神田のガリレオ

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 2014年が明け、今日は1月7日。春の七草ですね。本年もどうぞ、宜しくお願いいたします。

 昨日からお仕事も始まったという方も多いと思います。がんばりましょう。

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●○ お正月休みのメールのやりとりから
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 お正月休みも熱心にビジネスのことを考えておられる方が多かったようで、メールのやり取りをしながら、私も勉強になりました。今年の近距離無線の中で、何にみなさまの興味があるのかが見えてきました。

 UHF帯のパッシブRFIDも、あいかわらずみなさまの興味の対象になっているように思いました。

 60GHzミリ波通信は、また、今年も市場の期待感があるようです。私は60GHz帯は1980年代から研究(開発)に携わってきましたが、今回はたぶん、4回目の市場の期待という感じがします。過去の3回は市場への期待感が高まるのですが、フェードアウトし、また、期待が高まってはフェードアウトしの繰り返しでしたので、ちょっと私も疲れたという感じがあります。ただ、キャビティ回路が主流だった1980年代に比べますと、C-MOSプロセスによる安価な小型モジュールも発表されてきていますので、今回は期待できるかもしれないですが、やはり周波数的に飛ばない60GHz帯 (60GHz付近は酸素の吸収があるので伝播損失が大きい・・・ただし、飛ばない60GHzだから利用ができるという市場)ですので、ハードウェアの充実に対して、市場の受け入れがあるかどうかが、ビジネスとして今回、成功するかどうかの鍵になると、私は個人的に思っています。

 話題になっている近距離無線というと、IEEE 802.15.4f (アクティブ RFID)と、IEEE 802.15.6 の医療データ通信を主体とした通信です。

・ IEEE 802.15.4f (アクティブ RFID)

 こちらは、IEEE 802.15.4 のMAC層を用い、三つの物理層(PHY)が提案されています。変調方式もシンプルなものが採用されています。

UHF-PHY ・・・ 433MHz帯の変調方式はMSK。伝送レートは、31.25kbps、100kbps、250kbps

UWB-PHY ・・・ ハイバンドUWB帯の3チャンネルが割り当てられており、変調方式はOOKまたはPPMです。伝送レートは、250kbps (OOK)、1Mbps (OOK)、31.25kbps (PPM)

2.4GHz-PHY ・・・ ISMバンドの2.4GHz帯、変調方式はMSKです。伝送レートは、250kbps、1Mbps


・ IEEE 802.15.6

 医療用使用を優先した近距離無線です。UHF-PHY、UWB-PHY、HBC-PHYの三つの物理層が検討され、これらが共通MAC層を用います。

NB-PHY ・・・ 402〜405MHz、420〜450MHz、863〜870MHz、902〜928MHz、950〜956MHz、2.36〜2.40GHz、2.4GHz帯を用いた近距離無線です。変調方式はD-PSK またはGFSKで、伝送レートは、最大970kbps

UWB-PHY ・・・ ローバンドUWB帯の3チャンネル、ハイバンドUWB帯の8チャンネルが割り当てられており、変調方式はOOK、または D-PSKです。伝送レートは、12 Mbps 以上

HBC-PHY ・・・ 人体通信で21MHz で1チャンネル(帯域5.25MHz)を用います。論議されていた32MHz(帯域8MHz)はなくなりました。主にウェアラブルのセンサへの搭載が期待されていますので、400MHz帯の医療関連無線への干渉がないように、21MHzの放射に対して、400MHzでは、−76dB以下のスプリアス特性が要求されています。伝送レートは、最大 1.3 Mbps

 私が人体通信の研究をしていることと、また、昨年の秋くらいから、いくつかの企業様が検討を始めたことから、人体通信へのお問い合わせがお正月休み中も多かったです。IEEE 802.15.6 に準拠したものの検討と、この枠にとらわれない医療目的以外の微弱無線としての検討に市場への期待があるようです。


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●○ 根日屋英之の近々の講演会情報
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 来年の1月は、本来の会社の設計の仕事などが忙しいので講演は、企業様から委託されるセミナーや講演会のみでしたが、2月から一般の方も受講できる講演会や公開セミナーを再開します。

① 横浜みどりクラブ 勉強会 (2014年1月25日)

 アマチュア無線の世界で著書の多い3人(トロイダルコアの定番本を執筆した山村英穂氏、電磁界シミュレータで有名な小暮裕明氏、あと、私)で結成した「BUDの会」で、今年は「マックスウェルと仲良くなろう」という1年の目標をかかげ、各地で電磁気学のマックスウェルの方程式にまつわる講演をします。初回は横浜市の長津田の横浜みどりクラブにて、私が乱入して、数式と物理現象は、一緒に考えるととても簡単なものという話をする予定です。横浜みどりクラブの勉強会ですので、このクラブのメンバーが優先的に参加できますが、席に余裕があれば、メンバー以外の方も参加ができます。

http://home.a02.itscom.net/jh1ymc/Menu13.html


② オムニバス形式の私の講演会 (2014年2月17日)

 私は各地で情報通信に関する講演をする機会が多いですが、あるセミナー企画会社がおもしろい私の講演を企画されました。講演のテーマにより聴きにきてくださる参加者の人数も変わりますが、参加者が多い上位4種類のテーマを、オムニバス形式で1日でお話します。

第1部 数学と物理現象を結びつけると、電子工学や電磁気学が突然、わかるようになる。

第2部 時代に乗り遅れるな!近代のワイヤレス機器の設計手法は、こう変わってきた。

第3部 アンテナ設計をやさしくする。設計を別の視点から考えてみる。

第4部 今、話題の人体通信。実は、みなさんも子供の頃に原理を発見していた。

http://www.science-t.com/st/cont/id/22315

これは有料セミナーですが、このメルマガを読んでいただいた方の割引価格申し込み方法は、以下のWebsite をご参照ください。

http://amplet.com/nebiya/page13.html


③ 人体通信に関する講演 (2014年2月19日)

 医療やヘルスケアへのICT導入への注目が高まっていますが、2014年2月19日に、電子ジャーナル主催の人体通信セミナーが開催されます。私が講師を担当します。

http://www.electronicjournal.co.jp/t_seminar/2105.html

 これも有料セミナーですが、このメルマガを読んでいただいた方の割引価格申し込み方法は、以下のWebsite をご参照ください。

http://amplet.com/20140219.txt

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 4月、5月はとても大きな会場での私の講演がいくつか企画されています。主催者のホームページに公開されましたら、このメルマガでもご案内申し上げます。

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