 これから世界中、持ち歩ける携帯電話が普及していく中で、早期に日本が世界に先駆けてLTEサービスをしても、世界から見たら、まだマイナーなシステム。世界中で普及したときに、「LTEをやってよかったね。」といえるのだと思いますが、まだ5年くらい先の話なのかなと思いました。

 今、日本は携帯電話からインターネットをアクセスしている比率が高く(70%以上は携帯電話から)、若者のPC離れが始まっているのかと思いましたが、これは、時代の流れかもしれませんが、何故か私はいろいろな意味で抵抗を感じてしまいました。

 技術的には、20MHz帯域が使えれば、携帯電話(端末)の部分では、LTEの良さが出てくるでしょうが、5MHz帯域で使うとすれば、3G携帯と3.9G携帯(LTE)の魅力の差は、あまり無いのではないか・・・と思いますが。

 LTEは遅延が小さいので、対戦ゲームもできますというふれこみには、個人的には本当にできるのか、とても興味があります。私自身はゲームはやらないのですが、ネットワークという一つのパイプを、ユーザーみんなで分け合うのに、そこに接続される大容量の情報を一人が扱うLTEは、そのようなパイプの環境下で、通信速度が本当に速くできるのかな・・・これは、実際に携帯電話のみを考えずに全ての情報に関与するシステム全体を眺めたときに、結果が出てくるでしょうから、これは、ある意味ではLTEがサービスされたときに結果でわかるので、今から興味のあるところです。

 携帯電話で高画質の画像などを送りますが、携帯電話も高速通信化すれば、技術的に通信を安定化させるのは難しくなります。携帯電話と接続されている基地局を頻繁に切り替えるハンドオーバーの回数が増えれば、端末の消費電力も増えたり、通話が切れる確率も高くなるでしょう。携帯電話(移動通信)の基本は、回線が途切れないで通信が継続できること。それを考えると、高速化、大容量化と回線の安定性のバランスを考えると、どこかにおとしどころがあるのではないかなと、電話を自動車の後ろのトランクに載せていた頃から移動通信の仕事をしてきた私は思ってしまいます。大容量(高速通信)へと、世の中は進みますが、情報の方もデータ圧縮の技術が進むでしょうから、移動しながら1Gbpsという4G(第4世代携帯電話)は、必要なのかな?って思ってしまいます。

 LTEは、4X4のMIMO(送・受信機の各々に4本のアンテナをつける)で高速通信ができてPC向きといっています。このPC向きというのは私なりの解釈では、ノマディックな無線、すなわち、端末は持ち歩けるけれど使うときは机上に置いた固定通信で使えば・・・ということなのかなと考えますが、それなら、安価なWiFi(無線LAN)でいいじゃない、と思いました。別の見方をすれば、携帯電話とWiFiは競合するシステムではなく、共存できるシステムなのだと思います。

 あと、講演会場で雑談の中から聞こえてくる声から・・・ 大企業はピコセルやフェムトセルという短距離の部分(数が出る基地局側)には、あまり興味がなさそう・・・ここは、中小企業の出番かなとコーヒーブレークの時の雑談の混信の中から、私が感じた情報でした。


-------------------------その他-------------------------------

 私は大学を卒業してからは、自動車会社に入り自動車の設計をしていましたので、もともと自動車業界の人間なのですが、今年のカーエレクトロニクスに関する展示会(ATI2009)で、主催者の方から、「自動車の知能化」について話をして欲しいといわれました。久々の自動車業界での講演なので私も楽しみです。

以下はいつものように講演会の情報です。


-------------------------講演会-------------------------------

● NPO法人 ウェアラブル環境情報ネット推進機構(WIN)主催講演会

 6月17日にWIN主催の人体通信の講演会があります。

http://www.npowin.org/j/44teireikai.PDF (根日屋も講演します)

 また、9月9日にはWIN10周年記念講演会として、茂木健一郎氏をお招きしての講演会も企画されています。

http://www.npowin.org/j/10syuunen.pdf

上記のWIN関連の二つの講演会は学生さんは参加費は無料です。


● 平成21年度情報通信月間参加行事 TELEC主催講演会

 すでに東京講演会は6月9日に終了しましたが、6月24日は長野で講演会が行われ、私が講演します。

6月24日 : 長野での講演

http://www.telec.or.jp/info/2009/090501-nagano.html


● カーエレクトロニクスの展示会 ATI 2009

 日経エレクトロニクスと日経Automotive Technologyは、カーエレクト
ロニクスの展示会とフォーラムを開催します。

フォーラム名称 : 「AT International 2009」

Webサイト : http://techon.nikkeibp.co.jp/ATI/ATI2009/

日時 : 2009年7月15日〜17日

場所 : パシフィコ横浜(A・B・Cホール、アネックス)

主な参加者 : 自動車および自動車部品、車載部品・システムの設計・
          開発・製造に関わる技術者、研究開発者、経営者

展示会の入場料(¥2,000)は、下記のURLで事前登録しますと無料に
なります。

http://techon.nikkeibp.co.jp/ATI/ATI2009/registration/

 ATI 2009 の主催者の方から、「自動車のインテリジェント化に人体通信がどう貢献するか」をお話いただくことは可能かと打診されました。久々の自動車業界での講演です。7月16日に私は講演します。

http://techon.nikkeibp.co.jp/ATI/ATI2009/forum/


● 社団法人目黒会主催講演会

 8月6日に社団法人目黒会主催、電気通信大学後援の第52回移動体
通信研究会が行われます。

 JAXAの方の宇宙での通信のお話から始まり、今、旬な通信の話題が盛りだくさんです。親しくさせていただいております慶応大学の春山先生も可視光通信のお話をされます。

http://www.megrokai.or.jp/megurokai/saiji/idoutaiannai/idoutaiannai.html

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