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A君はバイクが大好き、ニュージーランドにもツーリングの旅にやってきました。 そんな彼が、地元の仲間とツーリングにいった時の不思議なお話をしてくれました。 当時、バイクを買ったばかりの彼は友人と3人でツーリンぐに出かけ、 家に帰るのが深夜になってしまったそうです、帰り道に事故が多いと言われている とある場所にさしかかったとき、スピードも出していないのに吸い込まれるように スリップしてしまったそうです、雨も降ってはいませんでした。 『マジかよぉ〜、超ショック!』と一人ごちるも 前方を走る友人2人は気づかずにどんどん先に行ってしまいます。 『お〜い、待ってくれよ〜』とバイクを立て直し、エンジンをかけます。 キシキシッキシッン…ブォンブロロロロローーー なんとかエンジンもかかり、バイクに無理をさせない程度に走りだしました。 前方の2つのテールランプを、なんとか追ってゆきます、 すると道が2手に別れました、いつもの帰り道ではない、もう一つの 山中に入っていく道に友人の2つのテールランプが左折しました… 『あれ…おっかしいな〜、どこいくんだ?』 A君は不思議に思いましたが、友人がふざけているんだと思い、ついて行く事にしました。 道は山道です、進むに連れて『けもの道』のようになりました、しかし2つのテールランプは 先へ先へと進んで行きます…『お〜い、どこいくんだよ〜』と叫んでも彼らは先へと進みます。 やがて道が少し開けた場所にさしかかりました…そこは… 忘れ去られたような、霧のたちこめる墓地… 木々の間を蔓やらが垂れ下がり、その墓地をいっそう不気味にしていたのは、 「カラカラ」と鳴る鳴子が、墓地中の木々からブランブラン 下がっていた事でした。 「友達2人は?」と聞くチビにA君は、 「俺、そこで気がついんたんだよね…やべぇ、ヤツラ、友達じゃねぇって…」 いっそいで引き返したA君は、友人が気になったものの、夜も遅く、その頃は 携帯も普及していなかったので、朝に電話をすることにして、頭から布団をかぶって 眠ってしまったそうです。 翌朝、友人2人に電話すると、彼らは何事もなかったらしく、彼の話をまったく 信じなかったそうです。そこで2人を現場に連れていく事にしたそうです、 昼間に例の分かれ道にさしかかると… そこに道はなく、道のあったはずの場所に 花が手向けられていたそうです…。 A君はぼそりと言いました。 『俺、あの先に行ってたら、戻ってこれなかったんじゃないかって思うんだよね…』 A君曰く、あの場所は異次元のような所だったんじゃないかって、 そこに迷い込んだ人は、神隠しにあったように、戻ってこれない人も いるんじゃないかと…。 |

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