神田のガリレオ

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みなさま こんにちは

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●○ 「9.0」 問題
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 最近、「9.0」 問題が話題になっています。これは、小学校3年生の算数の試験で、生徒が、「3.9+5.1=9.0」と解答したところ、「9.0」の「.0」は不要という理由で減点されたそうです。今の小学校には、数字をシンプルにするというルールがあるようです。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1611/22/news100.html

 私はこのニュースを知ったときに、大変な社会問題ではないかと思いました。そんなとき、12月25日に TBS 系列で放送された 「林先生が驚く初耳学!SP」 で、「いつやるか? 今でしょう!」の林修先生が、この問題を取り上げてくださいました。番組の中では、1990年に国際数学者会議でフィールズ賞を受賞された森重文先生が、「出題問題に何も回答に関する条件が無いので、「9.0」は誤りではない」というような趣旨のお話をされました。

 番組を観ていた私は、「よく言ってくれた。」と思いました。日本の学校でこういう採点をしていたら、子供たちにとって算数(数学)がつまらなくなってしまいます。私も減点するということは理解できないし、「9.0」 も 「9」 も誤りではなく、どちらも正しい ・・・ というよりも、私は、「3.9+5.1=9」とするよりも、「3.9+5.1=9.0」の方が正しいとさえ感じます。

 「9.0」の「.0」に大切な本質が含まれている場合も多々あります。「9」と「9.0」では、前者は、少数点以下1桁目を四捨五入、後者は少数点以下2桁目を四捨五入した結果のように、よく考えてみると、数学でも両者に違いを示すことが必要と思います。物理や工学の分野では、精度に関わってきます。

 私も学生時代は、大学では工学部で勉強しました、実験の測定結果を整理することを通して、測定データが示す物理的な本質を伝えるときの「有効数字」の大切さを学びました。

 学生さんにとっても、時代によって「X」だったものが「〇」になったり、その逆が起こってしまうと、過去の教育参考書を見た学生さんたちは混乱をし、それが、科学離れ(数学離れや物理離れ)の原因の一員であると、この 「9.0」 問題は、聞くだけで通りすごせないことです。

 「林先生が驚く初耳学!SP」に、拍手を送りたいと思いました。


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●○ さいごに
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 本日で仕事納めという方が多いと思います。1年間、お疲れ様でした。

 今年1年を振り返ると、私の仕事は、UHF帯RFID機器の設計、アンテナの設計、近距離無線(WiFi、BLE、人体通信)機器の設計、そして、無線のビジネス展開の技術や営業戦略のコンサルティングでした。

 私の仕事の2本の柱は、設計業務と技術コンサルタントですが、後者の比率が非常に高かった 2016年 でした。

 セミナーの講師では、技術的な内容を話すセミナーがほとんどですが、若い技術者に刺激を与えて欲しいので、「私の技術者としての生き様」を話して欲しいというご要望もありました。

 来年も子供たちに興味を持ってもらうための科学の面白さを各地で語りながら、ワイヤレスのビジネスに関わる仕事を続けたいと思います。

 研究分野では、無線機器の開発で培った微弱な電気信号を扱う技術を応用した人間が発生する微弱な電気信号から、人の健康状況を判断する生体情報センシングの研究を続けてゆきたいと思います。

 私も今年は大勢の方と出会うことができ、みなさまに大変お世話になりました。ありがとうございました。

 来る年も変わらぬ御愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

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今年一年、変化の年だったのですね。
我が家も沢山の変化がありましたが、柔軟に考えられる脳でありたいです。
円周率も今は桁数が少なく教えているとか…
子供に知る機会は沢山与えてあげたいです('ω')ノ

今年一年ありがとうございました!よいお年をお迎えくださいませ♪

2016/12/28(水) 午後 5:32 ARIA 返信する

Ariaさん こんばんは

Ariaさんも変化の多い年だったようですね。

今年1年を振り返ると、インド人になってしまうかと思うくらい、いつもカレーを食べていました。

本年もお世話になり、ありがとうございました。来年も引き続き、宜しくお願い致します。

どうぞよいお年をお迎えください。

2016/12/28(水) 午後 6:33 drnebiya 返信する

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ご無沙汰をお許し下さいませ。
yahooのブログ更新メールの中に、算数とか数学という言葉があったので、コメントさせていただきました。
算数に限らず、科学全般に於いて、「9.0」 問題 と似たような問題が山積しているような気がしてなりません。
根日屋様と密接な関連が存在する❝電磁波❞について、かの有名なファインマンさんも次のように記述されています。

