神田のガリレオ

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 朝夕は秋の風を感じるようになってきましたが、まだ蒸し暑い毎日が続きます。昨日(9月9日)は会社の設立記念日。無線通信器機の研究・開発・設計・試作を行うエンジニアリング会社「アンプレット」も、昨日の設立記念日(会社の誕生日)で満25周年を迎えました。会社設立当時の回想録を、
 
 
に書きました。会社の決算日が3月20日なので、今は決算的には第26期には行っていますが、会社の年齢としては満25歳を昨日迎えました。この25年間、みなさまのご支援には心から感謝しております。ありがとうございました。これからもアンプレットを宜しくお願いいたします。

---------- 今回の話題 無線ビジネスを早く立ち上げるには ----------
 
 前回のメルマガでは WBAN (近距離無線)について概要をご紹介しました。
 
 
 近距離無線(WBAN)のビジネスの特徴ですが、その業界団体 ANT と BLE では、この分野の市場を早く立ち上げるための二つの戦略があり、それが成功しているように思います。その二つの戦略は以下のものです。
 
① アプリケーション・プロファイルを充実させる作戦
 
 プロファイルとは標準化のことです。過去の無線規格でもプロファイルは定められていますが、その内容が広範囲で漠然としていて、実際に設計するときには、そのプロファイルをある製品へ導入するに際し、どのようにプロファイルを使いこなしたら良いのか・・・ 悩まれた設計者が多かったと思います。
 
 WBAN 近距離無線で注目されている、ANT や BLA (Bluetooth Low Energy)は、期待される製品ごとのアプリケーション・プロファイルが細かく準備されており、製造メーカー設計者にとって、ANT や BLE は導入しやすい無線システムになっています。例えば、心拍計に用いるためのプロファイル、万歩計に用いるためのプロファイルなど、いろいろなプロファイルが準備されています。
 
・ ANT では、心拍計、GPS、万歩計、歩行速度、自転車の速度やペダルの回転数、スポーツジム機器など、すでに定められたアプリケーション・プロファイルを用いた製品が販売されています。業界的にはデファクト・スタンダードになっています。
 
・ BLE は、例えばスマートフォンと時計間の通信として、両者の時間的な同期をとったり、見失ってしまったスマートフォンを腕時計から探したりなどの、腕時計とスマートフォン間のプロファイルや、心拍計、体重計、体温計、血糖値計などのヘルスケア器機と小型機器間の個々のプロファイル(心拍計用プロファイル、体重計用プロファイル、体温計用プロファイル、血糖値計用プロファイルなど)が準備されています。
 
② アプリケーション・プロファイルができる頃には、その部品が販売されている。
 
 半導体メーカーが、非常にタイムリーに、ANT や BLE に用いる無線回路IC(RFIC)の供給対応をしています。例えば、設計者がヘルスケア機器として心拍情報を腕時計から携帯電話に無線で送る装置の製品企画をするときに、どんな部品が使えるかを調べようとすると、タイムリーに、その目的にかなった部品が販売されています。今までは無線関連の部品の入手難が常につきまとってきましたが、WBAN では、その悩みが少なくなりました。あとは、部品商社さんが、大企業だけに目を向けないで、その製品を製品化しようとしている中小企業や我々の会社のような設計会社にも対応してくれれば、この製品分野の国内市場は本当に期待できます。
 
          −・・・−   −・・・−   −・・・−
 
 今月末から来月の初めにかけて、韓国の WBAN の中の人体通信(HBC)標準化のキーパーソンが来日予定です。ちょうど今頃は、この人は欧州での標準化会議で、ANT や BLE と同じくらい、HBC も市場が立ち上がるようにHBC をアピールしていると思います。韓国では、ヘルスケアや医療現場への WBAN 導入が日本より少し進んでいるように感じます。日韓のこの産業の可能性を、彼が日本に来たときに焼酎を飲みながら語り合おうと思います。

---------- 近々の私の講演 --------------------------------------
 
・ 9月27日 : 人体通信技術とアプリケーション展望
 
 
[参加費用が半額に] ・・・ 講師紹介割引(半額)申込書は下記のサイトからダウンロードできます。
 
           http://amplet.com/scitech.pdf

・ 10月18日 : アンテナの基礎とUHF帯RFID用アンテナの設計法
 
 
(Website には講師名が紹介されていませんが、私が講師をします。)

・ 12月中旬 : 人体通信キーパーソン5人の2日間にまたがる講演会詳細はまだお知らせできませんが、日本の人体通信のキーパーソン5人の講演会が企画されています。私は一番最初に講演予定です。人体通信のみでなく、ANT と BLE も含めて、最新の WBAN 動向をお話しようと思います。医療、ヘルスケア関連の新製品を企画されている方々のご参考になればと、今から多くの情報を準備しようと思っています。

---------- 雑談 ------------------------------------------------

 土曜日(9月8日)に、熱血授業というテレビ番組を見ていました。その番組の中でカンボジアの取材をしていました。カンボジアの小さな自動車会社の試作車で、扉に自動車のオーナーが手をかざすと、それがオーナーか否かを判断して扉を開ける技術を紹介していました。自動車から遠くに立つ自動車のオーナーと取材者、テレビ局のスタッフが手をつないで、一番、自動車に近い人が扉に手をかざすと、扉が開きました。番組の中では、「すごい技術だ!」とか「不思議だ!」と、このカンボジアの自動車会社の開発した技術と紹介されていましたが、とっても人体通信(HBC)っぽいというか、これは電界方式の人体通信だろうと思って見ていました。

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