■先生、電磁波を近似的に記述してください、少し不正確でもかまいませんから、
そうしたら私もほとんど見えない天使をみるくらいには見えるようになるでしょう。
それからその映像を修正して必要な抽象をしましょう。
という問いにファインマンは【残念ながら諸君のためにそうするわけにいかない。
私にはどうしたらよいか分からない。どんな意味であれ正確な電磁波の絵など想像できない。】と回答したそうです。
上陳述はファインマンさんの正直な気持ちだと思いますし、現在地球に存在する全ての科学者の気持ちと何等変わりない
ような気がします。
↓続く

2016/12/31(土) 午後 11:44 [ neu*ral*sm7*6 ] 返信する

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私は、負数・虚数・ete・・といったものの具体的なイメージ捉えられないと先に進めないという、
公理主義的数学を学ぶには性格的に相性が良くない人間でした。
しかしそのお陰で、殆どの数学者が顧みる事の無いであろう、数の歴史の問題点について≒30年位考え続けながら
人生を歩んできました。
そして現在辿り着いている結論は、人間の数学を遥かに凌駕していると思われる人の意識が、
負数とか虚数とかいうものを、具体的に明確なイメージとして❝心❞で感じる事が出来ないという現在の数学は
何かおかしいという事です。
古代〜数学は超具体的なものとの関わり合いの中から産まれてきた筈です。
↓続く

2016/12/31(土) 午後 11:45 [ neu*ral*sm7*6 ] 返信する

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現在の数学の数の構成は、自然数→負数→・・複素数・・という、何百年も前の歴史の過程をそのまま利用しているだけです。
私は、その状況というのは、現在の科学を記述している数学というものが、
根日屋様のブログのタイトルのガリレオの時代の天動説のままではなかろうかと思うのです。
数学と物理学は違います。具体的という件に関しては数学より物理学の方が進んでいると思います。
空間を記述するには、長さも時間も融合させなければならないという、相対性理論がその事実を物語っています。
私は、現在の科学が、具体的に真実な自然を、天動説的な数学で記述しているように感じるのです。
天動説でも自然は記述できるでしょう・・しかし、心が美しいと安心できるものでは無いような気がします。
↓続く

2016/12/31(土) 午後 11:46 [ neu*ral*sm7*6 ] 返信する

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最後に、私が30年掛けて辿り着いた結論の概要を述べさせていただきます。
【2から3は引けないので、3−2=1という結果に❝−❞の符号を付けて負数というものを定義する】となっています。
この、2から3は引けないという文章に、私は天動説的な人間の傲慢を感じるのです。
自然数の2にしたって、それに対応する具体的な事物である自然が存在しなければ❝+❞する事が出来ない筈です。
現在の数学の基本は自然数が無条件に❝有る❞から始まっています。
時間の流れ的には、ある状態を❝−❞させなければ、+1を考える事は不可能だったはずです。
ご多忙中と思われます根日屋様にこのような一方的な駄コメントを投稿いたします
失礼をお許し下さいませ。
だだちゃ豆

2016/12/31(土) 午後 11:48 [ neu*ral*sm7*6 ] 返信する

だだちゃ豆様

コメントいただき、ありがとうございます。書き込んでいただいたことに1月4日の朝に気づきました。返信が遅くなり申し訳ございません。

だだちゃ豆様からのコメントに対し、私からのコメントも私の個人的な見解の内容となり、また、長文になりそうなので、だだちゃ豆様への返信の形で書かせていただきました。ご了承ください。

今後とも宜しくお願いいたします。まずはコメントへのお礼まで。ありがとうございました。

2017/1/4(水) 午前 5:49 drnebiya 返信する

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